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9月24日(日) 穴蔵
 日曜なのであった。秋晴れ。お出かけ日和とかいっているが、人出が多いだろうから穴蔵にて過ごす。
 運動不足なので、散歩は茶屋町のジュンクドー往復のみ。
 『ルビンの壺が割れた』が売れ筋らしく、色々ポップを並べて目立つように置いてある。
 そのひとつに「1時間だけお時間ください」とあり、手にとってみると薄い本で、30分足らずで読めた。
 「メタバレ厳禁」とあるから内容については書かないけど、タイトルから、表面の物語の裏に別の物語が隠れている、あるいはブラウンの「振り向くな」のようなメタフィクション的趣向があるものと思ってたら、普通の(ちょっと後味の悪い)小説であった。覆面作家というが、作者は男性と思う。
 立ち読みは新潮社に申し訳ないので川本三郎『「男はつらいよ」を旅する』(新潮選書)を買って帰る。
 これは立ち読みではなく、就眠前に拾い読みする映画論的紀行本。
 晩酌後、「寅次郎夕焼け小焼け」の章を読む。
 さすが町歩きの達人、播州龍野(わざわざ「たつの」でなく「龍野」と表記してあるのが嬉しい。理由はおれの所感と同じね)が3ページほどに見事に描写されている。
 ……ということで、明朝から播州龍野行きである。

9月23日(土) シンギュラリティサロン
 秋分の日である。
 午後、徒歩10分のグラフロ、ナレッジキャピタルへ。
 シンギュラリティサロン
 本日は前野隆司慶大教授による「受動意識仮説と幸せ」
 受動意識仮説については12年前に兄との間で話題になった。以来、注目していて、一度ご本人の話を聞いてみたかったのである。
  *
 前野先生の語り口はたいへんソフトで、その訳は、「意識は、現象的には幻想、機能的には無意識の決めた結果に追従」していて、これはブッダの「無我(私はない)と非我(私ではない)」に重なるからであり、前野先生はブッダの境地にあるかららしい。今、研究のテーマは「幸福学」にシフトしているとか。
 意識を持たないロボットはすでに完成しているわけだが、前野先生の説では、知・情・意を(プログラムとして)持っているから、人間同様の意識を備えていると解釈できる。この辺がロボット学者と意見が異なるところらしい。アンドロイドは電気羊(無意識)の夢を見るのか。おれには、まだロボット内に(人間レベルの)無意識の生成されているとは思えないのだが……幸福学のさわりまで含めて、きわめて刺激的な講演であった。

9月22日(金) 穴蔵
 珍しくも天気予報どおり、曇天、昼前から雨になる。
 出歩く気分にならず、終日穴蔵、ボケーーーーッとタドコロ状態で過ごす。
 たちまち夕刻。
 専属料理人に和系を色々並べてもらう。
 翁豆腐の木綿が本日から湯豆腐になった。秋である。
  *
 すり下ろした生姜を載せ「龍野乃刻」をたらしていただく。
 昨日買い求めてきた呉春を少しばかり。
 早寝するのである。

9月21日(木) 穴蔵/ウロウロ
 定刻午前4時に目覚める。やっと普通の生活パターンに戻った。
 秋晴れである。
 某SFコンの案内をいただいた。うーん。迷うところだ。
 ニューオリンズの姉妹都市をぶらぶらしたいし、紅葉の足立美術館へも行きたい。専属料理人と2名で近所に宿泊、イベントに参加するという方式がいいのだが、年に一度の某院での某検査とほとんど重なっている。直前の遠距離移動はやめた方がよさそうな。
 4年前にややこしいことがあったものだから、おれは専属料理人から「ひとり外泊」禁止を申し渡されている。
 心臓発作によるわが死体にすがりついて泣き崩れ、その横でしどけない姿の女が天井を見てふてくされている……そんな場面を経験したくないからであろう。
 この4年、ごく正常なのだがなあ。
 天気がいいので、午後散歩。
 茶屋町(ジュンクドー)経由、中崎町うろうろ。
  *
 狭い路地の奥に延命地蔵と白龍大神が並んでいる。
 延命はいいが無様な死に方をしませんようにと祈願して通過する。
 旧タカセ市場で玉箒一本購い帰館。
 たちまち夕刻となる。
 専属料理人がグラタンなど洋風を並べたので本日は「和」の出番なし。
 これはこれで結構な。
 早寝するのである。

9月20日(水) 穴蔵
 薄曇りにして涼。終日穴蔵。
 朝、コンビニで週刊新潮を買ってくる。豊田真由子追撃、短いが18日夕刻の「会見」批判が掲載されているのはさすが。
 立ち読み3分の記事だが、ここは新潮の追撃姿勢に敬意を表して、ちゃんと購入。
 ただ、他に面白い記事はなく、唯一「不定期連載」という矢作俊彦のコラム『豚は太るか死ぬしかない』が抜群に面白い。
 矢作コラム掲載号は購入することにする。
 外出はジュンクドー往復のみ。
 公園の公衆便所の横でヨレヨレのおっさんがハトに餌をやってはった。
  *
 豊田真由子、このおっさんを見習って余生を過ごしたまえ。
 ということで晩酌。
 夜はBSでイーストウッド『目撃』を見る。
 20年前だと、かなり興奮したかも。大統領の殺人で、トランプならやりかねないリアリテイがある。


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