『マッドサイエンティストの手帳』869

●マッドサイエンティスト日記(2026年1月後半)


主な事件
 ・KLL例会(16日)
 ・穴蔵で冬眠
 ・播州龍野いたりきたり
 ・中之島クロス(30日)
 ・創サポ講座(31日)


1月16日(金) KLL例会
 晴。好天。黄砂がたちこめているらしいが、そう気にならず。
 この5年、いつもマスクしているが、念のため防塵グラスを着用して、昼前に出かける。
 阪急で兵庫県へ越境、神戸三宮へ。
 東遊園地を覗くが、テントや足場などでゴタゴタしている。
 明日の式典用か? ルミナリエの準備? よくわからん。
  *
 いずれにしても、明朝は大阪から黙祷させていただくことに。
 13時から区民センターで神戸文芸ラボ(KLL)例会に出席する。
 提出のエッセイ、創作についてあれやこれや。
 Tさんの「大衆演劇」観劇のエッセイで、梅田の「泉の広場」南東のビルに梅田呉服座という大衆演劇場があることを知る。
 ハチへ行くときによく通る場所なのに、まったく気づかなかった。
 大阪には(ヘルスセンターみたいな場所も含めて?)20数軒あるという。これも驚き。
 じつは(演目に興味はないが)大衆演劇場には関心があり、特に『無常商店街』を読んで、九条の劇場を確認にいってみようと思っていたところである(この件は別に書くことにする)。
 本日は早めに帰阪。
 ちと疲れているので、一杯飲んで早寝させていただく。

1月17日(土) 穴蔵
 定刻4時に起床、朝の行事を粛々と進める。
 5時46分に10秒間黙祷。「現場」は1分間のようだが、いつ揺れるか気になって、10秒が限界である。
 7時に日の出。晴天だが、黄砂襲来らしく、言われてみれば霞んでいるような。
 終日穴蔵。
 生産的なことは何もできぬまま1日が過ぎる。耄碌。嗚呼。

1月18日(日) 穴蔵
 晴。黄砂もなし。
 絶好の外出日和だが、終日穴蔵。日曜で、人出が多いに決まっている。
 ボケーーーーッと過ごす。
 ニュース雑感。
・このところトランプの暴走が目に余る。
 明らかに老人ボケ。自分もそうだから、実感としてわかる。
 わたくしはバイデンとトランプのちょうど真ん中の年齢である。
 2年前(大統領戦の前哨戦時)のバイデンの老人ボケはよくわかった。バイデンが降りたのは賢明であった。まだ判断力は残っていたのだ。
 その後、トランプが急速にボケて来た。ボケ方がバイデンと正反対で、我ばかり強くなるから手に負えない。
 あの国だから、また「始末」を試みるやつが出てくるのかなあ。
・このところ日本の政治状況も末期的。いや、末期なのであろう。
 そんな中で管(カン)は認知症、管(スガ)は引退表明。ともにトランプより年下。米国よりマシというべきか(ひとりトンデモないのがまだいるが)。
・文学フリマ(京都)会場からメールあり。
 星群のIさんから。宇宙作家クラブと隣り合わせで、SACはYさんが来ているという。懐かしや。20年ほど? 市立科学館のプラネタリウム以来ではないか。
 末期的な政治状況にもめげず、SF科学は地道に活動しているのである。
 こちらはポンコツ寸前なので、力にはなれぬまま。しかし、ボケて迷惑かけることもあるまい。

1月19日(月) 穴蔵/ウロウロ
 晴。好天。明日から寒波襲来の予報。
 休日明けで、出歩くなら今日しかあるまい。
 10時頃に出て、西長堀の中央図書館へ。昼過ぎまであれこれ調べもの。
 いつもなら木津川沿いにドーム前〜大正と歩き、沖縄そばというコースだが、本日は面倒になり梅田へ。
 金融機関、ヨドバシなど巡って帰館。6000歩ほどになったから、まあこれでよろしいか。
 18時から高市の会見中継。1月23日解散、1月27日公示、2月8日投開票。
 長い演説で、途中でテレビは切ったが、あわよくば自民で過半を狙うということか。
 寒い中、風邪で倒れる候補者続出が楽しみである。

1月20日(火) 穴蔵
 寒波襲来というが、大阪は晴れて穏やかなもの。
 終日穴蔵。コタツでボケーーーーーッと過ごす……つもりであったが、午後、買い物に同行。
 今夜から最強寒波、1週間ほど続くというので、飲料系重量物の運搬役を務める。
 荷物を持ってA研究所とアトリエの間を通過する。
 ずいぶんスッキリしている。
  *
 昨秋解体中だった北側の老朽家屋が片づき、アトリエ側から道路の半ばまで繁っていた樹木がきれいに剪定されている。
 この道は、枝が被さっているのが好きだったが、まあしかたないか。
 A先生は本日もお仕事のようである。
 見習わなければと思いつつ……本日も一杯飲んで早寝。

1月21日(水) 穴蔵
 晴。寒い朝である。
 昨日( 20日)0時の気温12.5℃から30時間連続して下りつづけ、今朝7時、アメダスは-0.1℃を記録。
 寒波襲来は間違いないようだ。
 終日穴蔵。出歩かないに限る。
 たいして生産的なことはできず。
 税務署から確定申告の用紙が届いた。面倒な季節到来である。半日あれば片づくが、気が重いことよ。
 毎年、寒波は確定申告とともにやってくる。

1月22日(木) 穴蔵
 晴。寒い朝である。
 昨日からの日本海側の大雪が近畿にも拡大、敦賀から琵琶湖に吹き込んで、米原あたりは一夜で積雪。
 終日穴蔵。大阪(北区)は晴れて無風。昼間は快適。
 雪で新幹線の遅れなど、冬の風物詩をテレビで楽しみつつ、ボソボソと確定申告の準備。

1月23日(金) 穴蔵
 晴。寒い。出歩く気がしない。
 終日穴蔵。確定申告は、あと源泉徴収票待ち状態になった。
 午後1時、衆院解散。
 中継で、なぜバンザイするんですかなどといってる。バンザイ突撃に決まってるだろうが。
 全員、見事散ってこいよ。短期間で終るのがせめてもの救い。

1月24日(土) 穴蔵
 早朝曇、すぐ晴れてきた。外が酷寒なのか普通なのか、よくわからん。
 穴蔵に閉じこもっていると、ベランダの気温しか実感できないのである。
 少しは机に向かうのであった。
 午後、来客あり。
 物故した某作家について色々調べている方で、2時間ほど、色々話すが、面白くなって話が脱線し過ぎたような。
 こちらは楽しいのだが、きちんとした取材になったのかどうか心配になる。
 このところSFがらみの議論に飢えていたのだろう。久しぶりに開放感を覚える。
 他にもSFがらみで面白い進展あり。今日はいい日だ。
 夜、専任料理人がカルパッチョ、グラタン、サラダなど並べた。
  *
 これでビール、ワインを少しばかり。
 気分良く早寝させていただく。

1月25日(日) 穴蔵
 早朝は曇だがすぐ晴れてきた。寒い……ようである。
 7時過ぎにやっと日の出。冬至から1月以上経つのに日の出は変わらず(日の入りは少しずつ延びているが)。
 これからが毎年いちばん寒い時期である。ここで冬眠生活できれば、何とか夏が過ぎるまで生き延びられるだろう。
 終日穴蔵。なにもせず(できず)。

1月26日(月) 穴蔵
 曇天。相変わらず寒い。
 終日穴蔵。
 冬眠しているつもりだったが、意外に雑事多し。メールや電話飛び交う。
・大阪市の路上喫煙禁止条令が制定されて1年、あまり減らないので喫煙所を増やすというニュース。
 ゴミ出しの時に公園入口を確認したら去年(制定直後)と全然変わっとらん。
 喫煙所を倍増増しても、100メートル以上遠方まで誰も行かんだろう。
 大阪市長選の立候補者諸君、路上喫煙の厳罰化を公約するなら投票してやるぜ。
・「波」2月号。筒井さんが掌篇「両誅剣玄輔」と老耄美食日記の2篇! を掲載されている。
 掌篇も凄まじいが、美食日記に「岡本喜八を集中して見ている」「無論映画はすべて再見、三見、四見」とあるのが嬉しい。
 こちらもお付き合いして、午後、BS「ゼロの焦点」の予定を変更して、DVDで久しぶりに「地獄の饗宴」を見る。
・SF友のIさんが神戸新聞(西播版)の記事「たつの名産品で新レシピ」という記事を送ってくれた。
「祇園さゝ木」の佐々木シェフが素麺や薄口醤油など名産品で新レシピを考案、「堀家住宅」で試食会を開いたという。
 たつのの「お店」にレシピを公開して、名物にしようという作戦らしい。
 予定を早めて、明日、龍野行きとする。本家の若旦那(もう60過ぎだが)、わたくしにならレシピ教えてくれるか……

1月27日(火) 大阪←→播州龍野
 早朝の電車で播州龍野へ移動する。
 曇天。9時前に着くが、さすがにこちらは寒い。
 水回りの検査とか、自治会関係のこととか、金融機関とかシルバーセンターとか、行政書士氏関係とか、雑事多し。
 書斎の室温は5℃。書斎仕事は小間切れ・短時間なのでストーブは使用せず。
 軽ワゴンの中だけがホッとする。
 本竜野駅前の空き地(5年ほど前までパチンコ屋だった)の看板が気になる。
  *
 ↑写真右奥の建物が本竜野駅。
 1年ほど前から「ホテル建設予定地」だが、工事が始まる気配はない。需要があるとも思えない。
 そういえば広大なイオン跡地も、T病院が移転してくるという話だが、更地のまま。
 JR駅周辺は空き地だらけである(わがタイムマシン格納庫も近いうちそうなるのだが)。
 そうめん新レシピの調査どころではなくなった。
 昼頃から晴れてきたが、体は冷え切ったまま。午後早目に帰阪することに。
 姫路駅ホームの「えきそば」だけが救いであった。

1月28日(水) 穴蔵
 晴。寒いので終日穴蔵にて冬眠。
 昨日の反動であろう。
 某講座の作品を読む。
 きちんと評価できる本格SFがあれば、コメントに迷うヘンな作品(←貶しているのではありません)もあり。
 考え込んでしまう時間の方が長い。
 色々な面(アタマと体力)で限界に来ている気がしてくる……

1月29日(木) 穴蔵
 晴。寒いので終日穴蔵にて冬眠。
 ……のつもりだったが、さすがに健康を考え、午後、近所を散歩する。
・ジュンク堂に入ると、1階フロアが改装中である。
 万博売りが縮小されるのならいいが、レジも縮小? 書籍の面積はまた減るように思えてならない。
・MBSの隣り、北消防署の訓練塔で隊員諸君が訓練中であった。寒い中、ただ敬服する。
  *
 ただ、ここは狭い。われら市民の生命のためにも、ウチに隣接する市営廃墟を恒久的訓練施設にしてくれることを切望する。
 今度の選挙に消防設備の拡充を公約する党はないのか。
 帰館。たちまち夕刻。
・夕食時に見たニュース。
 北海道で除雪車が線路脇に雪を積み上げる場面で「側雪」の字が出て、「そばせつ?」「そがせつ?」……なにか「濁音+せつ」と聞こえたのだが、よくわからん。スマホでも色々なAI回答が出てくる。
 常識では「そくせつ」と思うが、鉄道用語や道路関係には重箱や湯桶が多いからなあ。

1月30日(金) 中之島クロス
 朝、通勤ラッシュ時に中之島クロスに向かう。船津橋行きのバスは混んでおらず、座って中之島4丁目まで。
 世間の会社始業時に到着。
 昨年末に「滞在」したが、その「事後」健診である。
 色々な検査の諸数値、すべて「極めて良好」であった。
 次は3ヶ月後。その後は半年毎になりそうな。ほっ。
 昼前に出て、田蓑橋から堂島川の川面を眺める。
  *
 昨年末は凍えるようだったが、本日は早春の気配が感じられる。
 アメダスの気温は酷寒のようだから、風景の見え方も気の持ちようなのであろう。
 西梅田を抜け、地下街経由、茶屋町と足取り軽く、6000歩ほど歩いて帰館。
 午後は穴蔵にこもる。
 昼過ぎに雪が舞ったそうだが、机上に集中していて気づかずる。やはり寒い日だったのだ。
 50日ほどの杞憂が解消、明日からSFに復帰するつもり。

1月31日(土) 創サポ講座
 寒い日である。気分良く穴蔵にこもる。
 提出作品の再読とメモ取り。
 夕刻這い出て、地下鉄で天満橋へ。
 八軒家浜から見る夕景。
  *
 前に眺めたのが11月15日だから、冬至をはさんで、日没は似た時刻に戻ったような。
 寒風。春は遠い。
 谷町2丁目のCANVAS谷町へ。18時から創作サポトートセンタ―の講義。
 本日の提出作品は、本格SF、ドタバタ時代物、ホラーと、傾向がまったく異なる3篇。
・超能力(自分の遺志ではなく他人の脳波を自動受信してしまう一種のテレパス?)少女とマグマ発電開発に従事する青年研究者は、九州のマグマ溜まりに中に生命の気配を見つけるが、それは想像をはるかに超える存在だった……。青春SFとしてなら短篇、むしろソラリス級の長篇にしてほしい構想で、とても20数枚に納まる着想ではない。
・一門を離れた男装の女剣士・綾之介の放浪を描くドタバタシリーズ。今回は、バカ殿が君臨する城下町で、奇岩で作られた「移動する城」による城攻め騒動に巻き込まれるのだが……いやはや。どこまでエスカレートするのやら。
・人体解剖のグロテスクな描写から始まるが、これは高校文芸部に提出された作品。作者に、ぜひともつづきが読みたいと別の女生徒が言い寄ってくるのだが……「ミザリー」的な趣向かと思わせて、別の世界に導く一種のメタホラー。狙いは面白いと思うが、出席者の意見は別れた感じだ。
 まっすぐ帰館。
 遅い時間の夕食となるが、ビールがうまい。


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