『マッドサイエンティストの手帳』872

●マッドサイエンティスト日記(2026年3月前半)


主な事件
 ・鋼管隆起!(11日)


3月1日(日) 穴蔵
 目覚めれば3月であった。晴。好天である。
 今月から、アホはアホらしく、明るく生きることにした。
・5時にひとり朝食後、マジメに机に向かう。たいしたこと出来ず。それでいいのだ。
・10時半頃からYouTubeでカイロス3号機の打ち上げを見る……が「天候不良」で、またも打ち上げ中止になった。
 串本は大阪同様に晴れていて、こんな好天にめったにないと思うがなあ。
・しかたなく東京マラソンのゴールあたりを見るが、知らない選手ばかり。そんなものである。
・昼は専任料理人が掻き揚げや蕎麦を並べてくれた。
  *
 せっかくなのでちょいと一杯。うまっ。
・午後、久しぶりにBSで『スターウォーズ』を見る。
 いつの間にか第1作に「エピソード4 新たなる希望」というサブタイトルがついている。昔の興奮はなし。
 わたくしは最初の3作しか見てない。今後「前日譚」も放映されるらしい。一応見るつもりだが、あまり期待できないな。
・イランがハメネイの死亡を認めたという報道あり。
 しばらくテレビのコメンテーターどもが騒がしいことだが、世界の「本音」がわかるのは株価しかなく、明日午前の東証の動きを見るしかあるまい。わが予想は下落だが。
・たちまち夕刻。
 専任料理人が、ソーセージと野菜炒め、サラダなど並べたのでビール。
 あと、昨夜のブイヤベースのスープで作ったリゾットが出てきた。
  *
 これでワインを少しばかり。
 3食、楽しき食生活である。
 早寝させていただく。

3月2日(月) 穴蔵
 午前3時に気分良く目覚める。
 BS「運転席からの風景」で桜満開のローカル線特集を見る。
 松浦鉄道、樽見鉄道、嵯峨野観光鉄道、津軽鉄道、錦川清流線(新岩国)、土讃線……どこに行っても撮り鉄はいるのだなあ。
 このうち、松浦鉄道、樽見鉄道、土讃線には乗ったが、桜の季節ではなかった。樽見にはもう一度行ってみたい(薄墨桜ではなく、少し手前の根尾谷断層)。
 4時から普通の生活モード。
・午前中は机に向かう。まあアホはアホなりに。
・午後、昨日の口直しに(SFではないけど)DVDで『地平線がぎらぎらっ』を見る。
 ロケ地(赤城山麓)に行ってみたくなる。もう無理か。行けたとしても、当時の雰囲気は残ってないだろうし。
・夕刻から雨になった。
 餃子、ニラ玉など中華系でビールをいただく。
 イラン情勢、たいした進展ないようなので、早寝させていただく。

3月3日(火) 穴蔵
 午前3時に気分良く目覚める。
 BS「運転席からの風景」で東武東上線(池袋〜寄居)を見る。
 ちょっと行ってみたくなるが、埼玉の奥地はgoogleで十分か。
 4時から普通の生活モード。
 終日断続的に雨、終日穴蔵にて机に向かって過ごす。まあまあ調子が出てきた。
 たちまち夕刻。
 専任料理人が和系で色々並べた。
 何か特別な日かと訊くと、ひな祭りだからという。
  *
 ウチは関係ないと思うが、ありがたく一献いただく。ちと食べ過ぎ飲み過ぎ。
 早寝させていただく。

3月4日(水) 穴蔵
 定刻4時に目覚め、普通の生活モード。
 曇。終日穴蔵。
・11時、カイロス打ち上げをYouTubeで見るが……微動もせず。5分ほどして、また中止の発表。
 串本は晴れているが、衛星からの受信不調らしい。やれやれ。
・午後、BSで『リオの男』を見る。40年ぶりくらいのはずだが……いまひとつ。『スターウォーズ』と似た事情か。
 『カトマンズの男』をやっても多分見ないだろう。
 たちまち夕刻。一杯飲んで早寝。

3月5日(木) 穴蔵/ウロウロ
 定刻4時に目覚め、普通の生活モード。
・11時からカイロス打ち上げをYouTubeで見る。
 11:10に打ち上がったが、5分ほどして「中断措置」のアナウンス。
 いいではないか。白煙を噴出して上昇する姿を見せていただいたわけだし。
 わが寿命中に成功すればよし。めげずに頑張ってほしい。
・午後、播州龍野関係の処理事項あり、地下鉄で淀屋橋の某ATMまで。
 天気がいいので、帰路は徒歩。
 適塾から中之島公会堂、さらに東へバラ園まで。
 この時期、バラは一輪も咲いておらず、人影もなし。
  *
 去年マリエンバードで。
 西梅田の路地を北へ歩くと、米朝事務所の前に出た。現社長・滝川氏とは面識なし。時代は変わっていくなあ。
 新御堂を北上して帰館。8000歩を越えた。
 たちまち夕刻。シャワー後、一杯飲んで早寝させていただく。

3月6日(金) 穴蔵
 晴、だんだん曇り、夕刻から本降りの雨。
 終日穴蔵。
 机(PC)に向かって過ごす。成果はまあまあ。金にはならんけど。
 午後、健康維持のため近所を1時間ほど散歩。
 ウチを出てすぐの横の工事塀に「門」が作られている。
 工事車両がこちらからも出入りすることになるのか。
  *
 公園入口で、数年前から路上喫煙者のたまり場である。
 犯罪者どもを蹴散らしてくれることを期待する。
 たちまち夕刻。一杯やって早寝。

3月7日(土) 穴蔵
 晴。7時頃から直射光が入り、室温は暖。
 アタマの働きがいまひとつ。本日は気楽に過ごすことにする。
・午前。専任料理人のお伴をして、液体系重量物の運搬役を務める。
・午後、BSで『スターウォーズ/帝国の逆襲』を見るが……やはり退屈であった。
 なぜ半世紀前にあんなに夢中になったのか。
 要するにSFを読んでアタマに思い浮かべたイメージを想像以上に映像化してくれた(だけだった)からだろう。
 物語は所詮スぺオペ。映像の技術が進歩して、今ではありふれた映画に過ぎない……からだろう。
・引き続きBSで『十三人の刺客』(1990年のテレビ版)を惰性で見てしまった。
 テレビ版は初めて。が、これが最低の出来栄え。仲代達矢なら千恵蔵に引けを取らないはずだが、他の役者がいかん。
 夏八木勲は悪くはないが、内田良平の名演に較べると、気の毒としかいえない。
 むろん監督(テレビでは演出か?)は最低。金もかけてないし。見なければよかった。
 ちなみに『十三人の刺客』は2010年の三池崇史版がある。これは馬を使った西部劇(ワイルドバンチね)で、別映画の面白さ。バカ殿の稲垣吾郎もなかなかよかった。
 この作品、30年ごとにリメイクされるのか。それなら次は2040年頃か。生きないよなあ。
・たちまち夕刻。
 専任料理人がアヒージョなど並べ、あと、若ごぼうのパスタが出てきた。春なのである。
  *  *
 ビールのあと、午前に運んだワインをだらだらといただく。うまっ。
 もう残り少ないのだから、こんな毎日を続けることにしよう。

3月8日(日) 穴蔵
 4時前に目覚める。
 平日ならBSニュースで昨夜大事件がないか確認するが、日曜は放映なし。困ったものだ。
 4ch「らくごのお時間」で笑福亭三喬「粗忽長屋」を見る。
 松喬の弟子で、喬若から三喬を襲名、その披露公演というが、師匠の方もよく知らない。時代が変わったことを痛感する(小佐田はんだけは相変わらず)。
 クリストファー・プリースト『不死の島へ』を読む。
 プリーストの名を知ったのは、オールディスが「Indoctrinaire」(伝授者)と書いたメモをくれた1970年(ここに書いている)。プリーストのデビュー間もない時期であった。
 あれから56年、プリーストは2024年に亡くなった「英国SF界の巨匠」である。時代が変わったことを痛感する(この作品については別に書くことにする)。
 運動不足なので、午後1時間ほど散歩。
 晴天。風が冷たいが、茶屋町あたりは菜の花の季節である。
  *
 毛馬の蕪村公園あたりまで行きたいが、後日とする。
 夕刻、20分ほど大相撲の初日を見る。春場所なのである。
 色々小鉢を並べてもらって晩酌。若ごぼうで熱燗一献。
  *
 たぶんもう春なのであろう。

3月9日(月) 穴蔵
 平日である。
 午前、梅田の某生命保険会社へ行く。
 年に1度の身元確認。20分ほどで終了。もう飽きてきたなあ。
  *
 窓からの眺めも、この10年ほど、ほとんど変わらん気がする。
 晴天だが寒く、最短距離を歩いて帰館。
 午後は穴蔵にこもる。
 まずまずの進捗。夕刻には懸案事項、(播州龍野関係以外は)ほぼ片づいた。

3月10日(火) 穴蔵
 定刻4時に起床。
 終日穴蔵にてマジメにデスクワーク。
 正午の室温は20℃、ベランダは12℃、アメダスは8.8℃。晴。
 厚着して机に向かっている分には、まあまあ過ごしやすい季節になった。

3月11日(水) 穴蔵/鋼管隆起!
 定刻4時に起きて、普通の生活パターンで過ごす。
 進行中の80枚の校正を終了、これで一段落。
 昼、うどんを食べながらテレビニュースを見てたら、新御堂筋・茶屋町あたりで、とつぜん巨大な鋼管が隆起したという。
 見ればジュング堂から南へ300mほど、よく通る場所ではないか。
 食後、さつそく専任料理人(も好きなんだのう)と見物に出かける。
 新御堂筋の高架下、JR高架のすぐ北側に、直径3.5mの鋼鉄パイプか路面から突き出している。
  *
 注水車が来て、管の側面にあけた穴から水を注ぎ込む。13m突出したのが少しずつ沈下しているらしい。
 ここは、ウチの近所・豊崎西公園で工事中の「雨水貯留池」から、新御堂の下を700mほど南へ「貯留管」を伸ばす、その工事の南端である。
 ここに海老江下水処理場につながる下水管との「分水施設」が作られるはず。
 地下30mほどでの工事だから、おそらく砂礫層にぶつかって、水圧で押し上げられたのだろう。
 1969年、大阪駅前第1ビルの建設工事中に、地下水が噴出して国道2号線が陥没した。あの事故を思い出すなあ。
 あの事故を参考に地下街でのネズミのスタンピードを書いたが、こちらでも何かやれないか……などと愚考しつつ帰館する。
 しかし、今年(令和8年)末に完成予定の貯留管工事、また工期延長になりそうな。嗚呼。

3月12日(木) 穴蔵
 晴。外は暖かそうな。ノラが2匹、市営廃墟の屋根で昼寝している。
 こちらは終日穴蔵。コタツで雑読、眼が疲れたら昼寝。
 充実した1日である。

3月13日(金) 穴蔵
 曇。昨日と一転して、東からの強い寒風……東風は梅の香も運ばず。
・朝、寒風の中、某医院前で5分間、開院を待つ。定期健診。
 体が冷えていたが、結果は良好であった。
・豊崎西公園の南側の道が大渋滞である。
 一昨日の鋼管隆起事件で新御堂筋(豊崎から南)が通行止め。
 新大阪方面から来るクルマはすべて豊崎で降りるから、降り口周辺の道路に車の列。新御堂は新大阪あたりまで渋滞しているらしい。
 降り口の横にはラーメン屋(麦と麺助)の行列が出来ているから、人もごった返し。困ったものだ。
・昼に出て、北大阪急行の某駅へ。
 某氏にウチへ来てもらう予定だったが、新御堂が渋滞してクルマは無理。こちらから出向くことにする。
 ご近所の喫茶店で2時間ほど、重要案件の打合せ。
・帰路、梅田から一昨日の事故現場を見物に行く。
  *
 報道された通り、1.6mまで「沈下」していた。
 新御堂(上の高架)は通行止めが解除されたようである。また騒がしくなった。
 下の道はしばらくクルマは通れないようだが、どうでもよろしい。
 結局(地盤の再調査などで)ウチの近所の工事塀の撤去が数年延びることになりそうな。嗚呼。

3月14日(土) 穴蔵/淀川ゲートウェイ
 雲があるがほとんど晴。昨日よりは暖かくなった。
 穴蔵にて資料を読んで過ごす。
 昼の地方ニュースで、朝から淀川ゲートウエイの完成式典が行われたという。
 今ごろ……と思うが、関連の設備もすべて完成したかららしい。
 で、午後3時頃に散歩に出たら、ちょうど守口車庫前行のバスが来たので、発作的に乗って毛馬橋まで。
 蕪村公園を歩き、毛馬堤へ。毛馬閘門と淀川大堰を眺める。
 クレーン類はすべて撤去されている。
  *
 長柄側(下流)から見る淀川大堰、右端が閘門(淀川ゲートウェイ)。
 閘門の開閉は1日に数回なんだろうな。
 毛馬閘門の開閉は時々見るが、淀川閘門を船が通過するのは、まだ見たことがない。
 つぎは桜が咲いたら来ることにしよう。
 長柄橋から天八経由、30分ほど歩いて帰館。

3月15日(日) 穴蔵
 朝は晴れ、直射光が入って暖かかったが、10時頃から曇。
 絶好のお出かけ日和の予報は外れ。
 終日穴蔵で過ごす。
・午前、専任料理人が緊急時用ラジオに電波が入りにくいと苦戦している。
 WBCの実況中継を聞きたいのだとか。へえ。
 SONY ICF-EX5を穴蔵から持ってくる。10数年ぶりの出番である。
  *
 かんべさんがラジオ大阪で毎朝やる「朝はミラクル」(この番組については『ミラクル三年、柿八年』に詳しい)を聞くために買ったもの。20年ほど前か。
 わたくしはWBCに興味はないので、穴蔵で資料読み。
 サムライは敗退したらしい。
・午後、BSで『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』を見るが、やっぱり途中で寝てしまった。
 『禁断の惑星』や『2001年』ではこうはならないから不思議(でもないか)。
 16時ころから何となく地上波で「わが家の最寄りは秘境駅」(再放映らしい)という番組を見る。
 樽見鉄道の「日当(ひなた)」駅近く、根尾宇津志村の住人の生活を取り上げている。
 ふーん。ここは秘境であったか。
 40年以上前だが、樽見鉄道「本巣」に岐阜工場があり、泊まり込みの仕事があった。休日前だったので、寮に延泊して、翌日、後輩のクルマで根尾谷断層を見学に行ったことがある。
 その時に走ったはずだが、ただの田舎道で、特に「秘境」の印象はなかったが。
 google-mapで確認するが……むしろ見落としていた名所?が色々あるような。薄墨桜とか。
 また行ってみたいとまでは思わないけど、岐阜工場の跡地がどうか気になる。


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