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堀 晃 遺作展 開催中
 今年1月に亡くなられた堀晃さんの遺作展――とぎれた言葉――が下関大丸の美術画廊で開催中です。
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 お近くの方……というか、山陽〜北九州方面の方、ぜひご覧下さい。
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9月14日(土) 創サポ講座
 午後、地下鉄で天満橋。谷四のボランティア協会会議室へ。
 創サポの夏の創作講座「やさしい小説の書き方」の第3回。
 最終回の本日は提出作品13篇について、蓮見恭子さんと行う。
 前2回の講義内容にしたがって、日常側(蓮見)と非現実側(堀)から交互にコメントする方式で進める。
 作風多彩(半分以上が広義のSF)で、限られた時間内だから、ちょっと駆け足気味になったが、蓮見さんの指摘が的確で、こちらも楽しませてもらった。

 それはそうと、ここ数ヶ月、本のことを書いてない。
 面白い作品を色々読んでるので、これからつづけて書いていくことにしよう。
 急いで書くのは次の作品。

蓮見恭子『MGC マラソンサバイバル』(光文社)
 いよいよ明日に迫ったMGC……マラソン・グランド・チャンピオンシップ。東京オリンピックの代表を一発勝負で決めようというマラソン大会、その女子マラソンを描く「史上初」の女子MGC小説である。
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 もっと早く紹介すべきだったなあ。初めて行われるMGC、走る小説家蓮見恭子さんが、実際にそのコースを走って(実際に車道を走るのは無理だったろうけど)、そこを走るランナーを臨場感あふれる文体で描写している。
 出場するのは「現実」のランナーとは異なる。ハーフマラソンの記録保持者、日本最高記録を持つがメンタル面で不安を抱える選手、子持ちで夫がコーチを務めるランナー、アフリカ系米国人を父に持つ選手、暑さに滅法強い選手……
 主に5人のランナーが描かれ、スタートから始まって、序盤の集団、中盤の先頭集団の形成、そこから抜け出す駆け引き、体調の読みあい、それぞれの「作戦」が錯綜する。
 とくに面白いのが、同チームで、メンタル面で弱い選手のためにペースメーカーとして使い捨てられる(かもしれない)選手である。コーチとの関係、レースの流れ、さまざまな要素がからみあって、ともかく手に汗握る展開となる。
 ともかく、レースの時間と小説内時間がほぼ同時進行する構成がいい。「小説も時間芸術である」と実感させる。
 女子マラソン(に限らんだろうが)がこんなに複雑なものだと初めて知った。
 明日の現実のレースも面白そうだが、面白そうと思うのはこの作品のおかげである。おれは今までマラソンにさほど興味はなかった。
 これは擬似イベントSFとか理屈をいう必要はなく、現実と表裏一体のMGCを描いた、見事なスポーツ・フィクションというべき。
 駅伝小説につづく、蓮見さんのマラソン小説の傑作である。

9月13日(金) 穴蔵
 本日も非SF系の雑事がつづく。
 さすがこれではにいかん。適当に手抜き。
 午後は資料を読んで過ごす。
 終日穴蔵。0歩。

9月12日(木) 穴蔵
 なんだか非創作系の雑事で忙しい日である。
 ジャズ系2件、タイムマシン系1件、集合住宅系2件、播州龍野系1件、日常生活系2件……。それぞれ20分〜2時間。たちまち夕刻となる。
 夜は集合住宅の某委員会。
 軽く晩酌後、議事録作成、資料のPDF化やってたら、ふだんの就眠時刻を過ぎてしまった。
 金にはならず、たいして人様の役に立ってるとも思えんが。
 本日0歩。

9月11日(水) 堀晃遺作展@下関
 朝の山陽新幹線で西へ。小倉からちょっと引き返して、下関へ。
 「堀晃 遺作展 −とぎれた言葉−」の初日である。
 下関大丸の美術画廊に11時頃に着く。
 盛況である。パステル画なども含めて近年の約40作品が展示されている。
 鳥の時代、魚の時代、海の時代……近年は題材も色調も広がっていたことが実感できる。
 新聞社やテレビ局の取材もあり、ヒカルさんは地元の名士だったんだなあ。
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 こういうかたちで花を出しておくと、みんな面白がってくれる。毎日の記者からは「お知り合いだったんですか」と驚かれた。
 茂美夫人にご挨拶すると、ご子息を紹介された。
 昔のヒカルさんに似ている。
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 マンガ家ホリユウスケさんで、活動歴はもう15年になるという。
 知らなかったなあ。今は沖縄在住。SFも好きだというから嬉しくなる。
 1時間ほどで失礼。
 午後は電車で下関→門司→門司港と移動して、門司のレトロな町並みを散策。
 桟橋の先端から下関側を眺めていたら関門連絡船が来た。
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 連絡船が唐戸市場と往復していたのだ。これで来るべきであった。
 小倉に戻り、駅周辺を歩いてみるが、こちらは変わり果ててしまった。
 前に来たのはコクラノミコンの時で、20年以上前である。
 何よりも構内にあった「九州一と評価していた」立ち食いうどん店(当時は210円!)が消滅している。これだけは残念。もう小倉で降りることはあるまい。
 夕刻ののぞみで帰阪。途中、岡山あたりで激しい雨になる。ゲリラ雷雨で津山線がストップしているとか。新大阪に着くと雨上がりであった。

9月10日(火) 穴蔵
 本日も晴。炎天である。
 終日穴蔵にあり、机に向かうものの、さほど進捗せず。
 神の目から見れば、タドコロとかQと区別はつくまい。
 いいではないか(と眉村さん調)。
 明日はちょっと動くつもり。

9月9日(月) 穴蔵
 あまり眠れず。3時過ぎに起きる。
 関東は台風15号で夜中から早朝まで大騒ぎのようだが、大阪は静かなもの。
 晴。炎天である。
 久しぶりにエアコン稼働、終日穴蔵にて机に向かう。ちょっと昼寝もしたけど。
 おれは更生したのである。


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