『マッドサイエンティストの手帳』825
●マッドサイエンティスト日記(2024年3月後半)
主な事件
・穴蔵の日々
3月16日(土) 穴蔵
4時起床、普通の生活に戻った。
晴。暖。
終日穴蔵。
市営廃墟の鋼板塀工事が終ったらしく、静かである。
午後、塀の区画をひと回り。
東側(ネコのエサ場とは反対側)に1ヶ所あったクルマの出入口が閉ざされ、内側に土嚢が積まれている。
*
人・クルマの出入り防止らしいが、扉の下(と両サイド)の隙間は広く、ネコは自由に出入りできそうな。
これでは他の部分の隙間を丹念にふさいだ意味がないのではないか? 塀の中にエサはないのだが。
もっとも、ここ数日、ノラはまったく見かけない。住処に戻ってくるか、気になるところだ。
テレビは北陸新幹線の「金沢〜敦賀」開業のニュースばかり。
福井からの中継が多いが……あんなつまらん街へ行く観光客がいるのかねえ。
東京からの乗客のほとんどは金沢下車ではないか?
関西からは、不便になった(敦賀乗り換え)上に値上げ。誰が行くか。
70〜80年代は雷鳥で金沢、富山へはよく行ったものだが、今世紀になってからは8年前に青春18で行っただけ。金沢までの新幹線が開業した翌年で、在来線(北陸本線)はローカル線化していた。
もう行くことはあるまい。
3月17日(日) 穴蔵
日曜日であった。
曇天。10時頃に雨になり、終日降り続く。
終日穴蔵。
基本的に机に向かうものの成果なし。嗚呼。
たちまち夕刻。夜は中華風メニュー。
一杯飲んで早寝させていただく。
3月18日(月) 野良猫戦線正常化?/越境
早寝したら午前2時に目が覚めた。
ゴミ出しに出て、ついでにエサ場を見る。3容器あり、エサは結構残っている。
サクラ耳猫2匹が塀の隙間の前にいて、こちらを警戒していた。
*
深夜のエサやり・明け方の回収は継続しており、その間にノラが出てくるパターンは復活しているような。
今のところ、確認できたのは3匹だけだが、継続して見守りたい。
穴蔵に戻り、朝まで……眠り断続的。
晴だが風の強い日となった。
昼前に出て、兵庫県へ越境、阪神西宮へ。
この駅に降りるのは(独身時代だから)45年ぶりくらいかと思う。まったくはじめて見る町であった。
先日欠席したKLLのIさん(事務局長/神戸在住)と会い、原稿類の受け渡しと雑多な相談を1時間ほど。
Amazon関係で作品集をまとめる計画だが、(この書籍である程度知ってはいたものの)、その方式に改めて感心するなあ。背後にAIがいるとしか思えない。
あと近くの某信金のATMで播州龍野関係の処理。
龍野へ行かない月も、1度は兵庫県に越境しなければならぬのである。
午後に神崎川を超えて大阪府に戻る。
3月19日(火) 穴蔵
早寝したら午前3時に目が覚めた。
プラゴミ出しに出て、ついでにエサ場を見る。3容器が定位置の塀の外、縁石の横にあり、エサは結構残っている。
ネコはいない。
穴蔵に戻る前、上階から見たら、塀の内側でサクラ耳3匹が遊んでいる。
* *
もうエサは食べたのだろうか。塀の外にエサ、内側が遊び場である。
昨日は塀の外にいたのだし、近くに「抜け穴」があるのだろうか。
継続して見守りたい。
曇天。そう寒くはなさそうな。
終日穴蔵。
一応机に向かって過ごすが、たいした成果はなし。嗚呼。
3月20日(水) 穴蔵
目覚めれば春分の日であった。5時頃に雨が降り出す。
終日穴蔵。
日本列島は「冬の嵐」らしい。
確かに降ったりやんだり急に晴れたり。雲の動き(北→南)は急。ややこしい天気だが、雷はなかった。
たいした成果ないまま、たちまち夕刻。
専任料理人に数皿並べてもらって晩酌。
*
静かになった北梅田の夜景を眺めつつ、珍しくもウディ・アレン『ワルドマン・ブルース』を流す。
うまいとは思えないなあ。これで「河合と演りたい」と来日をほのめかして、高額のギャラを要求したのだから呆れる。
早寝させいいただく。
3月21日(木) 穴蔵/ウロウロ
定刻起床。
少しは歩かねば。
昼前に出て天六(ATM関係)、あと商店街を天五、扇町公園まで行ったら「サカナ・ジャパン」というイベント開催中であった。
*
数十のテントが張られて、全国の魚料理(丼や弁当)の店が出ているらしい。
しかし、入場料をとって、テント前で立ち食い(有料/値段は出ていない)というのはなあ。
割高だろうし、寒いし……でパス。客も少ないような。
中崎町商店街の「更科」(旧青空の向かい側)でなべ焼きうどんを食して帰館。
午後は穴蔵にこもる。
大谷の通訳・一平が賭博?か使い込み?でドジャースを馘首というのは興味深いニュースだ。
夜、晩酌中にテレビで大リーグ中継を見るが、影響が出ているのかどうか、よくわからん。
長い試合のようだが、一平中継はなさそうな。先に帰国したのか? よくわからん。ともかく明日だ。
早寝させていただく。
3月22日(金) 穴蔵
晴。終日穴蔵。
断続的にテレビを見るが、一平ニュースは新情報なく、憶測報道ばっかり。
帰国したのかどうかくらい「追跡」しろよ、無能テレビ。
夜、専任料理人が居酒屋風メニューを並べてくれた。
*
これでビール、酒をだらだら。早寝。
3月23日(土) 穴蔵
朝から雨。終日降りつづく。肌寒い日なり。
終日穴蔵。
・北大阪急行「千里中央〜箕面萱野」が本日開業。テレビで現地中継などやっている。
これは北陸新幹線(金沢〜敦賀)よりはるかに便利。
相棒の某君は萱野まで徒歩10分ほどのところに(30年ほど)住んでいるから、便利になるだろうな(阪急箕面よりずっと近いはず)。
一方、千里中央は寂れるだろう。セルシーはすでに閉館、千里阪急ホテルも閉館を予定している。
何よりも大阪市内への通勤に座れなくなる、これは大きいぞ。
わたくしは30年ほど前の一時期、桃山台に住んだことがあるから、この辛さは実感している。
千里中央は廃墟となるか。近いうち見物に行くことにしよう。
……などと愚考するうちに、たちまち夕刻。
専任料理人が本日はビストロ風メニューを並べた。
*
これでビール、ワインをだらだら。早寝。
3月24日(日) 穴蔵
朝から雨。終日降りつづく。肌寒い日なり。
終日穴蔵。
・朝食時にMBS「らくごのお時間」を見る。
笑福亭たま「ロケ天神」(創作落語)……たまが繁昌亭周辺(天満宮や商店街)を2時間ほど歩いてネタを拾い、新作を作るという趣向。
まあまあの出来。それよりも、たまが49歳というのが驚き。福笑に弟子入りして四半世紀経つのか。
・まったくどうでもいい話だが……
昼食時にBSで『男はつらいよ 奮闘篇』の冒頭を見たら、ミヤコ蝶々が「寅の母親」役で出て出てきたのでびっくり。
寅とさくらは異母兄妹という設定だったのだ。今までまったく知らなかった。どんな事情でそうなったのかは、冒頭しか見てないのでわからぬまま。世間の常識かと思って、専任料理人に訊ねたら、見てないから知らないという。
わたくしも、きちんと見たのは第1作と「夕焼け小焼け」(播州龍野が舞台)の2本だけだから、しかたあるまい。
何もせぬまま、たちまち夕刻。
・夕食時、尊富士の新入幕優勝のニュースを見る。若い前頭諸君の力でボンコツ横綱・大関どもを一掃してほしい。
軽く1杯飲んで早寝。
3月25日(月) 穴蔵
早寝したものの、眠りは浅く断続的。
本日も浅田飴だが、9時頃にやみ、陰鬱な曇天になった。
・午前、近所の某医院で定期健診と年に一度の健康診断。
諸数値は正常であったが、先日の桜橋渡辺病院のテータは別で、これは4月半ばまで待たねばならぬ。
最近眠れない(頭が働かない)のは、これが気になっているからだろうか。
・午後、専任料理人と近所にオープンした食品スーパー「MISUGIYA+」を見に行く。
*
中津周辺はタワマンが増えた割りにスーパーが少なく、サボイの閉店のあと、4年間空き店舗のままであった。
同じ場所に新スーパー開店。規模も品揃えも値段も、前とほぼ同等……のように思える。
専任料理人のいうに、生鮮食品は(デパ地下に較べて)ダメらしいが、それも前と同じだろう。
わたくしの役割は重量物(主に飲料)の運搬だから、自転車をやめた今となっては、ここがいちばんいいような。
本日は買い物なしで、さっさと先に帰館。
・たちまち夕刻。
和風居酒屋メニューで一杯。早寝。
3月26日(火) 穴蔵
早寝したら、日付が変わった0時過ぎに目が覚める。
本降り。傘さしてプラゴミ出しに行く。ついでにネコのエサ場を見る。
オバサン来た気配はなく、野良もいない。さすがにこの雨ではなあ。
眠れなくなり、ベッドで読んだりまどろんだりの繰り返し。
明け方に少し眠れて、目覚めれば8時であった。
大谷の記者会見(声明発表)は終っていて、テレビはまた憶測報道ばっかり。
で、一平はどこへ消えたのか? 韓国にいるのかアメリカに戻ったのか、消えたのか消されたのか。
どの局も報じず、追っている気配もない。国際弁護士のコメントなんて聞きあきた。
終日穴蔵。
午後に雨は上がったようだが、出歩く元気なく、食事以外、寝たり起きたりの繰り返し。
この数日、またも睡眠が不規則になった。昼寝が小間切れで多いからだろう。
夕食時、ニュースの冒頭。
ボルティモアで橋脚に貨物船が衝突して橋が崩落する映像が流れる。
目の覚めるような映像で目が覚めたが……詳報はなし。深夜の事故らしく、現地は未明(こちらは19時)、まだよくわからんのか。
明日の楽しみにして、一杯飲んで早寝。
3月27日(水) 穴蔵
2時頃に目覚め、朝まで眠り不安定。
快晴である。
終日穴蔵。室温は暖かく、やっと春が来た気分。
・午前、ボルティモアの「フランシス・スコット・キー橋」崩落の詳報を見たいのに、詳しい報道はなし。
構造上の弱点がなかったのか、気になるところだが、何の論評もない。
テレビは、橋の崩落よりも、相変わらず大谷の憶測報道ばかりで、嫌になる。
一平はどこに消えたのか。すべてはそこからだろうが。
・午後、BSで『ハドソン川の奇跡』を見る。まだ見ていなかった作品。
いい出来栄えであった。シンプルな話を時系列の入れ替え(着水場面を中ほどに持ってくる)などで、うまく見せている。
ボルティモアの橋の崩落も、こんな風に報道してほしいものだ。
・たちまち夕刻。
専任料理人に5皿ばかり並べてもらって一献。早寝。
明日から生活パターンをもとに戻すために努力するつもり。
3月28日(木) 穴蔵
睡眠時間が不規則で、ややこしい生活スタイルになった。
終日穴蔵。
昼間、室温は20℃、ベランダは10〜18℃、アメダスは17(11時)〜14.3℃(18時)。たぶん春なのであろう。
アタマには春霞がかかり、寝たり起きたり読んだりテレビ見たり。
松本人志の訴訟、第1回口頭弁論に傍聴券求めて長蛇の列という。アホかいな。代理人が答弁書出すだけで、5分もかからんというのに。
松本が(もし出廷するとしても)出てくるのは万博開催中だろう。
運動不足である。
午後30分ほど近所を散歩。
*
公園の桜が開花していた。
来週は久しぶりに播州龍野行きにするか。
3月29日(金) 穴蔵/ウロウロ
本日も睡眠不規則。
・0時過ぎに目が覚める。雨。資源ゴミ出しに行くと、エサやりオバサン、傘さして作業中であった。
ネコはおらず。たぶん雨中にネコのエサを置いて行かはるはずで、しんどいことだな。
朝まで、読んだり眠ったり。
・午前、雨あがり、晴れてきた。
月末の処理事項などあり、梅田ウロウロ。
久しぶりに大阪駅上の「風の広場」に上る。
*
だんだんそれらしくなっておる。10年前はまだ貨物線跡の雰囲気が残っていたが。
グラフロ西の道を歩いて帰館。
・午後は穴蔵。
室温20℃、ベランダも20℃、アメダスは20℃前後で推移。
ベランダのドアを開け放っても(原理的には)気温は変わらず、たぶん春なのであろう。
アタマには春霞がかかる。いかんなあ。肉体労働のみ。
・たちまち夕刻。一杯飲んで早寝。
3月30日(土) 穴蔵
不規則生活継続中。
晴。昼間は暖かく、室温20℃、外気も20℃前後で推移。
終日穴蔵。黄砂襲来らしいが、外出しなければ関係なし。
不調である。
ちょっと気がかりなこともあり落ち着かず。
たちまち夕刻。
専任料理人に洋風数皿並べてもらってビール。
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あと春バスタ(しらす)で白ワイン。ラスカルズを流しつつ。
久しぶりにニューサンへと思ってたのだが、このところすっかり出不精になってしまった。
歳相応、これでいいのだ。
3月31日(日) 穴蔵
相変わらず睡眠時間不規則生活。
終日穴蔵。
薄曇で暖かい日。昼間は室温22℃、ベランダ22℃、アメダスは20〜22℃で推移。
ボケーーーーッと過ごすに最高のような。そうさせていただく。
昼、集合住宅の上階から公園の下水管工事の様子を見る。
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昨年10月に始まった工事は今日で半年、2月はじめに鋼板塀で囲われたが、内部では円筒の足場?が完成。
これから地下に掘り進んで、蓋?が沈み込んでいくことになるのか。
先は長いなあ。
たちまち夕刻。一杯飲んで早寝……のつもり。
ほとんどボケ状態で過ごした3月が終る。嗚呼。
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