『マッドサイエンティストの手帳』845

●マッドサイエンティスト日記(2025年1月後半)


主な事件
 ・穴蔵の日々
 ・中之島クロス(20日)


1月16日(木) 穴蔵
 定刻に目覚め、普通の生活パターン。
 終日穴蔵。
 片づけ仕事……要するに終活だが……はかどらんなあ。

1月17日(金) 穴蔵
 定刻4時に目覚め、朝の行事を粛々と進める。
 5時46分に10秒ほど黙祷。
 あれから30年……長生きしたものだと思う。
 終日穴蔵。
 片づけ仕事……はかどらんなあ。
 30年前に散乱した本を片づけたペースでやれば、2日もかからないはずだが。

1月18日(土) 穴蔵
 いかん。穴蔵にこもっていると、昼間の居眠りが増え、また生活が不規則になってきた。
 夜中に目覚め、明け方まで眠れず、昼間はアタマが冴えず、またもコタツで居眠り……のパターン。
 出かける用件もなし。
 血圧も脈拍も正常だから、無理して規則正しい生活をすることもないか。
 ということで終日穴蔵。
 昼前に市営廃墟からネコの威嚇し合う声がする。
  *
 白黒がトラを追い詰めていて、至近距離で5分以上唸り合っている。
 やがて……やはりトラが逃げた。
 体格は互角(むしろトラが少し大きく見える)だから、トラが本気で飛びかからんかなと期待するのだが。

1月19日(日) 穴蔵/散歩
 早寝(21時頃)したら1時過ぎに目覚めてしまう。
 本を読んだり、起きてPCに向かったり。
 深夜から未明にかけて、BSで鉄道番組をやってることが多い。
「運転席からの風景」とか「車窓紀行」とか「絶景なんとか」とか。日本のローカル線のを流しておく。
 北関東など行ってみたくなるが、もう無理だろう。「鉄道旅行地図」と照合し、google-mapで辿ってみることが多い。
 そういえば、今日は大阪メトロ「夢洲」駅が開業である。
 こちらは片道50円で行けるはず。来月なら空いているだろうから、一度行ってみよう。万博は行かんけど。
 朝だ。晴。
 終日穴蔵……のつもりだったが、10日も逼塞していると息が詰まりそうになる。
 3月中旬並の気温というので、午後、近所をゆっくり散歩することにする。
 ジュンク堂を覗き、新御堂から東へ。源光寺の門が開いていたので、境内に寄る。
  *
 1175年に行基により開山された古刹である。何かご利益はあるだろう。
 すぐ北側、A先生のアトリエにも参拝し、大淀の長屋の前を通過して帰館。3000歩ほどになった。
 あとはまた穴蔵にこもる。
 夜、早寝のつもりが、BSで『カオス』を見始めたら、テンポがいいので最後まで見てしまった。
 まあまあ面白いが、「カオス」の解釈がちょっとちがうのではないか。思わせぶりな理論はいらないと思うがなあ。

1月20日(月) 中之島クロス
 夜更かししたら寝坊して5時起床。
 会社に行く必要ないから、起床は6時でも7時でもいいはずだが、半世紀の習慣で、申し訳ない気分になる。
 朝の行事はピッチをあげて行う。
 9時、近所の某院へ。定期健診。びっくりするほどの好数値であった。
 いったん帰館。
 午前に出て、今度は大阪駅からバスで中之島クロスへ。
 本日は書類の受け取りだけなので15分で終る。
 晴れて風もないので、帰路はゆっくり歩いて帰ることにする。
 中之島美術館のSpace Ship's Catを近くで見る(正式名称はShip's Catだが、宇宙服着用しているからなあ)。
  *
 向うの白いビルが中之島クロス。
 前の西梅田(桜橋)時代には、近所にいたのは壁抜け猫だった。
 どこへ行っても猫がつきまとう。この辺りは手塚治虫さんが学んだ場所であり、「緑の猫」に加わってもらうのもいいな。
 ……などと考えつつ、ドーチカ〜中央郵便局〜グラグリ〜グラフロと、1時間ほど歩いて帰館。
 8000歩ほどになった。
 午後は穴蔵。

(つづく)


[最新記事] [次回へ] [前回へ] [目次]

SF HomePage