『マッドサイエンティストの手帳』534

●マッドサイエンティスト日記(2012年7月後半)


主な事件
 ・小松左京に出会う会(16日)
 ・大阪←→播州龍野いたりきたり
 ・小松左京ナイト(21日)
 ・北村・滝川 2clセッション(27日)


7月16日(月) 小松左京に出会う会
 朝、歩いてサンケイブリーゼへ。
 「宇宙の知性と融合した“うかれ”小松左京に出会う会」の日である。
 おれはスタッフとして参加。
 10時過ぎからリハーサルというか、楽屋や舞台裏での打ち合わせ。
 気になる米朝師匠だが、気分よく起床され、体調よしという連絡が入り、一同静かな歓声をあげる。
 いちばん安心したのがかんべむさし氏であろう。かんべさんも、おれと同じくスタッフだが、まさかの場合は「笑い系」について話す「代役」を務める予定だったのである。
 12時過ぎに米朝師匠、米團治師匠とともにご到着!
 わがスタッフとしての役割は、かんべ、小佐田氏とともに、米朝師匠の出番までそばにいて、適当に話し相手になっているというもの。
 こんなありがたい任務はない。
 ということで、小一時間、楽屋で米朝師匠のそばに座っていた。
 こんな機会はおそらくもうあるまい。
 「もう思い残すことはない」というのが正直な気分である。
 13時開演。
 石毛直道実行委員長の挨拶のあと、
 第1部「さよなら小松左京」
 ・基調講演 澤田芳郎「小松左京の三つの問い」
 ・シンポジウム「未来に向けて小松左京が提起したもの」
 登場順に、乙部順子、下村健樹、澤田芳郎、コーディネーター高田公理。
 各氏の発言のあと、名前だけ呼ばれて空席だった場所に、桂米朝師匠と桂米團治師匠が登場。客席も気がかりであったろうが、これは1時間ぶっつづけはちょっと心配ということもあって、米朝師匠は後半の登壇となったのである。
 だいたいは楽屋のモニターで、米朝師匠登壇後は舞台のソデで見る。
 他にも「(小松さんとは)明日会う」という発言があって、冗談か本気かわからない。
 米朝師匠は、楽屋に戻ってからも「なんや、酒はないんかいな」と饒舌である。
 しばらくして、楽屋の「機材搬送用の大型エレベーター」でクルマに向かわれるのをお見送りした。
 休憩のあと、第2部「さよならジュピター」上映、これは客席後ろの方で見る。
 スクリーンが小さいのが難である。
 エンディングは小松さんがタバコをふかす演出で、「タバコは身体に悪いていうけどなぁ、生きている方がもっと身体にわるいで〜」とテロップが流れる。
  *
 記者発表の時に「禁煙なんて意志薄弱なことはやるな」よりも過激な発言がありますと予告していたのはこれである。
 終演。
 場内が明るくなったら、隣に新井素子さんが座ってはった。
 東京から、南山宏さん、森下一仁さん、井口健二さん、なんとヨコジュンも。ヨコジュンの遠出は珍しい。唯一の公認弟子だけのことはある。明日みんなで小松さんの墓参に行くとか。
 他にもたくさんのSF系作家やファンと顔を合わす。ありがたいことである。
 夕方から、近くのマルビル最上階「トップサーティ」でウチアゲ・パーティ。
  *
 たそがれの梅田の眺めがいい。右端がブリーゼタワー。
 ビールがうまい。
 ウィスキーとワインを提供してくれた協賛会社・サントリーホールディングスに栄光あれ。

7月17日(火) 穴蔵
 炎天なり。
 梅雨明け「らしい」と気象庁がいったという報道。
 東向きの穴蔵、遮光カーテンを閉めても、7時過ぎにHOTHOUSE状態になる。
 2時間ほどエアコンを稼働させる。
 あとは、あまり公開したくないスタイルで、扇風機の風に吹かれて雑事を片づける。
 午後、某ホーム誌の方がご来阪(実は昨日のブレーゼにも行ってましたとか)。近所のホテルのラウンジでコラムの打ち合わせ。
 ちょっと面白くありがたい企画である。
 たちまち夕刻。
 専属料理人の並べてくれた地味系メニューでビール飲みつつニュース見ていたら、芥川賞・直木賞の発表。
 宮内悠介さんの「盤上の夜」は残念ながら受賞ならず。
 しかし、SFでは、一度候補になった作家はその後さらに大きな仕事をしているからなあ。
 今後ますますの活躍を期待する。

7月18日(水) 穴蔵
 本日も炎天なり。
 東向きの穴蔵にて遮光カーテンを閉め、朝2時間エアコン稼働。
 あとは扇風機。
 室温31℃で、これは普通に過ごせる上限である。
 午後、必要あって、炎天下を歩いて丸善ジュンクドー〜紀伊国屋〜Book 1stなど、2時間ほど巡回。
 NU茶屋町で安田大サーカスの太ったのと海原はるか師匠が何かの収録をやっていたが、熱中症で倒れんのかねえ、安田の某。炎天下で動き回っていたが、あの体型は異形で、肉の量に較べて放熱面の比率があまりにも小さい。
  *
 夕刻、暮れゆく北梅田を眺めつつ、粗食メニューにてビール。
 本日もたいして生産的なことはできぬまま終わる。

7月19日(木) 穴蔵/ウロウロ
 本日も炎天なり。
 週刊文春のトップ記事「橋下徹はスチュワーデス姿の私を抱いた!」だが、これはたいしたスクープではないわ。昔キタ新地のホステスとねんごろだったというだけの話。ヘタな別れ方をして「告発」されたわけでもなさそうだし。
 おれは、2000年、康夫ちゃんの長野県知事立候補の時に苦戦を予想して大ハズレ、長野県民の皆さんにお詫びしたことがある。
 橋下の場合は一応「不倫」だけど、こんなこと、カミさんの反応はともかく、大阪は寛容だよ。指三本の宇野宗佑とは事情がちがう。
 週刊文春、今回は切っ先が狂っとる。原の1億円事件はどうなっているのだ。尻切れトンボになっとるぞ。
 この「元ホステス」が原が棄てた女だったりしたらドラマチックなんだけどね。
 昼、炎天下を歩いて梅田へ。
 明日から青春18期間なので、チケットショップへ。
 播州龍野往復用である。
 昼は新梅田食道街の某竹でこういうものの食べ納め。
  *
 肝焼きもおごっちゃった。ビタミンが豊富だからよく噛んで食べるんだよ(←と、これは杉浦茂先生のフレーズである)。
 これで、たぶん今後2、3年はお別れであろう。

7月20日(金) 大阪←→播州龍野
 午前7時前に歩いて大阪駅へ。
 青春18キップ1回目を使用。
 新快速で姫路に向かう。
 天候不安定で、移動中、断続的に激しい降雨あり。
 播州龍野の実家……2週間ぶりである。
 門扉の横には凌霄花がいつもの年と変わらず咲いている。
  *
 雑事色々。
 大掃除、部屋に風を入れて、スダレをかけたり扇風機をセットしたりと、夏モードに変更……のつもりであったが、雨が断続的に降るし、洗濯物は干せないしで、面倒になり、すべて次回に送る。
 7月下旬に「夏モード」というのもおかしな話で、9月になれば冬も近いのだから、このままでもいいか。
 机の周囲さえ風が通れば、そう困ることはないわけだし。
 ということで、午後に帰阪。
 播州龍野との往復だけで、ひどく疲れる。
 先が長くはなさそうな。
 専属料理人の並べた粗食にてビール。
 早寝するのである。

7月21日(土) 小松左京ナイト−小松左京のSF宇宙を見る−
 天候不安定。
 午後に出て、梅田経由、中之島の大阪市立科学館まで歩く。
 「小松左京ナイト−小松左京のSF宇宙を見る−」という企画……本日は出演者の立場で参加である。
 先日の小松左京に出会う会が小松さんの多方面に渡る活動を振り返るものであったのに対して、こちらは「宇宙SFに特化」というか、プラネタリウムを利用して、小松作品で描かれたさまざまな天体を映像で見ようという企画である。
 16時に集合。東京から乙部さんと樋口真嗣監督が到着。「小松ロケット映像」のスタッフとして、とり・みき氏らも。
 全体の構成は、学芸員・渡部義弥氏の司会で、
・主催者挨拶
・「小松左京のSF宇宙を見る」福江純教授とおれ。
・「小惑星『Komathusakyo』の紹介」渡部氏(この命名のアイデアを出したのは渡部氏である)。
・「小松左京四方山話」上記+樋口監督、乙部さん。
・「小松ロケット打ち上げ映像」上映
 福江さんとの「小松左京のSF宇宙を見る」で取り上げたのは4作品。
 「果しなき流れの果に」「結晶星団」「虚無回廊」「さよならジュピター」
 このうち、おれが「衝撃映像」と予告していたのは「虚無回廊」である。
  *
 予告なしで↑この映像を映した。
 原作を知らない人は、夜空に黒い飛行船が浮かんでいる程度に思ったのではないか。
 だが「虚無回廊」の読者は驚いたはずである。
 これが地球から見るSS……つまり、白鳥座と琴座の間、5.8光年彼方に出現した「長さ2光年、直径1.2光年の茶筒みたいな天体」なのである。
 CGで簡単に作れる映像だが、これをプラネタリウムに投影してみると衝撃的である。
 「こんなに大きいのか!」
 終演後、SFファン数人に訊いたら、やはり同じ衝撃を受けたようだ。
 (しかし、SSを知らない人には、これをいくら言葉で説明しても衝撃は伝えにくいのも事実。小松さんの文章表現力に改めて驚く。)
 最後の「小松ロケット打ち上げ映像」……これは昨年11月の小松左京を宇宙へ送り出す会で上映された、樋口監督入魂の映像の再上映である。
 去年は液晶モニターで見たので、最後の小松さんが「全天に広がる星空」に融合する演出に気づかなかった。プラネタリウムでの上映は理想的で、ラストはまことに感動的だった。
 この映像は「小松さん追悼企画」限定で制作されたもので、一般上映は難しいらしい。確かに「数百人の肖像権」までからんでくるからなあ。
 それだけに、プラネタリウムで見た今夜の300人は自慢していいはずだ。
 ということで、19時30分まで。
 会場にはおなじみの顔ぶれが目立つ。
 かなりコアなSFファンの参加が多かったようだ。
 あと、江戸堀の隠れ家風居酒屋で一杯。
 深夜の帰館となった。

7月22日(日) 穴蔵
 終日穴蔵。
 少しは仕事もするのであった。
 室温は31℃だが、扇風機だけで快適である。格好はお見せできるものではないが。
 たちまち夕刻となる。
 本日は事情があってアルコールは抜き。
 こうなると寝付けないのよね。
 蓮見恭子さんの新作『ワイルドピッチ』を読む。

7月23日(月) 穴蔵/ウロウロ
 通勤ラッシュの少し前に梅田へ。大阪駅を抜けて、西梅田の某院まで歩く。
 ほとんど眠れず、朝食抜きだから、夢遊病者みたいな足取りである。
 こんな状態で検査を受けたが、意外にも、諸数値に大きな異常はなし。
 某性脂肪がちょっと……だが、先日ウナギの食べ納めをしたから、今後はましになっていくであろう。
 昼は駅前第一ビルの「たかはた」でうどん。
 穴蔵に帰館して、午後はちょっと昼寝……のつもりが、目覚めれば夕刻である。
 軽く飲んで早寝。
 生活パターンを早寝早起きに戻さねば。

7月24日(火) 穴蔵
 眠り浅く、午前3時に起きる。
 今日から青春18で2、3日(主に東海道を)ウロウロしようかなと思っていたのだが、やめにする。
 暑さもあるが、ノートパソコン、本数冊、デジカメ、モバナビ、眼鏡など並べてみて、これに着替えもいるかと思うと、急に面倒になってしまったのである。
 漠然と考えていたのは、
 1日目 大阪→岡崎(ジャズ資料館)→浜松(某うなぎ屋)→沼津(某寿司店)
 2日目 沼津→大船→逗子→葉山(某蕎麦屋/他)→鎌倉→横浜(ライブハウス)
 3日目 横浜→東京(ウロウロ)→東海道線を乗り継いで帰阪
 というものだが、重い荷物を持っての乗り換えとウロウロは無理だな。ウナギも好ましくないし。
 主目的は葉山だから、早朝の新幹線で行って、午後に東京に寄り、深夜の帰館の方が、結局は安くて快適なような。
 「徒歩旅行がいちばん高くつく」(ぶんきちくん)というが、確かになあ。
 ということで、横浜での中村誠一ライブは残念ながら今回は見送りとさせていただきます。
 終日穴蔵。
 少しは仕事もするのであった。いと少なしを。
 たちまち夕刻。
 夜は専属料理人が、ヤッコや肝煮の小鉢に、メインは「蒸し野菜」がどっさり。
 
 昨日の「検査結果」を伝えたわけでもないのになあ。
 まあ、健康食ではあります。
 ビール飲みつつゲッツのボサ。
 早寝するのである。

7月25日(水) 穴蔵
 終日穴蔵。
 たいして生産的な仕事はできず。
 気力体力ともに減退気味である。
 おもに資料の読み直しで夕刻となる。
 歩数計の表示は0。
 夜は粗食にてビール。
 天神祭で、花火の音が遠雷のように聞こえるが、出かける気分にならず。
 早寝するのである。

7月26日(木) 穴蔵/一周忌
 炎天なり。
 終日穴蔵。
 さすがに運動不足が心配になる。この3日間、ほとんど歩いていないからなあ。
 ということで、夕刻、散歩することに。
 小惑星軌道ビュアーに「6983」を入力して位置を確認する。
  *
 本日は小松左京師の一周忌。
 淀川堤を歩く。定点の淀川距離標。河口から8キロ。
 日没寸前の西空に向かって黙祷。
  *
 小惑星「Komathusakyo」は、本日は、太陽の少し上に位置しているはずである。
 一年間、これといった仕事をしてないなあ。
 師匠に申し訳が立たず、内心忸怩たるものがある。明日から少しは羽ばたかねば。
 夜は専属料理人に、枝豆、鰺刺、その他を並べてもらってビールで献杯。
 早寝するのである。

7月27日(金) 穴蔵/北村・滝川 2clセッション
 炎天なり。
 終日穴蔵。
 夕刻這い出て、専属料理人と梅田へ歩く。
 ロイヤルホースで、北村英治さんと滝川雅弘さんの2clセッションを聴く。
 北村英治(cl) 滝川雅弘(cl) 竹下清志(p) 三原修(b) 石川潤二(ds)
 本日はグッドマン・ナンバーなどスイングのスタンダード中心。
 19時から、1時間のステージを3回、北村さん吹きっぱなし。
 北村英治さんは小松さんより2歳上である。元気だなあ。
 23時まで。
 こわいお姐ちゃんがあちこちに立っている東梅田を抜けて深夜の帰館となる。

7月28日(土) 穴蔵
 炎天なり。
 終日穴蔵。
 ここんとこ、こればっかりだなあ。
 少しは仕事もするのであった。いと少なしを。
 たちまち夕刻。
 昨夜はスイングだったが、今夜はフリージャズ。
 専属料理人が並べてくれた枝豆、厚揚げ、トマトサラダ、キンメの煮付けなどでビール飲みつつ、森山威男さんの昨年のヨーロッパツアーのライブ盤「Yatagarasu」を聴く。
 
 専属料理人は晩酌のBGMにはふさわしくないといいたげだが。
 森山威男・佐藤允彦・ペーター・ブロッツマンのトリオ。3人揃って恐るべきパワーである。
 このCDは今のところこちらで購入できるというが、通貨の単位もよくわからん。
 この方面に詳しい知人が取り寄せて転送してくれた。
 1週間で届く。送料込みで1500円以下とは……円高とはいえ、申し訳ない気分になる。
 おや、「ミスターX銃殺」というニュース。(※)
 オリンピックなんぞ、どうでもいい。
 田中均、なんとかコメントしろよ。

※韓国紙によると、北朝鮮の治安機関・国家安全保衛部の柳敬副部長(ミスターXとされていた)が昨年はじめ、ソウルを極秘訪問から帰国後に銃殺された。スパイ罪に問われ、自宅から巨額のドル紙幣も発見された。柳の粛清には、李英ホ(リヨンホ)や張成沢(チャンソンテク)が暗躍したという。
 が、その「軍の強硬派」李は、先日、張成沢によって粛清されている。
 小金ちゃんに近かった者は順繰りに粛清されていくということか。
 そうなると、張成沢は誰によって粛清されるのか。
 だいたい、武器を持った軍の下っ端兵士が、農民とか出稼ぎ労働者になれと命じられて、おとなしく言うことをきくのだろうか。
 世界的運動会の報道ばっかりやってる時じゃないぜ。

7月29日(日) 穴蔵
 本日も炎天なり。
 少しは仕事…と思ったが、日曜なので、ボケーーーッと過ごすことにする。
 専属料理人が、自転車のタイヤがペシャンコという。
 今年になってから、自転車はほとんど使用しないのだが、ないと不便でもあり。
 近所の「サイクルシリーズ北大阪店」まで押していく。
 要するに、タイヤが擦り切れ寸前なのであった。
 
 この自転車は8年前に買って以来、タイヤ交換はしていない。
 まあよく走ったものだ。後輪のタイヤ交換。おそらくこれが生涯最後のタイヤとなるであろう。
 ついでに天八のスーパーまで走り、エアコン室外機用のスダレとか箒、洗剤などを買ってくる。
 穴蔵のベランダを掃除し、スダレを設置する。
 汗ドロドロ。
 シャワー。
 夜は専属料理人が並べた、ヤッコ、アボガド・トマト・オニオン・レタスのサラダ、ローストビーフなどで盛大にビール。
 スイング→フリーと続いたので、今夜はバップである。トミフラ師匠、ハンク師匠など聴きつつ。

7月30日(月) 穴蔵
 本日も炎天なり。
 荷風散人ならこの暑さをどう書くのかと、断腸亭をめくってみるに、7、8月でも、暑さをぼやく記述はほとんどない。
 たいていは「晴。」だけ。
 「暑気燬くが如し」とか「溽暑甚し」などが出てくる日は希である。むしろ8月になると「風涼し」の方が目立つ。
 平均気温が低かったのだろうな。
 大阪は炎暑甚だしき毎日である。
 終日穴蔵。
 少しは仕事もするのであった。
 午後、メール便発送のために無人の豊崎西公園を横切る。
 
 直射光が強く、帽子なしではやばいなあ。公園には誰もいない。いや、石飛卓美そっくりのホームレス氏のみ緑陰で寝てはる。
 往復720歩。無事帰館。
 夜は、専属料理人に、小鉢色々(枝豆、ヤッコ、鰺ソテー・ポテト、トマト、レンコン挟み揚げなど)並べてもらってビール。
 モンク師匠、グラッペリ師匠、沖至師匠を聴きつつ。

7月31日(火) 穴蔵/ウロウロ/ちょっと気になる世代論
 本日も炎天なり。
 7月21日に雨が降って以来、10日間、晴が続いている。ただし薄い雲が出ていた日が2、3日はあったから、大騒ぎするほどの炎天続きではない。
 午後1時から、月末の処理事項などあって、梅田をウロウロ。
 ビル屋上の表示では34℃だが、日陰を歩いている限り、そう暑くはない。
 大阪駅ステーションシティ11階へ上がってみる。
 タイミングが合えば見たい映画があったが、時間があわず。
 「風の広場」から「うめきた」を眺める。
  *
 カマボコ屋根の上で昼寝してみたいなあ。
 ということで、夜は専属料理人に並べてもらった小鉢・小皿(枝豆、しらすおろし、豚肉、もやし、レタス、ポテサラなど、いずれも少量ずつ)で盛大にビール。
 早寝するつもりである。
 ところで……
 昼間目にした週刊文春の椎名誠氏のコラムにちょっと気になる記述。
 「新潮45」で「昭和十九年生まれ同い年座談会」を行ったのだという。
 坪内祐三さんが「だいぶ前にこの年生まれの作家は川本三郎、出久根達郎、椎名誠の三人しかいないことに気づいて企画をあたためていた」から……と、この3人での座談会があったらしいのだが。
 9月号掲載なのか? 司会が坪内氏なら、まだ訂正が間に合うと思うので、誰か(ツィッターとかフェースブックとかで可能なら)坪ちゃんに伝えてあげてくれませんか。「船戸与一が抜けてまっせ」と。


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