『マッドサイエンティストの手帳』870
●マッドサイエンティスト日記(2026年2月前半)
主な事件
・ SF検討会(6日)
・衆院選(8日)
・大阪JAZZ@放出(8日)
・播州龍野いたりきたり
・高齢者講習(13日)
2月1日(日) 穴蔵/ウロウロ
定刻4時に起床。2月であった。
一連の朝の儀式の後、きちんと机に向かって作業。月次の決算業務はじめ、停滞していた雑事を片づける。
運動もしなければならぬ。
午後、専任料理人のお伴で天八のスーパーまで、液体系重量物のポーターとしてついて行く。
途中、豊崎神社のJR線路を挟んだ南側(もとJRバスの駐車場)の更地で工事開始である。
豊崎では数少ない「広い更地」である。タワマンではないかと思っていたら……
*
「ライフ豊崎店」が出来るらしい(オープンは早くて年末?のようだが)。
近所に大型スーパー、これはありがたい。重量物の運搬が5分くらいで済む。長生きしなければ。
ということで、夜は昼間運んだ液体で喉を潤す。うまっ。
本日は早寝。
2月2日(月) 穴蔵
健康が確認できたことで浮かれ?てきたのか、「早寝早起き」が過剰になってきた。
3時半に目覚める(昨夜21時過ぎに寝たからな)。
・机に向かいつつ、未明のBSで鉄道番組を見る。
「運転席からの風景 JR鶴見線」……川崎の工業地帯を見物できるのか。港芝浦に行ってみたい。
「天竜浜名湖鉄道(天浜線)」……「ハイブリッド車両」1両3億4000万円を導入という。乗ってみたい。
「車窓紀行」で「旭川〜網走 真冬の絶景」……行きたくはない。
朝になった。
・伊藤典夫氏の『伊藤典夫評論集成』 (国書刊行会)の第46回日本SF大賞受賞を知る。
昨年5月から3ヶ月ほどかけて精読、当然の受賞だから驚きはしないが、爆発的に売れるかとなると……うーん、無理だろうな。
全国の図書館(高校も含む)に1冊は置いてほしい。ぜひとも増刷を。
10代でSFスキャナーに接することが、SF人生に決定的に影響するのである。
寒そうな日である。
終日穴蔵。
雑事を片づけつつ過ごす。
2月3日(火) 穴蔵
定刻4時に起床。健康な日常は早寝早起きに限る。
・午前、穴蔵を少し片づけ、掃除機をかける。
月に1度は大掃除の習慣を復活させることにした。
・午後、BSで『天国と地獄』を見る。DVDもあるのだが、見始めると最後まで見てしまった。
細かい脇役(藤原鎌足とか沢村いき雄など)がいい。
・健康のため小一時間散歩。そう寒くはなし。
北東方面うろうろ。豊崎神社に御礼参り。昨年末に鬼が体内から去ったお礼である。
神社は節分は関係なさそうで、静かなもの。
*
境内の梅が開花していた。
・夜は鶏豆腐とかよこわの刺身(恵方巻の売り場が混んでいて、新鮮な魚が安かったとか)などで一杯。
*
専任料理人が恵方巻を並べるアホでないので助かる。
おかしな習慣だが、近年はテレビのアホがこればかり報道するから、完全に展着してしまったような。
起源については諸説あるが、わが記憶では「1977年に大阪海苔問屋共同組合が道頓堀でのり巻きの早食い競争をやった」ことからエスカレートしたのである(近いうちマイクロフィルムで確認してみようと思う)。
ちなみにわたくしは、巻き寿司は嫌いではない。子供の頃から(祭りの時などの)ご馳走のひとつ。2月3日にかぶりつくような真似だけはしたくないのである。
2月4日(水) 穴蔵
立春である。午前4時起床、外は寒そうな。
終日穴蔵。一応机に向かって過ごす。生産的なことは出来ず。
たちまち夕刻。
専任料理人が、昨日のよこわの残りをヅケにし、シチュー、サラダなど並べた。
*
これでビール。あと、ブルディガラのクレッセントパンでワインを少しばかり。
毎日こんなことでいいのだろうか。もういいのである。残りわずか……だからなあ。
2月5日(木) 穴蔵/地面師ども
定刻4時に自然に目覚める。体調いいような。
面白い地域ニュ―スあり。
「大阪市北区で土地乗っ取り事件。地面師とみられる司法書士・松本稜平(34)と桑名(!)の会社員・小鹿瑞樹(33)を逮捕」という。
地面師どもが「中津3丁目の800uの土地」で4億1500万円をだまし取ろうとした「詐欺未遂事件」である。
どこだ?!……これは近所だからすぐわかる。
午後、散歩をかねて「現場」を見に行く。「中津3丁目で800uの空き地と老朽家屋」といえばここしかない。
*
中津商店街の東側にある通り。許永中の生家に近く、20年前から時々見学にくる。google-mapならここである。
googleでは残っている「老朽家屋」はすでに取り壊されて、工事が始まっている。
松本も小鹿も、こんな有名な土地について訊かれて、しどろもどろの返事をしたから詐欺がばれたらしい。
アホである。許永中ならこんなヘタうたんだろう。
それにしても20m×40m(クルマの出入りはギリギリ)の土地が4億とは……播州龍野のわが実家付近の50倍くらいではないか。
二地域居住がいいのかどうか、わからなくなってくる。
2月6日(金) SF検討会
晴……というより薄曇りか。大阪市内は穏やかな1日。
穴蔵にて痴呆状態で過ごす。
夕刻、かんべむさし氏が久しぶりに来穴蔵。
恒例の定員2名・テーマ不確定・一応部外秘のSF検討会を久しぶりに開催するが……SFテーマの検討というより老人の飲み会である。
誰それの消息、入院のこと、老衰で死亡した芸人の名が思い出せない、SNSは利用が面倒な、春の予定(4月上旬)に限って色々重なりそうな、コロナ以降上京していないがもうええか、子供が遠隔地にいるから行ってみるか、衆院選は近所の区は面白いが自分の区は結果が決まっていて面白くない、その他あれやこれや、あまりSFネタにはなりそうにない話題ばかり。
総合的にテーマは「老人ボケ」ということになるか。
トランプのボケ進行についての自論は説得力あったような。要するに幼児化、「ガキの駄々こね」であって、あれがほしいこれがほしい(カナダ、グリーンランド、ノーベル賞、その他)……他人のメダル貰って喜んでるのだから正気の沙汰ではないが、これから最悪3年ボケが進行しつづけるとなると悪夢である。バイデンの普通ボケの方がマシであった。
わがボケについては、幾つかのチェック項目を5年前から定めているのだが……有効に機能するかどうか……
2月7日(土) 穴蔵
定刻4時に目覚める。今日から明日(選挙投票日)にかけて「最強寒波」が来るらしいが、もう聞き飽きた気分。
穴蔵にこもっておれば寒さも実感なし。
時々ベランダの気温を見るが、4時から20時頃まで、ほとんど8℃で変わらない(アメダスは6〜7℃)。
日本海側や東京の雪の映像を見ると、こちらも少しは降ってくれんかなと思う。
たちまち夕刻。
専任料理人が、タコのカルパッチョ、鴨ロース煮、ポテトのグラタン(なんか長い名前)など並べた。
*
これにブルディガラのクレッセントパンで、中本酒店の格安バカ旨ワインをいただく。
冬(に限らず)の夜はこれでなくては。
2月8日(日) 衆院選投票日/大阪JAZZ@放出
寒くややこしい日である。
・定刻4時に目覚める。
5時からテレビ「らくごのお時間」で桂春蝶『紺屋高尾』(1時間!)をつい見てしまう。
が、3代目の語り口は江戸吉原の人情噺にはそぐわない。時間の無駄であった。
・衆院選(大阪は市長選と府知事選も)の投票日である。
10時頃に出かけるつもりだったが、急に激しい雪が降り始めた。何年ぶりだ。
*
日本海側の比ではないが、傘さしても出る気にならない。
昼前にやんだので、専任料理人と投票所(豊崎小学校)まで歩く。
ウチの区は自民と維新が毎回競っているのだが、ともに重複立候補しているから、どちらが上位でも、結果は決まっているので、面白くもなんともない。棄権だけはしないのである。
・そのまま梅田まで歩き、北新地から片町線で放出へ。
ディア・ロードで開催の大阪JAZZ同好会の例会に出る。
本日の特集はTさんによる「50年代以降のベン・ウェブスターの軌跡」
持ち寄りは「白人テナーの名手」……スタン・ゲッツはゼロで、ズート・シムスが4曲というあたりが面白い。
わたくしはケン・ペプロフスキーを持参したのだが、Hさんから「ケンペプは先週…2月1日に亡くなったばかりだ」と教えられる。
びっくりするなあ。ジャズ・クルーズ船で演奏していて、心臓病で急逝らしい。66歳。まだ若い。
現役クラリネットではいちばん好きな奏者である。テナーの「いそしぎ」が急な追悼曲になってしまった。
・夕刻帰館。空は晴れてきたが、恐ろしく寒い。18時、ベランダは2℃、アメダスは-1.3℃。今季最寒は当たりだった。
入浴後、鴨鍋で一杯。
20時から開票速報(正確には「出口調査速報」)を見るが、公示前からわかっていた「当確」ばかり。
面白くなるのは夜中になってからだろうが、とても起きてられそうにない。
明朝の楽しみにして眠ることにする。
2月9日(月) 穴蔵
2時頃に尿意で目覚め、しばらくテレビで「開票速報」を見る。
結果はほぼ出たような。自民が単独で2/3超え、中道は1/3以下に。自民の単独過半は予想してたが、ここまでとは。
中道というにわか連合、内訳は、公明は横ばいで、立憲が144→21と激減、「生存率15%」とはうまい。
野田くんの会見「万死に値する」あたりで、またベッドに潜り込む。
目覚めれば7時近い。
薄曇りで寒い日である。しばらくテレビで選挙結果の再確認。
ウチの選挙区についていえば、10年前から変わらんというか……むしろボンクラ息子が比例で復帰して、また騒がしくなるというか。
なべて世はこともなし。
終日穴蔵。
眠りが不規則であったため、アタマ働かず、コタツで居眠りして過ごす。
夕刻、空が晴れて、アタマも晴れ、体調も戻ってきた。
専任料理人が並べた「残り物の材料で作った」という数皿で晩酌。
*
キャベツのパスタ風炒めもの? 豚肉の残りで野菜を巻いたデミグラス風煮物? 鴨ロースの残りとサラダ……みたいなものらしい。よくわからんけど、悪くはない。
これでビール、ワインを少しばかり。
本日は早寝させていただく。
2月10日(火) 穴蔵
相変わらず寒い日。
・午前、近所の医院で定期健診。諸数値は良好であった。
・もうスケジュールにしばられる身分ではなく、正直いってヒマなのだが、4月上旬の予定が立て込む。
播州龍野の懸案事項、大阪で長年参加してきた春の行事、東京でSF系イベント。3つが同じ日に重なった。
どうしたものか。今月末あたりまで迷って過ごすことになりそうな。
・午後、BSで『悪い奴ほどよく眠る』(60年)を見る。きちんと見るのは40年ぶりくらいかな。
映画館で観たのは高一の時だが、展開が退屈な上に矛盾(というより現実にこんな設定が成立するはずがないという疑問)だらけで、しかも後味が悪く、黒澤映画では最低の出来栄えだった。
結局(あら探ししつつ)最後まで見てしまったが、評価は変わらなかった。
田中邦衛の殺し屋なんか、配役はいいのに(「おとし穴」の2年前である)、寝静まった住宅街で(刃物ではなく)拳銃をぶっ放そうとするのだから、リアリズム以前である。
工場の廃墟の風景だけが印象に残った。
2月11日(水) 穴蔵
久しぶりに浅田飴だ。6時のベランダは7℃(アメダス6.0℃)で、氷雨ではないが春雨でもなし。
世間は何かの休日らしいから、出歩くこともなし。
終日穴蔵。
これといったこと出来ぬまま、たちまち夕刻。
一杯飲んで早寝。
2月12日(木) 大阪←→播州龍野
早朝の電車で播州龍野へ移動する。
陋屋の庭木の剪定でシルバー諸氏が来て作業開始。
段取りさえつけば、「家主」はいない方がやりやすいので、おまかせして、外回りのことあれこれ。
タイムマシン格納庫で部品関係ことやっているうちに昼を過ぎてしまった。
最強寒波は過ぎたというが、やはりこちらでは体が冷える。
午後の姫新線で姫路へ移動。
いつもならホームで「えきそば」が多いのだが、本日はホルモン系が食べたくなって、地下街の端にある立飲み屋でホルモンうどんを食す。
*
ん、まあまあか。佐用町のホルモンうどんにはとても及ばず(ただし佐用町はクルマでしか行けないから、ノンアルしか飲めない)。
本日は格安の生中をいただく。うまっ。
午後の新快速で帰阪。
入浴後、健康食で一杯いただいて早寝。
2月13日(金) 高齢者講習
朝、地下鉄で都島へ。寂れた桜通商店街を抜けて都島自動車学校へ。
運転免許更新のための高齢者講習で3年ぶりに来る。
前回で最後・昨年末で播州龍野のワゴンは廃車のつもりだったが、地籍の問題が生じて、まだ1年はクルマが必要、そのため免許も継続することにした。
そのうち自動運転になりそうだから、返納しない方が賢明か。寿命との兼ね合いで迷うところだ。
例によって「認知症検査」もあり。16の絵を4点ずつ4枚見せられて、これを記憶するもの。
全部正解。機関銃・琴・親指・電子レンジ、セミ・牛・とうもろこし・鍋、ハサミ・トラック・メロン・ドレス、孔雀・チューリップ・ドライバー・椅子……と帰宅後も復唱できる。
この程度のテストでボケてないと判断するのは安易すぎる気がするが。
実技もあり、昼まで。
都島のこの辺りはもう来ることがないだろうから、ついでに周辺を散歩。
鵺塚という旧跡をはじめて見る。
*
京都で退治したぬえの死体を丸木舟で流したら、ここに漂着したのだとか。
お参りする必要はあるまいが、たたられぬことを願うばかり。
2月14日(土) 穴蔵
4時起床。春先の陽気とかの予報だが、6時のベランダは6℃(アメダスは3.3℃)で、相変わらず寒い。
土曜でバレンタイン。出歩かないに限る。
終日穴蔵。
午前はコタツで雑読。
午後はDVDで久しぶりに『ワイルド・バンチ』を見る。少し元気が出てきた。
夜は洋風メニュー色々並べてもらって一杯。
ケン・ペプロフスキー追悼でクラとテナーを交互に流しつつダラダラとワインを飲む。
早寝。
2月15日(日) 穴蔵
曇。予報では「4月並の気温」というが……
6時、ベランダ12℃(アメダスは11.1℃)で、珍しく予報は当たりらしい。
終日穴蔵。
コタツで雑読、DVD(本日は中川信夫『地獄』)を見て過ごす。
昼、ノラが2匹、市営廃墟の屋根の上に出てきた。
昨年末から昼間に見かけることはなかった。4月並の気温は本当らしい。
*
エサやり場にもトラが1匹。どうやら「ノラ3匹」は今季の酷寒を生き延びたようである。
廃墟でややこしい工事さえ始まらなければ、年末までは生きるか。どちらが先になることやら。
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