『マッドサイエンティストの手帳』874
●マッドサイエンティスト日記(2026年4月前半)
主な事件
・花見@毛馬閘門(2日)
・秘密※※会@神戸(3日)
・播州龍野いたりきたり(6日)
・石花楽会(11日)
・JAZZ@放出(12日)
4月1日(水) 穴蔵
曇、午前中に雨になり、終日降り続く。
気温は0時がいちばん高く(アメダス15.7℃)、次第に低下していく。肌寒く、陰気な日である。
穴蔵にて、Windows11機に悪戦苦闘。
最大の「難所」は、10年前にネット接続のセットアップに使用したCD-ROMが使えないことである。
NTTに問い合わせると、プロバイダー接続がいちばんいいらしいことはわかったが、Win10機とWin11機の併用は難しい(らしい/この辺がよくわからん)。
Win11にインストールできない常用ソフトも複数あって……Win11は播州龍野専用にした方がいいように思えてくる。
その龍野の行政書士氏から電話あり。地籍関係はお役所の作業待ちで、あとたぶん3週間くらいという。
イランから米軍が引き上げる(本日のトランプ発言/ホンマかいな?)頃になるわけか。
今週の播州龍野行きは延期する。
外出は、午後小雨の中、郵便局往復のみ。
*
西公園には誰もいない。
桜は5分咲きで、まだ芽があるのに、同じ木で落花も始まっている。
毎年騒ぐ諸君、花見は無理ではないか。
新年度の初日というのに、鬱陶しいことばかり。先が思いやられる。
4月2日(木) 穴蔵/花見@毛馬閘門
朝まで降り続いた雨、6時頃にやみ、7時過ぎてから晴れてきた。
・本日は重大ニュースあり、7時頃からそわそわ。
アルテミスUで、7:24(日本時間)にケネディ宇宙センターから宇宙飛行士4人を載せた月周回宇宙船「オリオン」を打ち上げる予定。
アポロの興奮から半世紀も経過している。
youtubeで中継を見る。10分ほど遅れたが、7:35に打ち上げ……15分ほど見るが、たぶん成功だろう。たいしたものだ。
2時間ほど雑用。
・10時(日本時間)、トランプの「重大演説」があるのでテレビ中継を見る……が、これはひどい。
同時通訳ではよくわからんところもあるが、例によって日替わりデタラメ。
要点はふたつ。「これから2週間、徹底的に攻撃する」「(ホルムズ海峡など)あとは知らんもんね」ということらしい。
見なけりゃよかった。
・昼前に出て、毛馬方面へ花見に行く。日程と天気予報から、今日しかない。
毛馬橋東の蕪村公園から毛馬堤、蕪村の碑から閘門を渡り、旧閘門周辺の桜を見る。
満開まであと2、3日か。残念ながら今ひとつ。
*
写真の背景としてはまあまあであった。
長柄橋から天満まで歩き、久しぶりに天六のカクウチでビール1杯。ささやかな楽しみである。
トランプのせいで、これから耐乏生活になるからなあ。
4月3日(金) 秘密※※会@神戸
晴。絶好の花見日和……だが、本日は花より見たいものがあり、神戸方面へ出かける。
昼過ぎに出て、JRで新長田へ。
ここで久しぶりに鉄人28号と対面。
*
兵庫県警察音楽隊の諸君が演奏準備中であった。
地下鉄山手線に乗り換えて某駅へ。バスに乗り継いで某所へ。意外にスムースで、予定より30分ほど早く到着した。
ここには鉄人28号よりもはるかに凄い巨人がお住まいである。
その巨人を囲んで秘密の※※会が開催された。参加者10数名。
……と思わせぶりな書き方だが、要するに古い映像の上映会。
ただしその映像の存在が(一応)秘密なので、今のところ、こんな風にしか書けないのである。
さらに映像「発見」までの経過を当事者から説明されると、奇跡的としかいえない。まことに貴重な映像であった。
終了後、ぞろぞろ歩いて近くの和食店へ移動。
ここで、これまた久しぶりのオフ会。
終了後、店の前にバス停があり、ここから夜の峠を越えて垂水に降り、JRで帰阪。予想外に便利な移動である。
天気が不安定な中、奇跡のような1日であった。
4月4日(土) 穴蔵
陰のち雨、だんだん本降り。出歩く気分にならず。
終日穴蔵。
本日、生存確認のみ。
4月5日(日) 穴蔵
薄曇、昼前からほとんど晴。暖。日曜日。桜は満開。
大阪市民諸君にとっては、本日が今年唯一の花見日ではないか。
近所の西公園では、数本の貧弱な桜の下で、朝からシート広げて席取り合戦が始まっているような。
毛馬堤へ行こうかと少し迷ったが、大川沿いも含めて人出過剰であろう。
終日穴蔵で過ごす。
新年度の雑事多し(いちばんの気が重いのが固定資産税関係)。
午後、息抜きに近所を30分ほど散歩。
豊崎東公園にも花見客が多いが、こちらは宴会は少なく、ほっ。
公園北側、桜と「草野邸」の佇まいがなかなかいい。
*
播州龍野の堀家住宅と桜の組み合わせには及ばないが、大阪の北区でこの景観は貴重だ。
龍野の桜はどうなのか。雑事も溜まっていし、明日は播州龍野行きとするか。そうしよう……と急に決めてしまう。
4月6日(月) 播州龍野いたりきたり
早朝の電車で播州龍野へ移動する。
6時大阪発車……この時刻に街は明るい。季節を感じるなあ。あと2ヶ月少しで夏至なのだ。
8時35分に本竜野着。
格納庫〜実家〜市役所〜信金〜行政書士氏の事務所など、精力的に動く。
合間に「堀家住宅」長屋門前の桜を見る。
*
満開であった。やはり豊崎東公園とは挌がちがう。
龍野公園へは行く時間なし。やはり二地域居住を実行すべきか……悩みは多い。
資料整理や書斎改造など、やるとなれば1週間ほど滞在しなければならぬ。
20年ほど前の5年間は、そんな生活(老母の世話であった)を送っていた。
今は自由に暮らせるし、誰にも「世話してもらう」必要はないはず……なのだが。
差し当たり、本日は午後の電車で帰阪。
4月7日(火) 穴蔵
3時前に目覚める。トランプ会見(F15に搭乗していた戦闘員の救出大作戦)中継中であった。
いずれ映画化される予告編か。
「激しい攻撃」の猶予期限をまた24時間延長(8日午前9時まで)……ったく騒がしいTACO男だ。
曇時々雨。鬱陶しい日なり。
終日穴蔵。生産的な仕事はできず。
4月8日(水) 穴蔵
快晴。6時過ぎから直射光が入り、暖かくなる。今日はいい日だ。
9時、イランを壊滅させる攻撃開始かと思っていたら、トランプがまたも攻撃延期(2週間の停戦?)。やれやれ。
しばらく「国際報道」は気にせず過ごすのがいいようだ。
天気がいいので外出。
徒歩圏、南東方向を扇町公園あたりまでウロウロ。
桜は満開のや若葉が出ているのや、色々。
大淀の長屋の桜は満開であった。
*
蔦で覆われた玄関側と横庭の桜を見て、これが住吉の長屋と同じ図面で作られた建築とは誰も気づかないだろう。
わたくしが初めてこの建築に気づいたのは6年ほど前で、その時は蔦は生えておらず、一目で「住吉の長屋」のレプリカ?とわかった。
この建築について、設計者A氏は何も語られていない。
だが、蔦と桜がここまで成長すれば、その建築の意図はほとんど明らかだ。まだ書かんけど。
桜につつまれた「大淀の長屋」が見られたのは何よりであった。
4月9日(木) 穴蔵
定刻4時に気分よく目覚める。
晴。5時30分の南の空に半月。
*
宇宙船オリオンはもう月の重力圏を離れたはずで、この視界の中をこちらへ飛行中であろう。
4人が見る地球には、アホがひとり「半地球」の昼夜境界線あたりにいるはずだが、6時間もすれば、派手な戦闘地帯になる……のかな。
地上(大阪)は曇ってきた。ニュースでは「2週間の停戦」など関係なし、西の方では派手にやっとるような。
石油を扱ってる立場ではないので、どうでもいい気分になる。
終日穴蔵。
相変わらず、本を片づけかけ、拾い読みして1日が過ぎる。
夜はに雨になった。明日も降り続くような。気分鬱。
4月10日(金) 穴蔵
未明に目覚める。昨夜からの雨が降り続く。
終日穴蔵。何もせず。
生存確認のみ。
明日からは少し楽しいことがありそうな。
4月11日(土) 石花楽会
快晴である。
・オリオンは無事地球に帰還、太平洋に着水。
昼前に出て、阪急相川、ここから川沿いの道を歩いて吹田市「浜屋敷」へ。
・石花楽会(石毛直道先生を囲んで花見を楽しむ会)に参加する。
石毛先生が米寿を迎えられたこともあり、45年間続いた花見会も今回で「中締め」である。
最初は石毛クッキングスクールの花見会だったのが、万博公園内での「持ち寄り散財」方式になり、わたくしは80年代半ばから40年ほど参加してきた。
当時は小松親分をはじめ、民博の学者諸氏……民博若手の議論の輪があちこちに出来るのが面白かった。
米朝師匠や枝雀師匠が顔を出されたこともある。程一彦さん持参の「特別料理」が大人気だった。
石毛先生退官後は場所を色々変えて、近年は吹田の浜屋敷に落ちついていた。
*
*
ただ、物故者も多く、参加メンバーも二代目が増えてきた。今回も小松家ファミリーや米団治師匠など。
90歳の田中・元米朝事務所社長と久しぶりにお会いできた。お元気でなにより。
米朝師匠関係で、また少しお役に立てそうな企画が浮上。秋までにはなんとか形に……したいものである。
夕刻帰館。
・行けなかったSF大賞贈賞式をyoutubeで見る。
北原尚彦さんの選評、受賞作は『伊藤典夫評論集成』だが、受賞の挨拶はご子息・伊藤夏日さんが述べられた。
誤飲性肺炎で一時危うかったが「カツ丼を食べられるまで回復している」とか。
賞が「間に合ってよかった」と思うが、受賞の言葉よりも、わたくしとしては長年翻訳が待たれていた作品について、伊藤典夫さんの評価が聞きたい。『不死の島へ』とか(未刊だが)『無頼の月』などについてである。ぜひとも回復してほしいと願っている。
4月12日(日) 大阪JAZZ@放出
晴れて暖。
昼過ぎに出て、おおさか東線で放出「ディア・ロード」へ。
大阪JAZZの例会。日曜の午後をCDやDVDで気楽に過ごす。
・特集はTさんの「巨匠による楽しい演奏」……ファッツ・ウォーラーからガレスピーまで「おもわず手拍子を打ちたくなるような」演奏を色々。
エリントンが派手に声をあげたり、ハンプトンが指先を立ててピアノを弾いたり、ジャズはこうでなければ。
・持ち寄りは「兄弟姉妹の共演」……ベニー・グッドマンはじめ、意外な兄弟がいるのに驚く。
わが持参はマルサリス一家で、親父エリスの退官記念コンサート。
40年ほど前にニューオリンズ(スナッグハーバー)で聴いて以来、エリスの隠れファンなのである。
ウィントンのペットは「肩がこる」のであまり聴かないが、このアルバムではファミリーのアンサンブル優先だから気楽に聞ける。
・あとTさん提供で1929年の映画「St.Louis Blues」の映像など。これは珍品というべきか。
夕刻、また放出から大阪まで、おおさか東線で帰る。
この路線(旧城東貨物線)は、昔の居住地(毛馬)近くを通り、淀川を2度渡り、現居住地(豊崎)のそばを通過する。
眺めがよく、降りて散歩したくなる。
近いうち、淀川ワンドあたりまで自転車で行くことにしよう。
4月13日(月) 穴蔵
慌ただしい……というより、落ちつかない日である。
・早朝のニュース。米イラン交渉の物別れは予想どおりだが、トランプが「ホルムズ海峡封鎖」(日本時間今夜23時〜)だと。やれやれ。
・朝、近所の某院へ。定期健診。数値は極めて良好であった。ほっ。
・憂鬱な納税の季節である。
播州龍野の関係者から課税台帳のコピーがメールで送られてきた。
この書式が去年のと変わっている。法務局の窓口での申請の仕方で変わるのか?
他人任せにしないで、自分で出向くべきか。
ま、納付書が届けば、お代官様の命じられる金額をお納めするしかないのだが。
・米朝師匠関係の作業開始。
肝心の必要資料について京都のYさんに問い合わせたら、直ちに手配していただくことになった。
頼もしい限りである。
・19時のニュース。南丹市で行方不明の子供らしき遺体発見。
園部は能勢から峠を越えて亀岡の少し先。池田市勤務時代に、宮津や舞鶴へ行く時に何度も通った。
似たような山並みが延々と続いていた記憶しかない。
こんな広大や地域にバラバラに置かれたランドセル・靴・遺体を見つけ出したのだからたいしたもの……というより、何か見当をつけて集中捜索したとしか思えない。数少ない防犯カメラに映ったクルマか人物か。
いずれにしても「容疑者」は浮上している気がする。
・23時から「ホルムズ海峡封鎖」といっても、毛馬閘門の開閉とはスケールが違うから、直ちにドンパチが始まるわけでもあるまい。
夜、ビール一杯やったら眠くなり、早寝。
4月14日(火) 穴蔵
穏やかな1日。終日穴蔵。
テレビ(トランプ)さえ見なければストレスはなし。
地道に諸作業を進める。
午後、30分ほど散歩。3000歩ほど。
*
桜は終わり、花水木の季節である。
夜、一杯飲んで早寝。
4月15日(水) 穴蔵
薄曇り、昼前から雨になり、午後は本降り。天気予報通り! 珍しいこともあるものだ。
慌ただしい……というより、落ちつかない日である。
終日穴蔵。
・東海林さだおの訃報。4月5日。心不全。88歳。半世紀以上、いちばん長期にわたって読んできた漫画家であった。
・トランプの日替わり発言には今さら驚かないが、自分をキリストになぞらえたAI画投稿には呆れた。
・週末に播州龍野へ行くことになり、関係先に電話など色々。
・それに関連して、KLL例会は欠席するので、コメントをメール送稿。
・京都のYさんから重要資料が届く。その保管状態の完璧さに驚く。見習わねば。
これから数ヶ月、専念というわけにはいかないが、充実した作業が進められそうである。
・南丹市少年の遺体遺棄事件が急展開。朝から「自宅の捜査」が始まり、テレビはこればかり。やはりなあ。
ビール飲んで、そろそろ就眠という時間になって「義父」の逮捕状請求のニュース。やはりなあ。
明日はさらに騒がしくなりそうな。
SF HomePage