『マッドサイエンティストの手帳』446

●マッドサイエンティスト日記(2009年1月後半)


主な事件
 ・日本橋/新世界(16日)
 ・「ザ・ムーン」(17日)
 ・同窓会(17日)
 ・水田宗親ジャズバンド(18日)
 ・まいど1号打ち上げ(23日)
 ・佐用町平福へ行く(26日)
 ・創サポ講義(31日)


1月16日(金) 穴蔵/日本橋/新世界
 穴蔵にて粛々と雑事を処理するのであった。
 午後、地下鉄で日本橋へ。
 タイムマシンの部品調達(ナニワネジ)。ついでにパソコンやオーディオ関係を見ながら南下、途中で数点を買うが、南へ行くほど安いのを発見。ま、しかたないか。
 通天閣の下を通過、ジャンジャン横丁を抜けたところで、北野勇作さんご一家と遭遇……っても、示し合わせてのことだけど。
 「奴寿司」で一献。
 
 この店は、あまりに「安くてうまい」から、公開しないのが暗黙の了承だったが、昨年ざこば師匠が「魔法のレストラン」で紹介したから、ま、もういいだろう。
 湯豆腐にはじまりバッテラで終わる。
 小春、よく食べるなあ……。
 かめくんとアホな話をいろいろしたが、こちらは非公開。
 早寝するのである。

1月17日(土) 穴蔵/ザ・ムーン/同窓会
 穴蔵にて雑事。
 午後、歩いて梅田へ。
 TOHOシネマズ梅田で『ザ・ムーン』を見る。
 この映画、新聞雑誌などに「アポロ計画の全貌を記録したドキュメンタリー」「未公開の月面映像が豊富」みたいに紹介してあるが、印象はまったくちがう。
 アポロ計画に参画した老宇宙飛行士たちの「語り」が半分以上で、特にびっくりするような月面映像はない。月面に関してなら「かぐや」の撮影したのが遙かに感動的だ。
 見所は、アポロ11号の発射数十秒と月面着陸の瞬間を多角的に(複数の証言と当時の映像を交錯させる)検証する部分だろう。
 老いたる宇宙飛行士の表情はとてもいい。特に月面に降りず司令船に残ったコリンズが泣かせる。
 これは『スペース・カウボーイ』のドキュメント版ではないか。
 淡々と語られ、胸に迫るものがある。泣けてくるぜ。
 で、映画が終わってから、堀川戎の参道まで歩く。
 大学時代の同窓会というか新年会というか、14人集合。
 久しぶりであるなあ。
 「大美」で会席。
 リタイア組が半数以上、学生時代に出来の悪かったのが「世界的にシェアNO.1」の会社の経営者になっているというのが面白い。おれもタイムマシンでは独占的だもんね。
 自動車関連諸君も多いのだが、今日びの事態は予想もしてなかったことで、直前リタイアでほっというのも本音であろう。
 徒歩3分のハチで二次会。水割り。
 23時前に帰館。
 爆眠である。

1月18日(日) 大阪→播州龍野/水田宗親ジャズバンド
 うへっ、さすがに起床がつらい。ちと二日酔いである。
 早朝の電車で播州龍野へ移動、収監である。
 書斎の室温6℃である。嗚呼。
 本格的キンタマ収縮の季節となりにけり。
 ということで、夕食後、川沿いの道を8分歩いて、龍野橋東側のガレリアへ。
 本日は水田宗親ジャズバンドのライブ。
 
 ガレリアに新兵器。カメラとプロジェクターとスクリーンが設置されで、背景に画像中継もされる趣向。
 他にも色々な企画に使えそうである。
 本日、水田さんはヤナギサワのアルトを使用。柔らかいトーンでボサノバ中心に楽しんだ。
 夜の雨の中を帰館。寝る。

1月19日(月) 播州龍野の日常
 いかん、朝7時まで寝てしまった。老母の起きる気配で目が覚める。
 昨日、早起き〜夜更かししたせいである。
 うーん、朝寝したいが……。
 下男モード入り。
 雑務多し。
 たちまち夕方になった。
 早寝するのである。

1月20日(火) 播州龍野の日常
 早寝したら、きちんと定刻午前4時に目が覚めた。
 やっと正常に復帰。
 ただ、寒いので、指先だけ布団から出して、6時過ぎまで本を読む。
 6時半に意を決してベッドから這い出る。室温6℃なり。嗚呼。
 ということで、下男仕事色々。
 史上空前のアホ・今岡清はヒモとして毎日こんな生活をしているのだろうか……などと愚考するが、あの下等物件の場合は冷暖房完備のところで養ってもらってたのだから、おれみたいな苦労はしてないわけか。
 ますます腹が立ってくるぜ。
 おれの場合はこの数年、今岡清は人生の半分以上が「下男生活」という違いはあるけどよ。
 下男仕事の合間に、ちょっとさぼって図書館へ行ったり、夕刻、川沿いの道を散歩したり。
 築100年を超える陋屋の中にいるよりも外の方がましなのである。
  
 揖保川の川面、なんちゅう名前か知らんが、鳥がたくさん遊泳している。
 鴨鍋が食べたくなるなあ。
 が、鴨肉はこちらでは売ってないので、夜は具沢山の粕汁を作る。
 その他色々並べてビール、「神の河」湯割り。
 早寝するのである。

1月21日(水) 播州龍野の日常
 早寝したら午前2時に目が覚めた。
 オバマの大統領就任演説が中継される時刻だが、寒くてベッドから出る気にならない。
 まあ、たいした演説ではなかろう……つうか、中学時代に学校でケネディの就任演説の読解を「強要」されて以来、アメリカの大統領就任演説にはいい印象がない。
 立派な演説かもしれんが、植民地のアホガキに押しつけてはいかんわなあ、リンドマン神父はんよ。
 また寝る。
 午前6時に起きて、本日も下男仕事。
 昼前に、タイムマシン関係で相棒の某くんが慌てて電話してきた。
 「現代画報という雑誌社から電話ありまして、経営トップの方に女優の吉沢京子さんがインタビューするかたちで30分ほどお願いしたい」とか。
 某くん、こういうのに慣れてないのだなあ。
 この雑誌、「取材費」を要求することで知られているところではないか。
 要するに取材ではなく、ちょうちん記事を載せる「企画広告」。悪徳商法とは断言しかねるけど、ギリギリの線だな。こちらはタイムマシン製造販売という「闇商売」、そんなものに応じるわけないだろうが。
 「女優」の吉沢京子としゃべるのに○○万円出すかどうかだけのことではないかい。
 売れなくなった女優にも色々仕事があるのだなあ。
 そういえば、昔、すごい「発明」をした知人がいて(おれの評価はペケ)、個人出願するために明細書を書いてあげ、出願手続きまでしてあげたことがある。
 特許事務所に頼めば30万ほどかかる。おれはむろん無償。金貰うと違法行為になる。印紙だけ本人に買わせて出願させた。
 要するに「出願した」という自己満足で十分という判断だったが、この「特許」が公開されるや、「特許なんとか協会」みたいなところから出願者のところへ、たてつづけに入会勧誘がきたらしい。立派な発明を今後有効に活用するためのお手伝いを云々……
 「えらい反響です」と「出願者」が興奮気味におれに連絡してきた。相手にするのはやめときなはれといったのだが、本人は大発明家になったと舞い上がってしまった気配。審査請求から権利化までの手続きと費用を一応説明はしたのだが、嗚呼。勝手にしなはれで、その後どうなったかは知らない。
 まあ、世の中には色々な商売がある。
 疲れたので早寝。

1月22日(木) 播州龍野の日常
 相も変わらず下男(おとこし)仕事。
 拘留期間がちと延びることになった。
 なんとか精神的なバランスを保つ方法を考えなければならぬ。
 カジシンの日常を(原稿執筆以外)見習って、姫路へ映画を見に行く手があるが、時間の調整がむつかしい。姫新線利用では無理だから、姫路市内の駐車場事情を調べる必要がありそうだ。
 午後、近くの食品スーパー「MaxValu」へ行ったら、セルフレジが出現している。
 知らなかった。
 
 これは快適である。
 まず、レジに並ぶ必要がない。客はオバハン・ババアが多く、前で延々と小銭を選別するのを見ているだけで血圧が上がってしまうから、精神的肉体的にともかくいい。さらに後ろからカゴをのぞき込まれないのもいい。あれ、嫌だものなあ。
 レジにはオバハンが4、5人並んでいて、4台あるセルフレジを使っているのはおれひとり。
 こらええわ。
 (防犯システム……つうか、チョロマカシ防止がどうなっているのかはチェックしてないのだが、まあ、ボチボチ調べることにしよう。不正はやらないよ。あくまでも好奇心で)
 ウチからは北にコープ、南に大手スーパー、だが、いちばん近くて新しい「MaxValu」がこんなに快適だとは知らなかった。
 本日から、食品は「MaxValu」利用に切り替える。
 ということで、夕食の用意をしつつ、大相撲、結びの1番を見る。
 朝青龍がバルチック艦を撃沈……嗚呼。
 内舘牧子は心臓の手術で入院というし、やくみつるは亀田興毅のランダエタとの防衛戦以来の予想外れだし、朝の悪口いうと祟られてるのかなあ。
 それにしても朝やん、期待を裏切りつづける男だなあ。他の取り的がふがいないのか。
 ったくもう。
 ということで、21時過ぎに早寝・ふて寝するのである。

1月23日(金) 播州龍野の日常/まいど1号
 本日も下男の日なり。
 楽しく洗濯。
 昨日のが乾かないので困っているところに、昼前から日が射し始めてホッ。
 こんなことに喜びを覚えてどうすんのよ。嗚呼。
 昼過ぎにH2Aの打ち上げ成功のニュース。
 「いぶき」に便乗だが「まいど1号」も打ち上げに成功、夕刻のニュースでは、軌道への投入にも成功したらしい。
 「東大阪宇宙関連開発研究会」にオブザーバーとして参加したのが2002年10月29日だから、もう6年以上前である。この時にはまだ衛星のコンセプトも決まっていなかった。SOHLA(東大阪宇宙開発協同組合)設立の少し前であった。
 ついに打ち上げ成功である。アオキの青木さんはじめ、東大阪の皆さん、おめでとうございます。小さな1個目だが大きな進歩である。
 おれは落雷でパソコンを1度、モデムを2度破壊されている。「まいど1号」の成果に期待、引き続き活躍を祈ります。

1月24日(土) 播州龍野の日常
 本日も下男の日なり。飽きてきたけどなあ。
 図書館で週刊新潮を読んでいたら気になる記事。
 ●警察庁のキャリア山下道弘警視=仮名=が、成田空港の手荷物検査場で、規定量以上の液体を持ち込もうとして、制止した女性検査員にトレーを投げつけた。
 この事件は、その後、新聞でも報道された。
 ●警察庁人事課課長補佐・増田貴行警視(36)を暴行の疑いで書類送検、警察庁は増田を停職3ヶ月の懲戒処分、増田は依願退職したという。
 新聞の記事はつまらない。
 週刊新潮によれば、単に「男性用化粧水」を持ち込もうとしていただけだが、規則は規則、女性検査員の制止に「悪いことはしてしてないんだから、いいじゃないか」「おれは警察庁のキャリアだ」「千葉県警の本部長くらいは呼び出せる」と激高してトレーを投げつけた。しかも(女房とは別居中で)20代の女を連れてドイツへ出かけるところだった(そのままドイツへ行って、帰ってからご用)という。
 こういう悪代官型官僚はまだいるんだなあ。いや、この手の方が主流か。
 で、気になるのは次の2点。
 ●新聞の報道では、増田貴行がなぜ暴行を働いたのかさっぱりかわらない。週刊新潮を読めば、たぶん女の前でカッコつけたかった(権力を誇示してみせたかった)のだろうと想像はつく。週刊新潮、ぜひとも増田貴行のその後を追ってくれたまえ。
 ●わからないのは新潮の「山下道弘警視=仮名」である。記事にした時点では処分が決まってないので仮名にしたのだろうが、なぜ「山下道弘」という名になったのか。
 マスコミで「仮名の法則」というのはあるのか?
 ふつう、なんとなく誰それとわかる仮名にするのではないか。
 増田貴行なら増田貴光とかさ。
 山下道弘では、縁もゆかりもないではないか。
 同姓同名の山下道弘氏(たとえば宮崎の陸上選手とかさ)が気を悪くされるのではないか。
 仮名の法則なるものがあるならご教示いただきたいところだ。
 小説の場合でも命名は難しい。
 破廉恥罪なら今岡清(仮名)、恐喝とか詐欺横領なら五十嵐敬喜(仮名)ではあまりにステレオタイプだものなあ。
 などと愚考しつつ、運動不足なので、午後、揖保川沿いに30分ほど散歩する。
 川風が冷たく、北の山嶺には冠雪。旨そうな鳥が漂っている。
 
 白銀の帯流すごと光(て)る川の彼方宍粟の山もしろがね
 これは老母の作なり。
 明日は「この冬いちばんの冷え込み」という予想。
 湯割りを呑んで早寝するのである。

1月25日(日) 播州龍野の日常
 午前7時、室外は0℃、居間は4℃である。
 この冬いちばんの冷え込みがこれなら、何とか今季も持ちこたえられそうだ。
 ど田舎に長期拘留、1週間。発狂寸前である。
 息抜きに昼間3、4時間どこかへ出かけようかと思ったが、日曜だからクルマも混んでいそうな。
 結局、終日書斎にて、しかし仕事らしきことはせず。
 庭に椿が一輪開花。
 
 春遠からじ……とも思えないが。
 花を愛でる気分にはなれず、ただ梅田の俗塵が恋しい。
 大相撲、結局朝公の勝ち。嗚呼。
 やけ酒じゃないけど「龍力」熱燗呑んで早寝するのである。

1月26日(月) 播州龍野の日常/佐用町・平福
 朝も早よから相変わらずの下男仕事。
 晴れているので洗濯物の乾きが良さそうなのが嬉しい……なんて、こんなことに喜びを覚えてどうすんのよ。『砂の女』を思い出してしまうぜ。
 気分を変えねばならぬ。
 昼間、佐用町・平福へ行くことにする。
 新宮〜三日月〜徳久〜佐用町平福の「道の駅」まで37q、45分である。
 「道の駅」にクルマを置いて、平福駅〜川端風景〜宿場町など平福を散策する。山間の小さな町で、30分ほどで歩ける。
 「平福」は無人駅だが立派なものだ。
 因幡街道の宿場町の風情も悪くはない。
 他にも史跡が色々密集している。
 ともかく電柱と電線さえなければ、昔ながらの町並みなんだろうげどなあ。
  *
 土蔵が並ぶ「川端風景」……ここはなかなか。ごく狭い一角だけど。
 旧宿場町を歩いて、富屋商店で猪肉を買う。これが目的で来たようなもの。
 帰路、佐用町の「お多福」でホルモン焼きうどんを食す。
 「三代つづく老舗の味」……若々しい三代目が手際よく焼き上げる2玉のホルモン焼きうどん、このおれがビールなしで平らげたのだから、そのうまさ、推して知るべし。
 午後帰館。
 明日は出所できることになった。
 ほっ。

1月27日(火) 播州龍野→大阪
 毎度のことながら、朝も早よから下男(おとこし)仕事。
 本日はまたなんと洗濯物の多いことよ。
 泣きとうござんす。←って、守屋浩のシリーズだったよなあ。「泣いちっち」のあとに「泣きとうござんす」ってのはおかしいけど。
 などと愚考しつつ、助っ人と交替、昼の電車で大阪へ帰る。
 雑事山積。
 夜は気楽に飲みたかったが、専属料理人がなんとかの新年会だとか。
 19時過ぎに作り置きの何皿かを電子レンジで温めてビール。
 あとは食器洗い。
 気分は播州龍野とかわらんなあ。
 菊地正夫……じゃなかった城卓矢『殴り飛ばして別れよか』なんて名曲を思い出すなあ。
 ま、しかしともかく出所はできた。
 明日から、少しは仕事もしなければ。
 早寝するのである。

1月28日(水) 穴蔵/ウロウロ
 うっへーーーーっ、久々に朝寝した。目覚めれば午前7時である。
 遮光カーテン使用しているから、日が昇り始めているのも関係なし。よく寝たものである。
 室温は15℃。やはり暖かいから安眠できるのであろう。
 はりきって雑件を片づける。
 午後、自転車で梅田へ。
 「ジャズの専門店ミムラ」に寄る。
 向かい側の○○ホ、14時というのに「満」表示が出ている。楽しそうだなあ。
 ミムラさんのいうには、大半は「ビジネス」だそうだが。
 となると、こういう建物は「ビジネスホテル」と称すべきではないか。
 ヴィーナス・レコードの新譜『A HANDFUL OF STARS』を求めるが、ケン・ペプロフスキー、スコット・ハミルトン、エディ・ヒギンズという組み合わせでスタンタードとくれば、聴く前からだいたいの雰囲気がわかってしまう。ヴィーナスの企画、この2年、はっきりいってマンネリ化しているぞ。惰性で買うけどさ。
 あと、チーハに寄ってヒーコ。
 Iさんが繁盛亭付近で饅頭の荷を担いで「案内人」を兼ねた行商を始めたという。
 格好がユニークで毎日や読売に記事が出たとか。
 後日訪ねてみることにしよう。繁盛亭へ行かはる方はご贔屓に。
 ということで、帰館して雑事処理のつづき。
 夜は平福で買ってきた猪肉で「ぼたん鍋」。
 
 うまーーーーーっ。
 盛大にビール、「神の河」水割り、最後にうどんをぶち込んで仕上げ。
 毎日こうだとこいつぁ泣けてくる。
 『A HANDFUL OF STARS』を聴きつつ、そろそろ早寝するのである。

1月29日(木) 穴蔵/ウロウロ
 朝刊の広告で仰天。
 コンビニで週刊新潮を買ってくる。
 “実名告白手記”島村征憲『私は朝日新聞「阪神支局」を襲撃した!』は「実行犯」の告白。島村はある右翼団体に所属していて、「ある公的な組織に属する人物から」「朝日を狙ってくれと頼まれて」関西のある暴力団の協力(1000万で)を得て阪神支局を襲撃したという。背景がまだ全然わからないし、「水平二連」を構えて突入したところで(以下次号)。
 嗚呼、これは連載企画で、まだ第1回なのだ。
 何回連載されるのか。「公的な組織に属する人物」の名前は明かされるのか?
 期待半分、一橋文哉みたいに「追いつめたが鍵を握る人物は少し前に死んでいた」パターンになりそうな心配半分だな。
 穴蔵にて粛々と雑事の処理。
 昼は天五・玉一イサク店へ行って、久しぶりに焼肉ランチ。播州龍野にいていちばん不自由するのがキムチ味だ。明日は豆腐チゲにするか。
 梅田へ出て、銀行関係の処理。
 昨日、工事中の大阪駅が報道関係に公開された。南北通路が気になるので、アクティの27階展望所まで確認に行く。
 
 幅40メートルの「屋上通路」は駅の南北の移動に便利とは到底思えない。
 おれの関心事は大阪駅の南北を結ぶ地下通路ができるかどうかだが、ここを見る限り、2011年にはできない。東のホワイティから三番街への通路だけである。
 ということで帰館。
 夜は専属料理人が作ってくれた5品(豚ステーキ+パスタ、温野菜、鰺マリネ、肝+・ごぼう煮、トマトサラダ)でビール、白ワイン、フランスパン1切れ。
 早寝するのである。

1月30日(金) 穴蔵
 楽しきかな穴蔵生活。
 昨夜から本日の午前にかけて、創作サポートセンターの課題作品を読み、講義用のメモ作成。
 それぞれに「初心」が感じられて面白い。
 昼前に一区切りつく。
 さあ、昼は梅地下か玉一再訪かいや久しぶりに黒崎町「かね又」のシチューうどんといくかと迷いつつ、自転車置き場まで行ったところで雨が降り出した。
 しかたなく自宅へ行ったら、専属料理人は「雨が降りそうだから買い物に行きます」と不在。嗚呼。
 冷凍の讃岐うどんを作る。
 午後は、久しぶりに穴蔵の一室「ソリトン・スタジオ」に3時間ほどこもって、USBターンテーブルによるLPのCD化。
 「至福」とはいいかねるけど、楽しい時間である。
 
 某マスターが貸してくれた北村英治70年代のLP2枚。
 『素敵なあなた』『Sophisticated Lady』
 ともに70年代後半、北村英治50歳前の録音。たまらんなあ。
 こういう作業は週2、3枚、年間100枚くらいのペースがいいのであろう。某所には2万枚あるのだけど。
 ということで、夜は「蒸し鍋」なるのもでビール、湯割り。
 早めに就眠するのである。

1月31日(土) 穴蔵/創サポ
 曇天なり。
 穴蔵にて、読んだり寝たりパソコンに向かったり聴いたりの繰り返し。
 ちょっと調べたいことが生じて、自転車でキタ図書館へ行ったら、月末で休館であった。嗚呼。
 帰館して雑事処理続行。
 ものすごい肩凝り(特に左肩)を覚えて専属料理人にマッサージしてもらう。少し楽になった。
 机に向かってじっとしているせいか、血圧か、読書の姿勢か……
 困ったことである。
 夕刻、天満のエルおおさかへ。
 天満の八軒家浜に「屋形船」が係留してあって、宴会の用意が調っている。
 
 18時頃から宴会であろうか。楽しそうだなあ。どうやら大阪屋形船らしい。料理はたいしたことないみたいだけど。
 こちらは18時から創作サポートセンターの講義。
 提出作品17編についてコメントしつつ、経験的に会得した表現上のポイントを色々しゃべる。
 熱心な雰囲気でこちらも気合いが入る。
 短編の書き出しについて「秘伝中の秘伝」を公開したが、3月に提出される作品に反映されるや?

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