『マッドサイエンティストの手帳』538

●マッドサイエンティスト日記(2012年9月後半)


主な事件
 ・大阪←→播州龍野いたりきたり
 ・川嶋哲郎カルテット(20日)
 ・和泉葛城山へ行く(22日)
 ・谷口・鈴木・2clライブ(28日)


9月16日(日) 多治見→大阪/高僧の夜
 空が白々と明けてから目覚めた。
 あ、一人称視点からいったら、この記述は正確ではない。
 目覚めたら空は白々と明けていた。
 多治見のオースタットにて朝食。
 JRを乗り継いで昼過ぎに帰阪。
 専属料理人は「敬老会」の世話とかで不在。
 夕刻、景品?のカステラか何かを持ち帰る。
 聞けば、おれも「敬老会」に招待される立場であったとか。そういえば、先月何かの調査があって、おれは拒否したはず。
 敬老会というのがどうだったかを聞くに、政治家・役人その他の挨拶延々、金婚表彰、民謡の舞台、青少年のブラバンなど……「お年寄りはこんなの喜ぶでしょ」的な企画であったらしい。
 こんなのに強制的に連れて行かれるならさっさとあの世へ行く方がましだな。
 65歳以上が対象らしいが、67歳の森山御大が、今日も品川で叩いてるんだぜ。
 敬老の日なんてのは廃止すべきだ(年に1日しか敬わないのはけしからんではないか)。
 と、怒りふつふつだが、夜、専属料理人が並べてくれた小鉢でビール飲んでたら、気分は静まる。
 あと、昨日、可児市で、心優しきテリー夫人からいただいたカントリーママのチーズパンでワインをチビチビ。
 なぜかモンク師匠が聴きたくなり、ヴォーグのソロなど。
 「煙が目にしみる」……たまらんなあ。ちょっと涙が出てくる。
 ただ、おれは老いることが悲しいのではない、想像力が衰弱していくことが寂しいのである。

9月17日(月) 穴蔵
 終日穴蔵。
 本を読んで過ごす。
 台風の影響か南風が強く、雲の移動が急である。

9月18日(火) 穴蔵
 未明から雨。
 近畿のあちこちに大雨警報や注意報が出る。
 播州龍野行きのつもりだったが延期する。
 テレビで天気予報など見ていたら、おや懐かしい、島田大アナウンサーが出ている。
 
 たまたま昨年見て、「マルトミのターさん」そっくりなのでファンになったのである。このいかがわしさがたまらない。
 「おはよう朝日です」の司会をやってはるのか。できるだけ見るからね。
 終日、本を読んで過ごす。
 『飛田で生きる』を読んだが、期待はずれであった。

9月19日(水) 大阪←→播州龍野
 晴である。
 早朝の電車で播州龍野へ移動する。
 朝の書斎室温は26℃で、(おれの体感では)そろそろ冬の訪れを感じさせる。
 これからの1月が仕事するには快適なのだが、本日はそうもいかず。
 つまらん雑事を慌ただしく処理。
 2週間こないうちに、雑草の繁殖が凄まじい。
 
 畑地には一面のツユクサ。
 近所から苦情がくるかもれれないが、電動草刈り機の使用は次回とする。
 午後の姫新線で姫路へ行き、あれやこれや。
 夕刻帰阪。
 昼飯が午後2時頃に薩摩庵の親子丼だったので、夜はごく軽く。
 専属料理人にいちばんシンプルなパスタを作ってもらい、ワイン少しばかり。
 早寝するのである。
※週刊新潮を5分ほど立ち読みしたが、先週号の「73歳『松下忠洋』痴情果てなき電話と閨房」の続報がまったくないのはどういうことだ。大臣が時任玲子という老婆に脅されて自殺(としか思えない)という大事件なのによ。遺族への配慮というならおかしな話だ。それなら謝罪すべきだし、記事と自殺の因果関係がないなら、それを報じるべきだ。このままだと恐喝犯が野放しということにならないか。

9月20日(木) 穴蔵/川嶋哲郎カルテット
 定刻午前4時に起床。
 7時前に「おはよう朝日です」を見るに、おや、おれの大好きな島田大アナは出ていない。
 話の内容から、どうやらいつもの司会者が今週は「夏休み」で、島田アナはトラ、それも昨日までだったらしい。
 島田大が出てなければ、騒がしいだけのアホ番組なので、切る。大ちゃんのレギュラー番組はないのか。テレビ通販の司会させれば抜群だと思うがなあ。
 終日穴蔵。
 仕事はあまり進まないのであった。
 夜、専属料理人とロイヤルホースへ行く。
 と、入り口で、ちょっと先に「極道」風の人物が入っていく。
 怖いからちょっと待ってから入ろうということになる。が、あれ、ひょっとして……と、よく見たら東原力哉であった。
 15年ぶりだから見間違うはずだ。(前に聴いたのは野獣王国のライブ)
 本日は川嶋哲郎カルテット。
 川嶋哲郎(ts)竹下清志(p)時安吉宏(b)…featuring 東原力哉(ds)
 「I Remenber April」(と思ったけど、ちがうかな)から始まって、MCはほとんどなし。スタンダード中心に吹き続け。
 力哉の音はこれまたすごいねえ。「野獣」のまま。
 19時40分に始まって2ステージ。22時過ぎに終演。
 帰るとき、力哉さんに記念撮影お願いする。
  *
 ↑ボケてるけど、おれのアタマ同様。
 本日、ちょっと飲み過ぎ。
 専属料理人に手を取ってもらって歩いて帰館。

9月21日(金) 穴蔵
 わ、目覚めれば午前6時である。
 よく寝た。
 終日穴蔵。
 あまり生産的な仕事はできぬまま1日が終わる。嗚呼。
 一杯飲んで早寝。
 明日は「師匠」ゆかりの地を探訪の予定である。

9月22日(土) 和泉葛城山へ行く
 秋分の日である。
 朝9時過ぎに出て、地下鉄で難波へ。
 デザイナーの塩田さんと合流、南海で貝塚へ向かう。
 貝塚の某所でとべくまさん(大熊さんともいう)のクルマにピックアップしていただく。
 目指すは「和泉葛城山麓」である。
 なぜこんなことになったか。
 7月のサイケイ・ブリーゼでの小松左京と出会う会のプログラムに、小松左京師匠のゆかりの地を10ヶ所ほど写真入りで紹介した。
 そのひとつ、名作『果しなき流れの果に』で佐世子が野々村を待ち続ける「葛城山麓の家」を「おそらく富田林から河南町あたり」と紹介している。文章はおれが書き、写真は塩田さんが5時間ほど歩いて撮った1枚。
 これが間違いであった。
 指摘してくれたのは大熊さんで、この記事である。
 要するに、葛城山としか書かれてないが、「大和葛城山」ではなく「和泉葛城山」なのである。
 おれと同じ思いこみの人は多いはずである。
 そこで、塩田さんと再チャレンジすることにしたら、ありがたくも、大熊さんがクルマで案内してくれることになったのである。
 ということで、貝塚から原作どおりに、番匠谷教授や野々村がランクルで走った道をたどり、葛城山に分け入る。
 古墳(砂時計)発掘地点を過ぎて、さらに頂上まで。今はクルマで行けるのである。
  *
 ↑葛城山の3人男。犬は勘定にいれません。
 葛城神社にお参りし、また山麓の調査。
 色々と面白い発見があり、色々と議論の末、おれの最終判断で、佐世子が野々村を待ち続けた鴫野家は「ここにあった」と決める。
  *
 和泉葛城山の山並が南に見え、高速道路が横切るが、昔ながらの田畑が残っている。佐世子の勤務先や墓も含めて、ほとんど原作どおりである。
 ここはどこか。
 詳しくは小松左京マガジンの次号に塩田さんの写真とともに掲載予定である。
 垂直に800メートル、水平に50キロ以上を移動、ちょっと疲れたね。
 大熊さんは駅前の駐車場に明日までクルマをあずけ、3人で貝塚駅前の居酒屋で生ビール。
 たまらんなあ。
 さあ、明日から、本日のルポも含めて、少しはがんばるのである。

9月23日(日) 穴蔵
 浅田飴だ。室温28℃で涼しい。
 終日穴蔵。
 少しは仕事もするのであった。
 雨は朝だけ。夕刻に近い午後、梅田を1時間ほど散歩。
 週刊ダイヤモンドを買ってくる。「カメラ劇変!」で、デジカメ業界の情勢を特集している。
 高級デジタル1眼/ミラーレス/コンデジ/スマホがそれぞれ隣接カテゴリーを(下から上へ)侵食していて、特にスマホ(サムスンとアップル)がコンデジ(日本メーカー)を食いつぶすのは確実のような。
 おれは日常のスナップ以外に、たまには凝った写真も撮りたいので、スマホ(持ってないけど)をメインにすることはないだろう。さりとてデジ1は重くて無理。来年あたりにミラーレスに移行かなと思っているが、どうやらそうなりそうな。
 『さようなら、僕らのソニー』を読んで、おれはデジカメ以外にはSONY製品とはもう縁がないだろうなと思っていた。そして、SONYのデジカメは実質的にはコニカミノルタだからだと思っていた。(コニカもミノルタもフィルム時代から好きであった)
 なんとSONYは撮像素子(CMOS)で圧倒的なシェアを持っていたのだ。
 ミラーレスはセンサー事業とコニカミノルタのシナジーによる製品だったのだ。
 ちょっとSONYを見直した。(同時に、レンズの品揃えが弱いこともよくわかった)
 ま、コンデジ(現在はリコーCX4を使用)を買い換えるとしても、来春以降だけどね。

9月24日(月) 穴蔵
 朝のニュース。大相撲で日馬富士が優勝、横綱昇進が確実という。
 それはいいが、神聖な土俵に「うそつきどじょう」野田佳彦が出てきて「鳥肌が立つような相撲を見た」とはなにごとだ。麻生太郎どころではないぜ。それとも次の選挙で落選するのに怯えたということか。どじょうなら出てきて「こんにちは」とだけいっとけばいいんだよ。
 終日穴蔵。
 「和泉市」について気になることがあって調べていたら半日以上かかってしまった。
 調べたいこととは別に、「和泉市議会に覆面レスラー登場」というニュースを知る。
 覆面レスラー、スペル・デルフィンこと脇田洋人(45歳)が和泉市の市会議員になって、覆面姿で議場に現れたという。議会はこれを容認。
 サスケにつづいて2人目か。サスケの場合も「カツラ」扱いで容認されたはず。覆面についての見解はこちらに書いているけど、暴力事件だけは起こすなよ。
 取的は引退すればマゲを切る。レスラーも引退したら覆面は外すべきと思うけどね。
 夜にジャズ系の訃報。
 トラディショナル〜スイング系を流しつつビール、焼酎ロック。これも供養である。

9月25日(火) 穴蔵
 昨日の訃報……神戸新聞などが伝えているが、末廣光夫さんが亡くなられた。
 全日本ディキシーランド・ジャズ・フェスティバルや神戸ジャズストリートのプロデューサーとして知られるが、おれにとっては、ジャズへの導師である。
 なんといっても半世紀以上前の神戸放送「電話リクエスト」……ふだん音楽を聴く音源がラジオしかない時代にあって、ジャズが聴けるほとんど唯一の番組が「電リク」であった。このプロデューサーが20代の末廣さんだった。
 ポピュラー・ミュージックがメインだが、末廣さんの趣味もあってジャズは結構かかった。夏場は「アイスクリーム」が定番だったが、律儀に、ジョージ・ルイスとクリス・バーバーを交互にかけてくれた。おれのジャズ好きはここから始まったのである。
 ODJC関係のコンサートでお目にかかることがあり、おれのクラ好きを覚えていただいていて「おい、今度神戸へくるエヴァン・クリストファーはいいぞ」などとよく声をかけてもらった。
 トラディショナル・ジャズが関西で盛んなのは末廣さんの力によるところが大きい。
 今年の神戸JSは予定通り開催されるが、パレードの先頭に末廣さんがいないのは寂しい限りだ。
 終日穴蔵。
 腰痛が再発。ギックリ腰ではないが、長時間机に向かっていて立ち上がろうとするとつらい。
 米朝師匠が高座を降りる時のような姿勢になってしまう。
 夕刻、散歩に出る。
 本日は西コース。
 富島神社〜中津高架下を抜けて西へ。
 ここに、呼び名は色々あるが、その手のホテルが1軒ある。
 確か「ROSE」だったはずが、半年ほど前に「リレーション」という名に変わっているのに気づいた。
  
 看板には「ご安置ホテル」と表記されている。
 つまり、ホトケさま専用ホテルなのである。通夜もできるのかな。
 見学させてほしいが、入りにくいなあ。
 まあ、おれは泊まりたくない。病院から焼き場へ直行で結構……あ、その待ち時間の一時預かりなのか。
 設備や稼働率など知りたいところだ。
 帰路は淀川堤を歩く。
 
 ほぼ秋分の日の日没を定点(河口から8キロ)撮影。
 冬は近い。

9月26日(水) 穴蔵
 腰痛ひどし。湿布を貼るとちょっとましになるが。
 1時間以上は机に向えない。1時間ほど机、30分ほどごろ寝の繰り返しとなる。
 集中して何かやれるわけではなし、本日は本を読んだりDVDを見たりとする。
「Grounded」
 ある惑星に不時着した宇宙飛行士が自分の死体を発見する。
 この設定については「月に囚われた男」の関連で書いたけど、SFとしては、やっぱりおれのアイデアの方がいいと思う(作品の質は別。おれのはともかく未熟)。
 「Grounded」も、(砂漠の惑星の映像はいいが)いまひとつよくわからない。「自分の死体との遭遇」は「未来の自分との遭遇」であって、時間SFでなければおかしいではないか。
 おれも自作をリメイクすべきかなあ。
・午後、自民党総裁選の中継を断続的に見る。
 感想は差し控えるが、安倍くん、肛門の括約筋は鍛えないといかんぜよ。
・さかもとけんいち『夫婦の青空』を読む。感想は後日。
・橋本喬木『異常事態発生』を読む。感想は後日。
・DVDで『恐喝こそわが人生』を見る。深作欣二の比較的初期の作品。若き日のジョー山中や室田日出男がいい。

9月27日(木) 穴蔵/天王寺
 腰痛はだいぶましになった。
 しかし、1時間以上のデスクワークはつらい。
 何かストレッチをやらねばならぬなあ。
 歩くのは平気なので、昼前に出かける。
 日本橋の部品屋に寄り、新世界を抜けて、天王寺へ。
 先日来たときは雨だったが、本日は快晴。
 完成間近の最高層ビル「ハルカス」を眺める。
  *
 上町台地の裾にあるから、より低いカマガサキあたりから見る方が威圧感がありそうだ。
 キューズタウンうろうろ。
 先日読んだ「飛田で生きる」に、阿倍野交差点近くのタワーマンションから飛田新地が一望できるので、住民運動に発展しかねないとの危惧が述べられている。そのマンションを見学に行こうかなと思ったが、もっと飛田に近い坂道(以前ジャズ喫茶「マントヒヒ」があったあたり)に高層マンション建築中である。これこそ飛田新地が眼下に見えるのではないか。
 見学に行くか迷うが、疲れたので後日にする。
 ということで、昼はルシアス地下(にだいぶ前に移転した)うなぎの「かど家」でかど家定食。
 
 「秋味」も一杯いただく。
 まっすぐ帰館。
 穴蔵にて2時間ほど昼寝。
 腰痛だから、たまにはこんなパターンもいいではないか。

9月28日(金) 穴蔵/谷口・鈴木・2clライブ
 ほとんど机に向かわぬまま、ごろ寝して本を読んだり昼寝していたら、睡眠時間がおかしくなった。
 明け方まで眠り断続的。
 腰痛はましになってきたが、本日も怠惰な1日となる。嗚呼。
 夕刻、専属料理人と歩いて梅田・ロイヤルホースへ。
 北村英治さんのトラで谷口英治さんと鈴木孝紀さんによる2clセッションである。
 
 谷口英治(cl) 鈴木孝紀(cl 近秀樹(p) 三原脩(b) 石川潤二(ds)
 19時〜3ステージ。
 「ティス・オータム」「セプテンバー・ソング」など秋の曲から、「鈴懸の径」「小さな花」「メモリーズ・オブ・ユー」などクラの代表曲、さらにはマリガンやホレス・シルバーのまで多彩。
 北村さんはすでに退院、年内復帰は確実なようである。
 23時前に終演、歩いて帰館。
 明日もさぼるつもりである。

9月29日(土) 穴蔵
 わ、目覚めれば午前7時。
 腰痛はほとんどなくなったが、大事をとって、本日も机には向かわないことなする。
 土日は怠惰に過ごしてもいいであろう。
 各方面には前もってお詫び申し上げます。
 読んだり、仮眠したり、CDを聴いてたら夕方になる。
 夕刻から雨になった。
 台風が九州接近、明日は近畿らしい。
 夜は専属料理人が枝豆、キズシ、シャケムニエル、ポテサラ・トマト・レタスなど並べてくれたので、ビール、「五代」水割り。
 
 キズシは久しぶりだが、本日、酢の効きが弱いような。
 宮崎の「ライフタイム」へ行ってみたくなるなあ。

9月30日(日) 穴蔵
 いかん。生活のサイクルがおかしくなってきた。
 午前4時まで眠れず。2時間ほどウトウト。
 昼寝が多くなると昼夜逆転しそうなので、本日は無理しても起きていることにする。
 台風17号接近というが、曇天で静かな朝。
 衝撃のニュース。
 同志社女子大職員が刺殺された事件で、「同僚」の天野祐一容疑者(59歳!)が昨夜逮捕されたが、女性職員に対するストーカー行為を注意されての犯行らしい。これじゃ殺された職員は浮かばれまい。59歳のストーカーというのも不思議だが、この天野祐一、経歴を見るに、文部省からの天下りとしか思えない。
 詳報が知りたくて、朝からテレビのニュース・サーフィン。
 台風17号と日本触媒(姫路)の爆発事故ばかりで、天野祐一についてはまったく報じられない。
 警察もお役所だから、土日はゆっくり休んで、取り調べは月曜からなんだろうか。
 終日穴蔵。
 昼前から雨。
 アタマを使う仕事はできず、本を読むと眠くなるので、読書もできず。
 午後、雨が強くなったので、ベランダの掃除をする。死体は戦場に遺棄せよ方式である。ちょっとちがうか。古畳は出水川に遺棄せよ(台風で増水した川に畳を棄てた私大の学長というのがいたのよ/「上流で家が流されたらしい」と騒ぎになったとか)……これもちがうか。
 MD音源のCD化を3枚。
 夜は専属料理人に、枝豆、厚揚げと大根のタイタンの妖女、色々サラダなど並べてもらってビール、ミニカレーでグラスワイン。
 夜、大阪は雨もやみ、静かになった。
 結局、天野祐一に関するテレビニュースは何もなかった。
 かわりに「田中真紀子が文科省大臣に?!」の仰天ニュース。
 何の期待もできないが、役人を「あんたらストーカーなんだからね!」といじめまくってほしい。天野祐一天下りへのせめてもの報復である。


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