『マッドサイエンティストの手帳』879

●マッドサイエンティスト日記(2026年6月後半)


主な事件
 ・ KLL例会(19日)


6月16日(火) 穴蔵/ハチ
 薄曇り。快適な日である。
 正午の室温28℃、ベランダも28℃、アメダス25.9℃。湿度52%。
・認知機能の低下(特に歩幅)が気になる。
 歩幅が狭くなることは認知機能低下のサインで、歩幅65cm未満は要注意という。
 歩幅チェックには「横断歩道」が便利で、横断歩道は白線の幅も白線間の幅も45センチなので「横断歩道の白線をまたげなくなったら要注意」ともいう。
 これだとヤツガレの場合、歩幅73p未満(45p+靴の長さ28p)だと要注意で、10年以上前から危険域に入っていることになる。
 どっちなんだ。
 梅田では(歩きスマホが多いとはいえ)前の歩行者が遅くてイライラすることが多いし、横断歩道では(急ぎ足になるからだろうが)白線はまたげる歩幅(73p)で歩いている。むしろ白線をまたげない歩行者の方が多い気がする。
 先日の数値(60p)が気になって廊下で再測定を行う。
 履きなれたペダラ(靴長28p)で、廊下2往復。平均値は69.9p(1958pを28歩)であった。
 9年前と変わっていない(この間に大腿骨骨折を経験しているから、立派なものではないか)。
 13日は重量物を運んだ後で疲れていたのであろう。歩数計には歩幅70pで登録する。
 歩幅が「正常」だからといって認知症ではない証明にはならんのだけど。
・夕刻這出て、梅田のいんたーぷれい8へ。
 本日はジャズ喫茶営業の日。
 北村英治の珍盤「魅惑のクラリネット」を聴かせてもらう。他に客がいなかったからだろう。
 こんなLP(1966)があるとはまったく知らなかった。Vol.4まであり。
  *
「赤坂の夜は更けて」や「銀座ブルース」など数曲を堪能。
 鈴木章治(リズムエース)、藤家虹ニの「歌謡曲もの」との違いについて、考えること多し。
 北村アルバムには、どこにもJAZZ表記はなし。北村英治クインテットだがメンバー表記もなし。アドリブは皆無で譜面に徹している。抜群にうまいスタジオ・ミュージシャンと割り切っての仕事だろう。
 LP録音だけ。CDは出ていない。ライブで演奏されることはなかったはずだ。

6月17日(水) 穴蔵/ウロウロ
 晴のち曇。着替える必要のない、快適な日。
 終日穴蔵。ただ生存をつづけるだけの1日。たちまち夕刻となる。
 たいしたメニューではないが7皿ばかり並ぶ。
  *
 だらだら飲むしかないではないか。
 藤家虹二の「歌のない歌謡曲」を聴きつつ。

6月18日(木) 穴蔵/ウロウロ
 深夜の雨が朝にあがり、曇のち晴。快適な日。
 終日穴蔵。机に向かって過ごす。
 たまにはこんな日もある。

6月19日(金) KLL例会
 晴、薄い雲あり。7月中旬並みというが、快適な気温である。
 昼前に出て阪急で三宮へ。
 午後、区民センターで神戸文芸ラボ(KLL)の例会。参加者5名。
 エッセイ5篇の合評。それぞれのテーマから、免許返納、Windows11の使いにくさ、医者通いなどが話題になり、老人会の雰囲気となる。
 いちばん若いMさんが亡くなった影響であろうか。
 Mさん追悼号は近日に発行予定。
 夕刻帰館。
 夜はミニステーキ、パスタなど並べてもらって一杯。
 早寝させていただく。
※週刊文春の「家の履歴書」に梶尾真治さん登場。
 なつかしや横手の屋敷の見取り図あり、何度か泊めていただいたなあ。

6月20日(土) 穴蔵
 雨が降りつづく。気温は快適。
 終日穴蔵。考え事をして過ごす。

6月21日(日) 穴蔵
 未明に雨はやみ、7時には直射光、室温は快適なり。
 午前中、静かに思索に耽る。
 午後、ジュンク堂へ行こうと出たら、茶屋町一帯、えげつない人出である。
 着ぐるみやコスプレがうじゃうじゃいる。知ったのは皆無だけど。
  *
 「ちゃやまちアイドルパーク2026」というイベントらしい。雰囲気はコミケだな。
 進路変更して、中崎町を散策、タカセ市場で液体系重量物を買って帰館する。
 夜は例によって5皿ばかり並べての晩酌。
 ビールのあと酎ハイと思ったら、VAUTHIERなるワインが出てきた。
  *
 某方面からの戴きもので、サンテミリオンの高級品らしい、知らんけど。
 ブルディガラのクレッセントを齧りつつ少しばかり。なかなか結構な。
 そうか、本日は夏至・父の日に加えて、特別な日でもあったのだ。

6月22日(月) 穴蔵
 曇。終日穴蔵。考え事をして1日が過ぎる。
 生存確認のみ。

6月23日(火) 穴蔵
 曇時々晴。涼しく、やや肌寒し。
 終日穴蔵。資料読み、考え事をして過ごす……つもりだったが、限界を感じ、助けを借りることにした。
 二足のワラジでSFを書いているRさん。ウチの最寄り駅が通勤経路なので、会社からの帰りに寄ってもらうことに。
 夕刻、Rさん来穴蔵。30分ほどあれこれ教えてもらって、問題は解決したが、せっかくだから少しビールを飲むかということになる。
 こうなるとSF談義が止まらなくなり、2時間近くあれやこれや。
 お互い、SFの議論に飢えていたんだなと実感する。
 気分は梅雨明け。

6月24日(水) 穴蔵
 曇のち雨。肌寒し。終日穴蔵にあり。
 生存確認のみ。

6月25日(木) 穴蔵
 雨。梅雨寒なり。終日穴蔵にあり。
 生存確認のみ。

6月26日(金) 穴蔵
 雨が降りつづく。午前5時頃には激しい雷雨。
 穴蔵にて色々読んで過ごす。
 ここ数日、歩いていない。外出は(役割分担で)資源ゴミ出しのみ。
 雨を避けるために階段を1階分上がるが、ひどくつらい。脚力の急激な衰えを実感する。
 歩かねばいかんなあ。
 夕方から出かける予定であったが、大雨の注意報や警報がやたら出る。
 各地「記録的大雨」らしい。淀川の水位があやしく、播州龍野方面からも気がかりな連絡あり。
 自宅待機しているのがいいような。本日の外出は中止とする。
 結局「終日穴蔵」の1日。
 夜、5皿ばかり並べてもらって一献。雨の北梅田を眺めつつ。
  *
 久しぶりにグラッペリ師匠のバイオリンを聴きつつビール、冷酒を少しばかり。
 早寝させていただく。

6月27日(土) 穴蔵
 雨が降りつづく。
 一階上の部屋で先日からリフォーム工事が始まっているが、その騒音が本日は特に激しい。
 金づちで床を叩いているのか? 鉄槌を喰らわされる気分。仕事にも安息にもならない。
 予定では工事はひと月ほどつづく。
 播州龍野への避難も検討したほうがいいような。
 午後、雨がやんだので専任料理人と外出する。
 ジュンク堂から中崎町をうろうろ、最後は飲料系重量物を運搬して帰館。7000歩を超えた。
 夕刻、頭上はやっと静かになり、台風は和歌山沖を通過して関東に向かった模様。
 静かに晩酌。

6月28日(日) 穴蔵
 曇。日曜は部上のリフォーム工事はなく、静かに過ごせる。
 快適すぎて、ベッドで色々読み、目が疲れたら昼寝して過ごす。ま、終日昼寝。
 眼下を見ると、市営廃墟のエサ場あたりに、珍しくトラが3匹揃っている。この4年ほど、生き延びた3匹。
  *
 深夜にエサやりオバサンが来るまで、眠って過ごすのであろう。
 わが日常と同じ。「無精猫原理」は宇宙の基本原理である。
 やつがれは深夜まで待つことなく、数皿並べてもらってビール、ワイン。また睡眠。
 こんな日があと数年つづけばいいのだが。

6月29日(月) 穴蔵
 晴。終日穴蔵。
 韓国の李大統領がSNSに「無能な人物を指揮官に選べば、結果は火を見るよりも明らかだ」と投稿したという。
 トランプのことかと思ったら、自国のスポーツチームが負けたことへの発言らしい。
 北朝鮮ならわかるが。

6月30日(火) 穴蔵
 薄曇。終日穴蔵。何もせず(できず)。
 無為に過ごした2026年前半が終る。嗚呼。


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