『マッドサイエンティストの手帳』880
●マッドサイエンティスト日記(2026年7月前半)
主な事件
・播州龍野いたりきたり
・合掌@瓜破霊園(7日)
・中之島クロス(10日)
・ジョージ・ルイス生誕126年祝賀@ニューサン(12日)
7月1日(水) 穴蔵
曇。夕方から雨。
終日穴蔵。マジメに机に向かう。われながら珍しいことである。
夕刻、集合住宅の理事会にゲスト参加する。
区分所有法の改定に伴い、国土交通省のご指導にしたがって管理規約を改定することになった。
この際、小委員会を作って全面的に「標準管理規約」の形式にあらためることになる。
なぜか30年以上、規約を担当してきたが、やっと別委員に引き渡せそうな。
あと半年ほどかかりそうだが。
7月2日(木) 穴蔵
曇。午後は晴。
午前中、マジメに机に向かう。今年後半、心を入れ替えたのである。
午後に一区切りついたので、久しぶりに散歩。
やはり脚力が衰えているのがわかる。毎日歩かねば。
本日はジュンク堂から中崎町の路地、3000歩ほど。
夏至を過ぎているが、日の暮れるのは遅い。
*
19:10の北梅田。
トミフラ師匠を流しつつ、和洋5皿ばかり並べてもらってビール、ワイン少しばかり。
7月3日(金) 中之島クロス
朝、通勤ラッシュ時(午前8時20分頃)に中之島クロスへ向かう。
大阪駅前からのバスのりばにとんでもない行列。
9時前のには何度か乗ったが、2、30分の違いでこうも違うのか。
あっさり諦めて、中之島4丁目まで歩く。バス2台ほど待つのとそう変わんだろう。
本日はCT検査。着替えて待機している時間の方が長い。
造影剤を流し込まれてPHILIPS社のガントリーに送り込まれるが、MRIに較べると迫力がないなあ。
最初は「2001年」の冷凍睡眠装置みたいで感激したものだが。慣れとは恐ろしい。
ま、焼却炉に入る練習と思えばいいか。
10時半頃に終了。造影剤排出に水を飲む必要あり、待合室で500mlを飲む。
ビールなら一気に飲めるのだが。
*
帰路、Star Ship's Cat が見張っていた。猫の視界に腰かけて180mlを飲む。
自宅まで歩き、昼過ぎに帰館。久しぶりに1万歩を超えた。
午後はマジメに机に向かう。
夜は5皿ばかり並べてもらってビール。やはり(当然ながら)ビールの方が楽に飲める。
早寝。
7月4日(土) 大阪←→播州龍野
早朝の電車で播州龍野へ向かう。土曜の早朝で、空いていて助かる。
9時前に着、タイムマシン格納庫で雑事のあと、実家へ。
某工務店に来てもらい打合せ。
ややこしい事情で(筆界特定はやらずに済んだものの)半年以上遅れてしまった。
基本的な方針は決まったが、先は長い。ひょっとしたら2年ほどかかるかもしれんという。
途中で死ぬとまたややこしいことになりそうな。
陋屋は(屋根瓦や壁が崩れない限り)あと10年は住めるよう補強したのだが……
*
もうここで「文豪生活」は無理な気がしてくる。
午後、雨になる。かなり激しい。
先日大山賢二がウロウロした周辺、潜伏した橋下、死体が浮上したあたりを見物に行きたかったが、本日はあきらめる。
夕刻の電車で帰阪。ちと疲れた。
7月5日(日) 穴蔵/ウロウロ
曇のち雨、だんだん本降り。
午前、梅田で身内と会う。日曜で人出多く、喫茶店などはどことも満員。あまり人のいないベンチを探して話す。
昨日の報告と書面に署名・捺印を貰う。ついでに近況報告など1時間ほど。
あと中央郵便局からプリントパックで書類を発送。
本日の業務終了。
帰路……地下街はえげつない人出。グラフロも同様。西側の道を傘さして歩く。
日曜の外出は疲れる。
午後は穴蔵で昼寝。たちまち夕刻。一杯飲んで早寝。明日から頑張る……つもり。
7月6日(月) 穴蔵
雨。終日降りつづく。穴蔵にて本を読んで過ごす。
用事なきにしもあらずだが、雨の日は出かける気がしない。
たちまち夕刻。
5皿ばかり並べてもらってビール、ワイン。
*
某方面から戴いた「月山山麓」……なんと一升瓶のワインである。
むろん飲みきれず。しばらく楽しめそうである。
7月7日(火) 合掌@瓜破霊園
七夕である。
・地球から1億キロ彼方の空間では、はやぶさ2が小惑星トリフネにフライバイ、秒速5キロで通過中に写真撮影にも成功した。
球体2個をつないだ形状がいい。グリップのない鉄アレイ状?
うまく設定すれば、ソラリス(球体)、モノリス(直方体)、SS(円筒)につづくSF天体にできるかも。一応リーチ。
はやぶさ2の次の目的は2031年7月、小惑星1998KY26着。
これはわが近未来年表に記入の項目を見れば、欧州宇宙機構の探査機JUICEのガニメデ到着と同時ではないか。
なにわ筋線の開通もあるから、あと5年、生きねば。
・地上では、気になっていた場所へ墓参に行くことにする。
5月に長年の友人が亡くなった。もう書いてもいいだろう。
いんたーぷれい8の名物男大ちゃんが亡くなった。
享年80歳。自室で孤独死であった。
70年代半ばからハチの常連。元バンタム級プロボクサーで精悍な体つきであった。
80年代「ハチ軍団」の団長で、日比谷野音での「ジャズ大名セッション」に出演、上半身裸で「サマータイム」を絶叫する姿はビデオに残っている。
近年は脚を悪くしていたが、8月8日のライブには文字通り「這ってでも」来ていた。
10年前の写真はこちら、50年前のはこちらにアップしている。
不死身の男と思われていたが、5月に死亡。
大ちゃんは(自分からは語らなかったが)帝塚山の大邸宅の生まれだが、父君の死後、複雑な経過があり、20代以降は「天涯孤独」であったようだ。
結局、6月に火葬されたが、立ち会ったのは大家さんと(携帯の番号から連絡のついた)少人数だけだったらしい。
遺骨は喜連瓜破の斎場にあるという。
ということで、49日は過ぎているが、七夕の本日、墓参に出向くことにした。
谷町線喜連瓜破には初めて降りる。
徒歩15分で大阪市設瓜破霊園へ。広大な霊園である。しかも緑が多い。
斎場事務所で訊ねると、担当者がすぐに斎場横の部屋へ案内してくれ、骨壺を出して小さな祭壇に置いてくれた。
合掌。
こんなお参りを何といえばいいのか。弔問でもなし墓参でもなし。単にお参りか。
9月に合葬式墓地に入れられるそうな。それ以降は墓参になる。
広大な墓地を歩いて合葬式墓地も見る。
*
献花ができる作りで墓石はソラリス状であった。
今年の8月8日は、山下さんのライブはなく、大ちゃんのサマータイムもなし。
寂しくなるが、時代の流れであろう。
7月8日(水) 梅雨明け
晴。意外に静かな日がつづく。
上階のリフォーム工事が中休みらしく助かる。
そういえば前の公園の工事音も、土砂の搬出が終ってひと月以上、工事音は途絶えている。
最上階から公園を観察。
*
5ヶ月前と較べると、重機の姿はなく、履行板で覆われている。「雨水貯留池」も完成しているように見える。
公園内の工事は終わっているが、700メートル南で3月11日に起きた「鉄管隆起事件」の影響で、分水施設の工事が遅れているのであろうか。
いずれにせよ、静かな日がつづいてほしい。
昼に近畿地方に「梅雨明け」が発表された。
室温は終日ほぼ29℃(ベランダは最高32℃、アメダスは31.2℃)。
扇風機は使用したが、快適な1日であった。
7月9日(木) 穴蔵/ハチ
晴。終日穴蔵。室温ほぼ30℃で、パジャマのまま過ごせる快適な日である。
・マジメに机に向かって過ごす。
SF系ではなく、集合住宅の管理規約関係の作業。
やっと規約改定委員会ができることになり、そちらに引き渡す資料の整理である。
この際、一太郎で作った資料をWORDに変更することにして、今ごろWORDの設定を色々勉強する。
この10年、ワープロソフトはほとんど使わず、90%はエディターなんだけどね。
・夕刻這い出て、ぶらぶら歩いていんたーぷれい8へ。
本日はジャズ喫茶営業。
グッドマンやエドモンド・ホールのクラを聴きつつ、マスターに先日の「大ちゃん墓参」の報告など。
ついでに8月8日の企画のことなども聞く。ハチも完全に世代が入れ替わった。
ヤツガレも来月の8並び(令和8年8月8日午後8市8分8秒)カウントダウンが最後になるかも。
7月10日(金) 中之島クロス
晴。通勤ラッシュ時に中之島に向かう。
地下鉄で梅田へ。大阪駅の船津橋行バスのりばには長い行列。
本日も中之島クロスまで歩く。なにわ筋線開通まであと5年。乗れないだろうな。
検診……というより先週のCT検査の結果を聞くだけ。
結果「きわめて良好」で、また3ヶ月後の検診となる。
帰路も徒歩。
堂島〜梅田〜ジュンク堂〜ヨドバシ〜紀伊国屋〜結局歩いて帰館。1万歩を超えた。
午後は穴蔵。
外は32℃だが室温は30℃、扇風機の風で快適である。
7月11日(土) 夏祭りの日
晴。過ごしやすい気温である。
扇風機の風に吹かれつつ、比較的マジメに机に向かう。
本日(と明日)は全国的に夏祭りのようである。
あちこちで祇園祭。
成田山の鰻屋で火災があり、成田祇園祭が中止。笑ろてしまいますな((C)歌之助)。
大阪では杭全や生玉で何やらあるらしいが興味なし。
近所(茶屋町一帯?)では「梅田ゆかた祭」とか。浴衣姿で行くと特典があるらしい。
浴衣と帯はどこかにしまってあるはずで、下駄もあるが、もう今さらなあ。息子は着るであろうか。
午後、専任料理人と豊崎神社の夏祭りを覗く(山車巡行は明日午後だが不在のため)。
*
屋台だけが目立つ。こんなものであろう。一応お参り。
あと、食品スーパーに寄り、液体系重量物のポーターを務める。
たちまち夕刻。
5皿ばかり並べてもらって液体系で喉を潤す。九州の夏祭りに思いをはせつつ。
本日から第64回日本SF大会HELLCON開催中。
大分は仕事で何度も行った懐かしい街である。カジシンと松崎さんが参加するといってた。行きたいが、もう無理だ。
今ごろは飲み会開始か。盛会を祈る。
7月12日(日) ジョージ・ルイス生誕126年祝賀@ニューサン
昼過ぎに専任料理人と歩いて梅田へ。
ニューサントリー5で、7月恒例「ジョ―ジ・ルイス生誕126年のお祝い」……7月13日生まれで、1日前倒し。
河合良一さんの遺志を継いで今年も開催。ジョージ・ルイスの誕生祝いをやってるのは世界で大阪だけだろう。
ニューオリンズ・フォーティズ、ニューオリンズ・レッドビーンズが演奏。
休憩時に、これまたおなじみ「ルイスの似顔絵付きバースデーケーキ」のカットが行われた。
*
*
川合順一さんから「60年前の今日、河合さんとルイスの家を訪ねた」秘話が披露され、バーガンディが最初に録音された、まさにその部屋でバーガンディを演奏した、その録音が披露された。
歴史的な録音である。
後半は東京から、河合さんの遺品のクラを持って来阪の加藤平祐さん+ニューオリンズ・ラスラルズの演奏。
福田さんとのデュオ「古き十字架」がたまらんなあ。
あと、バーガンディ〜オーバー・ザ・ウェーブス〜最後はイン・ザ・ガーデン。
久しぶりにいい気分になったが……しかし、やはり河合さんの不在は寂しい。
(河合さんのメモリアル・ライブは8月にニューサンで開催予定)
7月13日(月) 穴蔵
晴と薄曇の中間くらいか。危険な暑さというが、たいしたことなし。
朝、近所の某医院で定期健診。数値は良好であった。
あとは穴蔵にこもる。
このところ「西成」関係の本の読み返し。
ヤクザ関係同様、もう整理するつもりが、こちらは難しい。
釜ヶ崎や飛田の現状を確認に行きたくなるから困る。
……困ることはないか。片道50円で行けるのだから。
たちまち夕刻。
専任料理人が5皿ばかり並べてくれたが、ウチでは標準的な居酒屋メニュー。
*
飲まないわけにはいかんではないか。ありがたく喉を潤す。
7月14日(火) 穴蔵
晴。猛暑日らしい。朝から直射光。遮光カーテンを引きエアコン稼働させる。
終日穴蔵。あまり生産的な仕事はできず。
京都のSF友から祇園祭の「厄除けちまき」が届く。ありがたいことである。
地方の祇園祭は終わったが、本場はこれからなんだな。
*
玄関入口に飾らせていただく。また1年、無病息災で過ごせますよう。
たちまち夕刻。4皿ほどで一杯。早寝させていただく。
7月15日(水) 穴蔵
晴。猛暑らしいが、それほどでもなし。
終日穴蔵。一応マジメに机に向かって過ごす。
外出はジュンク堂往復のみ。
Tビル前の百日紅が満開であった。
*
この花を見るといつも晩夏……夏休みの終り頃を連想してしまう。
播州龍野の実家で(宿題に追われて)机に向かっていた時、窓の外に咲いていたからであろう。
夏が終われば秋。秋来たりなば冬遠からず、また寒い季節が近い……と思うと気が滅入ってくる。
SF HomePage