『マッドサイエンティストの手帳』502

●マッドサイエンティスト日記(2011年5月後半)


主な事件
 ・大阪←→播州龍野、いたりきたり
 ・平福/鳥取砂丘(18日)
 ・備前(19日)
 ・大阪駅(23日)
 ・友の葬送(29日)


5月16日(月) 大阪→播州龍野
 天気晴朗なり。
 朝9時に近くの医院へ定期検診に行く。
 血圧その他、正常である。ほっ。
 そのまま梅田へ歩き、播州龍野へ移動する。
 播州龍野にてあれこれ雑事。
 冬物の入れ替えとか洗濯をしようか迷ったが、面倒になり、明日、専属掃除人を呼ぶことにする。
 たちまち夕刻。
 ひとり寂しく晩酌。
 早寝……でもないか、22時過ぎに寝るのである。

5月17日(火) 播州龍野
 晴れた空、そよぐ風。
 播州龍野にてはりきって働くのである。
 暖房機器を片づけ、布団や毛布を干す。
 わが書斎も夏モードに変更して、久しぶりに掃除機をかける。
 昼過ぎに専属掃除人(兼料理人)がやってきた。
 JR本竜野まで迎えに行く。
 で、家に着く寸前に「はるか巽の方角から」怪しき雲が空を覆う。
 
 あわてて布団を取り込む……と、5秒後に雨が降り出した。
 馬の背を分けるとはこのことであるなあ。
 1時間ほどして晴れてきたので、専属掃除人と墓地へ花を持っていって掃除など。
 ああしんど。
 ともかく模様替えは終了した。
 夜は専属料理人に色々(枝豆、揚げ焼き、ヤッコ、ミニステーキ、トマト・カイワレ、ビール、明太子パスタ、シャブリなど)並べてもらって晩酌。
 播州龍野の夜は早い。
 ということで早寝するのである。

5月18日(水) 平福/鳥取砂丘/某温泉
 発作的……にでもないが、先週末に思いついて、専属料理人とぶらっと出かけることにした。
 昨年からあまり機会がなく、3月中頃に出かけようかと思ったところに大震災だったものだから、見合わせていたのである。
 天気晴朗にして風もなし。
 朝9時頃にクルマで播州龍野を出て、佐用町の平福へ。
 洪水で被害を受けた土蔵は修復されている(壁の色の違うところまで水位が上がった)が、堰が撤去されて普通の川の流れになったため、川面に土蔵が映る姿はもう見られない。
  *
 2年前の写真と比べるとよくわかる。
 相変わらずひっそりとしている。
 平福から「鳥取道」を走って鳥取砂丘に向かう。
 鳥取道(現在は無料である)が近い内に有料になるという話もあって、45年ぶりに行ってみることにしたのである。
 鳥取道は長いトンネルの連続でちょっと怖い。
 砂丘は昔来た時ほどのインパクトはないなあ。
 「馬の背」を登って日本海の見えるところまで行く。
  *
 砂丘と砂漠の違いを思い知る。
 先月、創作講座で、砂漠を舞台にした作品について、視覚的描写はいいが、触覚(砂を踏む感触)や聴覚(鳴き砂?)的描写が足りないから、鳥取へ行ってみるべきとレクチャーしたのだが、参考になりそうにない。ただし、別のイメージが湧くから、それはそれでいいであろう。
 砂丘会館のレストランで「カニとろろ丼」……どこにカニが?! (写真はあえて掲載せず)
 夕刻、岡山の某温泉へ行く。
 谷崎の疎開先に荷風が訪ねた場所よりはずっと東の方。
 初めて来る場所である。
 わが父が、時々囲碁友達といっしょに姫新線で来て、一晩碁を打って帰ってきた。
 ま、こんなものであろう。
 昔は鄙びた温泉、今は寂れた温泉か。

5月19日(木) 備前/播州龍野
 某温泉を出て、中国山地から某川沿いに南へ走って備前に出る。
 備前焼の窯元の並ぶ一帯を散策。
  *
 こちらは専属料理人の趣味である。
 父の形見として貰った備前焼の徳利があるので、それに合うぐい飲みを探すが、なかなか手頃なのがない。
 ぐい飲みよりちょっと大きめのゴブレットを2個購入。あと小ぶりの皿も。
 専属料理人が陶器を買うのは、おれがCDを買うのと同じ趣味なのだろう。
 同じ「皿」だし、値段だいたい2千円前後のようだし。
 2号線を東に走って、播州龍野にちょうど正午に着く。
 専属料理人は昼過ぎの電車で帰阪。
 おれは雑事が少し残っているので、もう一泊となる。
 冷蔵庫一掃メニュー。
 ヤッコ、ちくわ梅肉和え、ビール、カイワレ・ハム・キムチ・リンゴドバドバの冷麺、「神の河」ロック。
 寝る。

5月20日(金) 播州龍野→大阪
 播州龍野にて雑事色々。
 昼前に帰ろうとしたところに某事務所から電話があり、結局、夕方に近い午後までかかる。
 帰阪。
 夜は居住する集合住宅の通常集会。
 色々とややこしいなあ。
 21時過ぎて晩酌。
 早寝。

5月21日(土) 穴蔵/ウロウロ
 定刻4時に起床。
 4時半からの「日本の話芸」は桂雀松『天神山』……安心して楽しめるのであった。
 午前中は穴蔵にて雑事色々。
 午後、市内を自転車でウロウロ。
 CDショップなどにOSAKAビッグリバージャズ2011のチラシとポスターを持っていって掲示・配布をお願いする。ともかく「無料」ジャズである。6月4日(土)の天気がよければよろしく。
 ワイルドバンチに寄ったら、庄内さんの長年の映画仲間という土田啓三さんを紹介していただく。
 『十三人の刺客』について「ワイルドバンチ」の影響を話していたところだとか。
 軽くビールを飲み、帰館して土田さんのブログを読む。
 おれは「十三人の刺客」を昨年10月4日に観て、ワイルドバンチのことにもちょっと触れているが、土田さんの「十三人の刺客」評を読んでびっくり。「ワイルドバンチ」にも論及してあるが、ここまで詳細にして深い批評を活字メディアを含めて読んだことがない。オリジナル版との比較、とりわけ稲垣吾郎が演じた松平斉韶に関する分析は鋭い。
 バンチには異才が出入りしてはるのだなあ。
 ということで、夜は専属料理人が並べた「ありきたりのメニュー」でビール。
 
 枝豆、マグロ・アボガドの小鉢、和風ハンバーグ・キャベツ・トマト、筑前煮。
 蒸し暑くて、こんな夜はキューバンに限る。
 パキートのベスト盤を流しつつビール……

5月22日(日) 穴蔵/訃報2件
 定刻4時に目が覚める。
 朝5時過ぎのNHK「演芸図鑑」で横山ホットブラザーズのノコギリ音楽(アキラ師匠が結構やってくれはったた……アキラ師匠は年をとってもまったく「老成」する雰囲気のないところが最高にいい)と桂米團治師匠(小米朝さんといってしまいそうな)「つる」を見る。司会の歌奴ちゃん(旧姓)以外はなかなかよろしい。
※訃報2件。
・長門裕之……うまいのだが、30歳を過ぎてからはクサイ役者だったなあ。
 85年の『洋子へ!』騒動について、当時の津川雅彦のインタビュー記事(ちゃんと残してある)を確認。
 雅彦に対抗して、絶えず「主演」を張らねばという焦りから、あんな本を出してしまったのだという。
 長門裕之は『豚と軍艦』が過大に評価されたために人生が変わったのかなあ。今村昌平の影響ということでは、その後の沖山秀子とも似ている。
 おれは長門主演の最高傑作は『街が眠る時』(日活/59年)と思う。添え物のモノクロ作品だが、映画館を追っかけて5、6回観た。宍戸錠の最高傑作でもある。もう一度観たいが、DVDは出てないし……この作品についてなんとかなりそうな情報があれはご教示を。
・倉田卓次氏……1月に亡くなられたことを知る。弟の倉田正也氏とともに、日本SFには最強のサポーターであった。おれはこのおふたりを読者と想定して作品を書いていた時期がある。
 倉田正也氏の葬儀のあと、わが追悼文に関して手紙をいただき(正也の雰囲気をよく伝えてくださった、とある)、その後、ハードSF研の例会でお目にかかった。わが著作権裁判についてもレクチャーいただいたことがある。某名作SFの作者騒動に関しては、結局は謎のままである。
 終日穴蔵。
 夜は専属料理人が並べた「ありきたりのメニュー」で晩酌。
 そら豆、菜の花のお浸し、タタミイワシ、夏おでん(トマト入り)、ビール……
 
 先日、備前で買った備前焼のゴブレットで「神の河」ロックをチビチビ。
 いい気分になったので、早寝するのである。
 明日こそホリは(たぶん)働く。

5月23日(月) 穴蔵/大阪駅ステーションシティ
 午前3時に目が覚める。まただんだんと早起き傾向が進んでいるような。
 ちょっと不摂生というか「夜遊び」をする方がいいのかなあ。
 朝までマジメに机に向かう。
 早朝から雨になった。
 こんな日は終日穴蔵……のつもりだったが、買い換えの必要な家電があり、専属料理人とヨドバシまで歩く。
 雨の月曜とあってガラガラ。
 ついでに大阪駅ステーションシティを見物。
 こちらも雨で、人は少ない。
 11階の「風の広場」までエスカレーターを乗り継いで上がり、14階の「天空の農園」へは傘を差して階段を登る。階段しかない。
   *
 「農園」にはキュウリやナス、ゴーヤ、イチゴなどが植えてある。夏場には成長するか。
 14階からの眺望はアクティの展望室ほどではないが、ガラス越しでなく、外気に触れられるのがいい。
 感心したのは11階「風の広場」にコンビニ「ファミマ」があることだ。
 カップ麺やおにぎりなどが並ぶ普通のコンビニである。
 広場に面したカウンターで、おっさんふたりがツマミと缶ビール並べて一杯やっている。湯もあるから、カップ麺も食べられる。これはよろしいで。
 ここで昼飯にするかというと、専属料理人は当然ながら反対であった。
 しかたなく、地下に下り、梅地下を歩き、お初天神の「瓢亭」へ行って「夕霧そば」。
 午後は穴蔵に戻り、おとなしく仕事。

5月24日(火) 穴蔵
 わ、本日も午前3時前に目が覚めてしまう。
 少しは夜更かししなければなあ。
 早朝はかなり強い雨。
 午前5時に「資源ゴミ」を出しにゴミ置き場に下りると、例によって(毎週火曜日に自転車を止めて待機している)おっさんが、本格的な防水着でアルミ缶の選別作業をしている。
 「おはようございます。あ、ありがとう」と挨拶までしてくる。
 以前、書類を入れた紙袋を破って中身を漁りだしたおっさんを怒鳴りつけたことがあるが、このおっさんについては、もう苦情をいう気にもならない。
 早朝から4時間ほどの「労働」で、手にするのは数百円としか思えないのである。
 終日穴蔵。
 少しは仕事もするのであった。
 東日本大震災 被災者支援チャリティープロジェクト「Jazz Today“AS ONE”」を知る。
 森山さんが『森山威男 SEXTET LIVE @ Dolphy』で参加しているのに気づいて、さっそくダウンロード。ディスコグラフィにも追加する。
 昨年11月12日の横浜・ドルフィーでのライブ録音。
 おれは音楽を配信で購入することはめったにない。
 ダウンロードしてもCD-Rに焼くには制限がかかっていることが多く、ふだん聴く装置(ダイヤトーン)では聴けないからである。
 たぶん「裏ワザ」はあるんだろうけど。
 パソコンのスピーカーで森山さんのドラムというのは侘びしいものである。

5月25日(水) 穴蔵
 わわ、午前2時過ぎに目が覚めてしまった。
 少し睡眠調整した方がいいようだ。
 たいした仕事はしないまま、終日穴蔵にて過ごす。
 夜、軽く晩酌のあと、ほろ酔い自転車で、人通りの少ない裏道を低速走行。
 久しぶりにハチへ。
 OSAKAビッグリバージャズ2011のポスターお願い。
 
 「オイトコラサォン」というg+eg+bのトリオがボサやってた。
 「ジョージア」とか「枯葉」とか、ターキーの水割り飲みつつボケーーと聴く分にはなかなかいい。
 ハチは今年も8月8日山下洋輔ソロが決まったという。
 1ステージ聴いてから、扇町公園を抜けてマーガレットへ。
 こちらでは湯割り飲みつつ、かかっている音楽を聴く。
 「となりの人間国宝」白木くんは、昨年まではグローリーランド・ジャズバンドでニューオリンズ系バンジョーを弾いていたが、カバーする範囲は広い。
 今後10年の大阪デキシーの方向なんて話になるが、おれはニューオリンズにならって、若い層がR&Bなど好きなスタイルをがんがん演ればいいと思う。
 大阪のニューオリンズ系ファンは高齢化していて(おれですら若僧だもんな)、今後10年でだいたいがあの世行きなんだから。
 慎重に自転車運転して、22時過ぎに帰館。
 テレビでニュースなど見て、24時過ぎに寝る。

5月26日(木) 穴蔵/ウロウロ
 わ、目覚めれば6時半である。
 遮光カーテンを開けると外は明るい。
 この、一瞬にして明るくなる雰囲気は好きで、やはり日が昇るまで睡眠すべきなのだなあ。
 夜更かしはするものだ。
 普通に朝食、普通に雑事を処理する。
 昼は梅田へ行く必要が生じたので、専属料理人と梅田へ出て、13時前に、ガード下の「BARBARA」(バルバラマーケットプレイス)へ行ってランチ。
 去年10月26日以来か。
 
 本日は石窯カレー(+カツ)で、例によってフリードリンクの昼ワイン。いかんなあ。
 まっすぐ帰館して昼寝。
 夜は冷や奴など、ごくおとなしいメニューでビール、冷酒。
 早寝……はせず、なるべく本を読んで夜更かしするのである。

5月27日(金) 穴蔵
 定刻午前4時に目が覚めた。
 4時半からテレビ。
 ニュースによれば昨日「入梅」らしい。
 近年、気象庁は「宣言」をやらなくなったなあ。
 外れっぱなしで恥をかき続けたためか責任逃れかしらんけど、民間の気象予報士に仕事を移したらなら、気象庁の役人はどんどんクビにして税金を安くしてほしいねえ。
 曇天なり。
 終日穴蔵にて、少しは仕事もするのであった。
 たちまち夜になる。
 専属料理人が並べたありきたりのメニュー「枝豆、カツレツ・キャベツ、トマト」などでビール。
 あと、梅田の伊勢丹(三越?)に入ったなんたらという店で一袋買ってきたグリッシーニが出てきた。
 
 このグリッシーニ(細長いパンというのかな)、形状がドラムのスティックそっくりで、長さは39センチ。
 まさに「森山モデル」サイズである。ちょっと細いけど。
 これに生ハムを巻いてワイン。
 たまらんなあ。
 ということで、これから夜更かし。
 テレビで『地球が静止する日』を見るつものなのである。
 ……と思ったが、最初の30分ほど見て、退屈なので切る。
 これ、タイトル(誤訳ではないものの)を誤解しやすいんだよね。どう考えても地球の自転か公転が停止する宇宙SFと思ってしまうもの。オリジナル版の時もそうであった。

5月28日(土) 穴蔵/北村太郎
 梅雨空である。
 こんな日は穴蔵に閉じこもっているにかぎる。
 少しは仕事もする……つもりであったが、ちょっと気になる書評を見かけて、10時の開店を待って、うちからいちばん近い書店「丸善ジュンクドー」へ行く。
 橋口幸子『珈琲とエクレアと詩人』(港の人)……さすが大書店、ちゃんと2階の現代詩の書棚にあった。
 詩人・北村太郎の晩年(といっても、58〜70歳)のスケッチである。
 感想はこちらに。
 橋口幸子さんとは1、2度お目にかかったことがある。そして、うちの専属料理人の先輩にあたる人である。専属料理人はなにかと世話になったようで、作中に出てくるお住まいにも遊びに行ったことがあるという。
 こんなに文章がうまい人だとは知らなかった。

5月29日(日) 池ちゃん見送り/城北
 雨である。
 梅雨に台風接近が重なって、今日から明日にかけて、雨脚が強くなるらしい。
 午後、ウチの前から守口車庫前行きのバスで毛馬橋を渡り、毛馬町2丁目へ。
 ここにあるセレモニーホールで「池ちゃん」の告別式である。
 
 おれより少し年上だが、40年を超えるつきあいで、その間ずっと「池ちゃん」だったから、ご容赦を。
 (ちなみに弟がドラマーの池田信夫さんである)
 1970年にハチで知り合って以来色々、近年はジャズ愛好会で毎月顔を合わせていた。今月も5月8日に会ったばかりだ。
 闘病生活で体調はいまひとつというものの、突然の訃報である。持病ではなく、地下鉄階段での転倒が原因だとか。
 本業は立派な事業家だが、ともかくジャズ好きで、ジミー竹内の大阪マネージャーみたいな役を長年務められていた。
 ジミー竹内が一昨年末に亡くなったから、追いかけて行ったような気がするなあ。
 出棺のあと、雨が小降りになったので、会館の近所を30分ほど散歩する。
 不思議な縁というか、池ちゃんと知り合った頃、おれはこの毛馬町2丁目に住んでいたのである。
 操業を停止した「城北工場」の一角に研究所があり、寮も同じ敷地内にあって、ここに3年ほどいた。タイムマシンの開発を始めたのもここである。
  *
 今は「リバーサイドしろきた」という団地に変わり、見覚えがあるのは塀沿いにあった樹木だけである。
 40年という年月を実感する。
 センチメンタルになるぜ。
 ということで、夜は「神の河」湯割りを飲みつつ、ジミー竹内『JIMMY THE DRUMS』を聴く。
 ジミーのブラシワークは神がかっている。
 池ちゃん、どうせ遠くない未来におれもそっちへ行くから、ジミーのドラムを楽しんでいてくれたまえ。

5月30日(月) 穴蔵
 定刻午前4時に起き、6時過ぎにひとり寂しく朝食、小雨のなか、(おれ個人のではなく、家族の)普通ゴミをどっさり出して、あとは終日穴蔵にて過ごす。
 昼前に雨はやみ、15時過ぎには快晴となった。
 終日、居住する集合住宅の「管理規約」作成。
 8年ほど管理規約(印刷物)を改訂してないから、修正・追加が多い。
 たまたま前回おれが版下まで作ったので、今回もボランティアでやらねばならぬ。
 結局、1日かかってしまった。
 夕刻のテレビ……毎日放送の報道番組の「憤懣本舗」というコーナーで、JR大阪駅北側の「車道の横断」多発を取り上げている。
 大阪駅北口〜ヨドバシの横断歩道が、バスの専用道で遮断されたために、ここを横断する歩行者が後を絶たないという。
 これは、おれも5月6日に通った時に気づいていた。
 案の定、「弱者」が困っているのである。おれも不便でしかたがない。
 バスの通行はそう多くない。ヨドバシと「階段」をつなぐ横断歩道に連動する信号を設置すればいいではないか。
 報道の印象では、警察が賄賂不足で認可を渋っているとしか思えないなあ。おれはそう思った。
 おいJR、警察幹部にもうちょっと金をやれよ。こういうことに金を惜しんではいかん。
 ということで、台風一過だが、本日もパキートのキューバン・サウンドを聴きつつ晩酌。
 早寝するのである。

5月31日(火) 穴蔵/マホガニーホール
 定刻午前4時に起床、粛々と雑事を処理する。
 昼、心斎橋へ。
 イラストレーターのシオタくんと合流して、ジャズの聖地「マホガニーホール」へ。
 ラスカルズの河合さんと打ち合わせ。
 秋に予定されている「ニューオリンズ・ラスカルズ50周年記念コンサート」に関わることである。
 日時とホールは決まっているが、詳細は今後こちらにアップされる予定。
 海外からのゲストとの交渉など、ほとんどの作業を河合さんひとりでやってはるような。
 近くのイタリアン店でランチをご馳走になる。
 ありがたいというかおそれおおいというか。
 あと、久しぶりに道頓堀界隈をウロウロ。
 
 戎橋の上で、若い男ふたりがグリコをバックに、ビデオを路上にセットしてダンスを自己録画している。
 がんばって売り出してくれたまえ。


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