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10月7日(火) 穴蔵
晴。終日穴蔵。終活のひとつに集中する……つもりだったが。
本の整理、これは10冊も進まず。いつものことなり。
午後、市営廃墟に消防車と隊員20名くらいが到着。
隊長殿が「これから消防訓練を行います」とこちら?にアナウンスする。
南側棟の一室を火事場に見立てて訓練開始。
*
ホースも3本引き、どういう装置を使うのか、窓から煙が噴出し、ガスマスクの隊員数人が突入していく。
部屋からは派手な音が響いてくる。中が見えないのが残念だが。
ぶっ壊していい建物だからリアルな訓練ができるのだろうな。
8月の道頓堀火災で隊員2名が死亡したのを受けての訓練なのかも。
ハシゴを掛け、ロープをたらし、放水もあり、なかなか面白い。
ノラたちは怯えてどこかに逃げているのであろう。姿見せず。
また頻繁に……できれば恒久的な訓練施設として使用してほしいものだ。
・夜はBSで『口笛が流れる港町』を見る。渡り鳥シリーズの第2作。アキラは冒頭からギターを背負って馬で現れ、荒れ地で黒づくめのジョーと対決する。流れ者と殺し屋。ルリ子は寂れた牧場の娘。ついでに「港町」といいながら海も港も出てこない無国籍ぶり。白木マリの踊り子など、その後のパターンが出揃っていて、実質シリーズ第1作といえる。60年ぶりだが、覚えていたのは冒頭シーンだけだった。
10月6日(月) 穴蔵
晴れた秋日、終日穴蔵にこもり、色々ある終活のひとつに集中する。
集合住宅がらみ。
この30年ほど、理事会とは別に、管理規約の担当を務めてきたのだが、痴呆症が進行してきたので退任させてもらうことになり、過去の資料整理である。
主な仕事は数年に1度改訂する管理規約(冊子)の版下作りだが、続けているうちに、規約外のややこしい問題の相談も受けて、管理規約には入らない「内規」の方が増えてきた。
小は集合住宅内の慶弔事項から、大は認知症の独居住人問題とか、隣接する市営住宅のブロック塀問題とか。
数年前に民泊禁止を明記したのは功績であろう。
夜、理事会にゲスト出席。事情を説明して了承される。ただ、後任はいそうにない。
次の改訂版の版下作成まで担当して、関連資料とともに引渡して終了。データ(事例集)の活用は理事会で検討していくということで落ち着いた。
・遅めの晩酌。
おっ、1ヶ月ぶりに揚げ物が並んだ。
*
専任料理人の左手火傷は天ぷら油が原因であった。まだ包帯はとれず。
大丈夫かと聞くと、怖いけど、たまにはフライも食べたいから……ということらしい。
こちらは串カツ屋が恋しくなっていたところ。ありがたくいただく。
・と、長男からメール。田園都市線が事故で運休。渋谷から横浜に帰るのに、日吉から地下鉄グリーンラインに乗り換え、最後は某駅から2.5キロを歩くコースを選んだという。
ところが、似たことを考える横浜市民は多く、日吉駅が大混雑で、乗れるかどうかもわからない、と写真入りで中継メール。
がんばってくれよ、と画像を楽しみつつ、こちらは気楽にビールを飲む。
いかんなあ。
10月5日(日) 穴蔵
曇時々雨の予報だったが、終日曇。肌寒い1日であった。
終日穴蔵。
終活をやらねばならぬが、気乗りせず。
播州龍野関係が2年ほどかかるとなると、すべて2年先でいい気がしてくる。
むしろ2年間の財政を見直さねばならぬ。
ボケーッとしていてはいかんのだが、ボケ状態で、たちまち夕刻。
夜は鶏のトマト煮などが並ぶ。昨日のランチよりだいぶ豪華な。
*
専任料理人の特別な日なのであった。後期高齢者まではまだ数年あるが。
ありがたくビール、久しぶりにワイン。
10月4日(土) 同窓ランチ会
朝だ雨である。肌寒し。10時頃にはやんだような。
昼前に出て、阪急で越境、三宮へ。
イタリアンの店に中高時代の同級生10人ほど集まってランチ。
数年前に、公式的には最後の同窓会があったが、コロナその他の事情で行けなかった。
その後、姫路〜神戸〜大阪あたりに住むメンバーに適当に声をかけて、時々集まっているらしい。
数十年ぶりに会うメンバーも数人。
久しぶりに一献……と思ったら、本当にランチ会で、ピザやパスタが並ぶが、ワインはなし。
(飲めるものだけ)ビール1グラスというつつましいもの。
全員80を過ぎているし、昼間だし、幹事が健康志向・安全運転だから、まあよろしかろう。
近所で「三宮と元町が境界をめぐって綱引き大会」をやっているという。へえ。
誰かがスマホで見て「元町が勝った」と報告。
ガヤガヤとあれやこれや。
誰それの娘が酒心館に嫁いでいて、次回はそこでといつた話も出たから期待できる。
と、今度は「自民党の総裁選」をやっているという。
誰かかスマホで見て、高市と小泉の決選投票になったという。ほう。
高市が新総裁らしい……という報告あたりでオヒラキとなる。
ランチ中に、似たようなレベルの闘いが始まって終わっていた。
「コップ一杯の戦争」を思い出すなあ。
10月3日(金) 穴蔵
曇。肌寒し。動くのが面倒な季節になるなあ。コタツに潜りこむには早いが。
終活がらみで色々やらねばならんのだが、面倒になる。
終日穴蔵。結局ボケ状態で過ごす。
・夕刻に珍妙なニュース。
河村たかしが百田尚樹を告訴?!
百田が河村に「俺が殴ったら死ぬぞ」と脅迫、ペットボトルを投げつけたと、告訴状を東京地検に提出したという。
日本保守党の内紛? 百田が攻撃をしかけたらし。さすが「みじめアタッカー」だけのことはある。
10月2日(木) 穴蔵
東北は大雨らしいが、こちらは秋日和。
穴蔵にこもって昨日の事後処理、各方面への連絡など。
雑用が多いのはボケの進行をとめるには有効……と思うしかない。
午後、少し運動。ジュンク堂経由して食品スーパーへ。液体系重量物の運搬手伝い。
おや、「串樽」のあとに「食堂ニューベイブ」がオープンした。
*
串樽は「先代」が元気な時は隠れた名店だったが、じりじり衰退。限界だったのだろう。
ニューベイブはどうなのか。近所(豊崎南公園前)のトンカツ屋の姉妹店らしいが、カウンターの居酒屋?
トンテキ・豚串が売り物のようだが、職人仕事の店ではなさそうな。
どうなることやら。しばらく様子見。
週刊文春がスクープ2本。
・小泉進次郎側近が高市派の党員826人を勝手に離党させていた!
・前橋市長・小川晶(42)の乱倫すぎる私生活を「奥さま探偵団」が暴いた!
この2記事に対して、
小泉は即刻文春に抗議。
小川は「乱倫すぎる」に抗議もせず。
本日市議会で非公開の説明会。会見はなし。辞任表明もなし。
ラブホ密会の相手は「年上の秘書課長」という。秘書課長といえば最も近い距離にいる相談相手。なぜわざわざ「密会」の必要があったのか??
伊東市とともに、とうぶん楽しめそうな。
10月1日(水) 大阪←→播州龍野
目覚めれは10月であった。10月1日では遅すぎるのであった……と毎年同じことを書いている気がする。
わたくしはOctober CountryよりもOctober the First Is Too Lateを評価するものだが、『伊藤典夫評論集成』(SFスキャナー)を読んだ今年は特にその思いが強い。
さらに、わたくしがSFを読み出した初期、大きな影響を受けた科学者はガモフ(『不思議の国のトムキンス』)とホイル(『暗黒星雲』)で、その後、ガモフ(ビッグバン)は認められホイル(定常宇宙論)は否定されたが、『10月1日では遅すぎる』は、定常宇宙論が否定された後(むしろ否定されたからこそ)、さらに凄みを増している、と、わたくしは思う。SFの本質は「IFの文学」であり、定常宇宙論が正しいかどうかは関係かったのである。
……などと考えながら、早朝の電車で播州龍野へ移動する。
忙しい日である。
午前、某社で某行政書士氏を入れて負の遺産についての相談。地籍を調査してもらった結果、問題は想像以上に大きく、解決には1年から最長2年ほどかかるという。あるピンポイントが確定していないだけで、影響は相当広い範囲に及んでいるのである。
ともかくあと2年は生きねばならぬ。
午後は実家の改造問題。某社に来てもらって打合せ。「あと2年」かかるなら、やはりこちらも居住可能にしておかねばならぬ。
打合せ後、しばらく座敷で休憩。雑草に覆われた庭を眺める。
市から「空き家対策の助言」が届くはずだ。
*
しかし、ここに机を置いて文豪気分で過ごすのも悪くない。
思わぬかたちで「二地域居住」が実現する可能性がでてきた。
……そうか、ホイルの名作は「多地域居住SF」でもあるのだ。
こちらも、あと2年間、ピンポイントが広域に拡大する二地域居住SFに挑んでみるか……と思いつくが、10月1日では遅すぎる気もする。
夕刻の電車で帰阪。ともかく疲れた。
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