『マッドサイエンティストの手帳』784
●マッドサイエンティスト日記(2022年7月後半)
主な事件
・城見ホール(20日)
・KLL(22日)
・大阪「高齢者の外出自粛」(27日)
7月16日(土) 穴蔵/ウロウロ
世間の3連休初日である。
曇天。天気に関わりなく、穴蔵にこもる。
少しは生産的な仕事もするのであった。
夕刻に近い午後に、自転車で十三往復。丹波できさらぎ漬を買ってくる。無性にこれで一杯やりたくなってきたのである。
ということで、夜は専属料理人に枝豆、ヤッコ、山かけなど数皿並べてもらい、ビール。
*
きさらぎ漬で冷酒一献(呉春ではないけど)。山芋のシソ漬というのがはじめてだが、なかなか。
お楽しみはこれだけだ。
・不思議なニュース(というかネットで見かけた記事)。
山口二郎が「安倍元首相の非業の死について、ご冥福をお祈りするばかり」といったとか。確認したら間違いない。「安倍に言いたい。お前は人間じゃない。たたき斬ってやる」と言った男が、なんだこりゃ。「おれが斬る前に撃ち殺すとは何事だ!」というならともかく。法政大教授だ。五十嵐敬喜もそうだったが、ろくなのがいないな。
その「政治的主張」について意見を表明しているのではない。
いうことをコロッと変えて平気な顔をしているヤツが「人間とは思えない」のである。
7月17日(日) 穴蔵
世間の3連休2日目。
東北方面は大雨洪水が報じられるが、こちら(大阪)は晴。
コロナ感染者激増というのに、祇園祭はじめ、各地で密集大騒ぎのようである。
梅田も人出が多いだろう。
終日穴蔵に限る。
たいしたことは出来ず。歳だから、したかあるまい。
一杯飲んで早寝。
7月18日(月) 穴蔵
世間の3連休3日目、やっと最終日。
曇天。本日も穴蔵にこもる。
郵便物の配達は本日もなし。ワクチン接種券(4回目)がまだ届かない。
本来ならとっくに終っているはずだが、1回目を接種したのが2021年6月14日で、忘れもしない、宮本浩志がカラオケパブのオーナー女性を殺害、その死体が発見された日である。以来、ワクチンと聞けば宮本を思い出す。まだ裁判の始まる気配なし。困ったものだ。
……あ、ワクチン4回目の接種のことであった。本来なら5月に終っているはずが、まだ接種券が届かないのは、1回目の接種を遅らせたことによる。
本来なら4月に接種できたのだが、当時の混み具合を見て、高齢者よりも、働き盛りの方を優先すべきと考えて、2ヶ月ほど遅らせた。そのしわ寄せなのである。
現況を見るに、さっさと受けておくべきだったなあ。
7月19日(火) 穴蔵
やっと平日になった。
朝から雨が降り続く。
近所の某医院で定期健診。数値は良好であった。筋肉が衰えているような気がするが。
ワクチン接種券(4回目)が到着。前回の某院に電話したら、7月中は一杯、8月は未定という。
集団接種会場をネットで調べたら、今夕からでも空いている。明日の午後を予約。
あとは穴蔵。
ボケーーーーッと過ごす。夕刻から曇天。ドタマの状態と同じ。
無為徒食。嗚呼。
7月20日(水) 穴蔵/ウロウロ
穴蔵にこもって動かないと、睡眠が不規則になった。
午前2時前に目が覚め、きちんと起きて机(PC)に向かう。
うたた寝の繰り返しだと悪循環から抜け出せないからである。
たいして能率は上がらないけど。
昼食後、眠いが、炎天下を大阪駅から環状で大阪城公園へ。
ワクチン接種(4回目)の会場(城見ホール)へ向かう。
と、大阪城ホール北側の通路がひどく混み合っている。
妙なゼッケンなど付けた若衆で大混雑。ワクチン接種者には見えない。
*
大阪城ホールでアイドルのイベント(後で調べると「乃木坂46」)があって、その連中が楽屋口?の方に押し寄せているらしい。
城見ホール入口付近まで人であふれている。ワクチン接種は1分ひとりくらいのペースだから、接種の年寄りはいないに等しい。
しかし……大ホールで大感染、城見ホールでワクチン接種とは、いかがなものか。
14時半から受付、問診、注射、15分待機(副反応の様子見)の流れ作業で、14時57分に終了、環状の駅の方に向かうが、こちらに来る若衆の列さらに増える。16時開場らしい。
ビクビクしながら帰館。
夕刻のニュース。大阪の感染者は2万人突破、全国でも新記録達成が多数。
大阪城ホールでクラスター発生、爆発的拡大となるのではないか。打ったばかりのワクチンに即効性があることを願うばかりだ。
夜はアルコール抜きで、上等の病院食のようなメニュー。
早寝させていただく。
7月21日(木) 穴蔵
3時に目覚める。まあ普通のペースに戻ってきた。
朝は日差しもあったが、ほぼ終日曇天。室温は30℃どまりで、扇風機だけで快適である。
終日穴蔵。
色々資料を読んで過ごす。
たちまち夕刻。
夜は、新潟の枝豆などでビール。
*
あと、ゴーヤチャンプルで酎ハイ。ゴーヤがやたら出回る季節である(今年はウチのベランダは作ってないが)。
こういう経済的メニューがいい。
早寝させていただく。
7月22日(金) KLL
晴。久しぶりに直射光が午前2時間ほどエアコンをエアコン稼働させる。
昼前に出て、阪急で三宮へ。
午後、KLL(神戸文芸ラボ)の例会に参加する。
今回から、会場が新築された神戸中央区役所の文化センター会議室に移った。
*
花時計(工事中?)の近く、市役所本庁舎のすぐ西側で、便利な場所である。大阪では考えられない立地だ。
部屋は新しく快適。利用者があまり増えないことを祈るばかり。
文芸関係でも面白い話題が色々出たが、本日は映画関係で教えられること多し。
最近の話題作の多くがネットの動画配信サービスによるもので、Amazonが多いらしいが、ディズニープラスやネットフリックスなど、色々増えて、視聴方法も(裏技含めて)色々あるらしい。
ただ、わたくしの場合は「超大作」はもう無理で、映画も2時間を超えるのは辛い。昔の「90分作品」がいちばんいいのだが、半世紀以上前の作品がどれくらい揃っているか、リストの調査自体が面倒である。無料体験期間を利用してささっとやればいいのだろうが、解約を忘れそうだしなあ。
ツタヤの店頭でDVDを選べた時代が懐かしい。たった10年ほど前のことなのに。
夕刻帰館。
コロナ感染者急増中。
先日の「乃木坂46」に感染者が出て公演中止らしい……と専属料理人がいうので、一昨日の大阪城ホールでクラスター発生かと調べてみたら、「櫻坂46」というグループの間違いらしい。ややこしいことだな。「欅坂」というのもあるらしいが、「けやき坂」というのは姫路と播州龍野の市境にあるトンネルの名前である。今は市の「一般廃棄物最終処分場」だから、まさにアイドルグループにふさわしい名前といえよう。
7月23日(土) 穴蔵
定刻4時に目覚める。普通の生活パターンが戻ってきた。
晴時々曇。
本日は「大暑」だが、室温Max30℃、湿度52%。エアコン稼働させることなく、扇風機の風で快適に過ごせる。
昼前に専属料理人のポーター役で天八のスーパー往復。主な業務は「液体系」運搬である。
運動はこれで十分であろう。あとは終日穴蔵。
夜は(世間では本日鰻を食う富裕層もいるらしいが、当方はつつましく)枝豆、ヤッコなどでビール。
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あと、某方面からいただいた大吟醸「人気一」をチビチビ。これはたまらんなあ。
北梅田の夜は更けゆく。
7月24日(日) 穴蔵
この1週間ほど、仔猫を見なくなった。朝4〜5時頃に眼下の庭に出没していた4匹をまったく見かけない。
ただ、公園横に夜に出されるキャットフーズは、早朝には「完食」していることもあれば「食い散らかし」の場合もある。
これらは(たぶん)8時頃に片づけられてしまう。
愛猫派と嫌猫派の戦いは続いているらしい。
気になって4時過ぎに公園横まで行ってみる。
*
本日、キャットフーズと水は、プラ容器に入れられたまま手つかず?で残されている。
専属料理人は、公園で丸々太った黒猫の牡を見かけることがあり、食べてるのはあのクロではないかという。
よくわからんなあ、ウクライナ同様。
晴。終日穴蔵。
昼前にやたらヘリが頭上を通過していく。
午後に吹田のJR線西側で不発弾処理があり、その取材らしい。
不発弾処理は、近所では2013年の毛馬橋西側以来9年ぶり。
見物に行きたいが、今回、人混みに出るのはやめておくか。
まだ機会はあるだろう。
7月25日(月) 穴蔵
朝5時にゴミ出し、ついでに公園横の「戦場」の様子を見る。
昨夕、専属料理人がこの辺りでトラ猫(4匹の母猫)を目撃したという。
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エサと水の置き場が変更されて、道路から少し草地に入ったマンホールの蓋の上になった。
キャットフードは完食のような。
気になって9時前にもチェック。
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散らかったプラ容器類はきれいに片づけられている。夜から早朝にかけての戦闘は終っている。
今はクマゼミの鳴き声が降り注ぐばかり。
ぼくの公園は戦場だった。
終日穴蔵。
・山上徹也が鑑定留置のため大阪拘置所に移送されてきた。ご近所になるなあ。
・サル痘、日本で初めて感染確認、欧州から帰国の都内に住む30代男性という。「濃厚接触者」は出てくるか。
7月26日(火) 穴蔵
曇天の予報が朝から強い日照り。直射光が入る3時間ほどエアコン稼働させる。あとは扇風機。
終日穴蔵。
15時頃には、ベランダ37.5℃(大手前は36.6℃)になったが、扇風機の風に吹かれているだけで快適である。
たいして効率は上がらず。しかたあるまい。
火曜だから、感染者爆発的増加と期待してたが、大阪は25,762人。一応新記録。3万人は超えると思ったがなあ。
ともかく出歩かないことに限る。大阪城ホールやら天神祭やら駅前ビルのセンベロやら、派手にやっとるからなあ。
老いぼれが出て行って迷惑かけてはいかん。
本降りになって出ていく雨宿り
雨宿り2年半、今や土砂降りだが……行動制限ないなあ。自動的に5類入りか。
たちまち夕刻。
暮れゆく北梅田を眺めつつ、枝豆、ヤッコ、タタキなど並べてもらって一献。
*
久しぶりにMJQ、藤家虹二を聴く。
7月27日(水) 穴蔵
動かないものだから、またも睡眠が不規則になった。
2時過ぎに目が覚めて「猫の戦場」を見物に行く。
面白い展開になっているが、詳しくは後日とする(つうかSFにした方が面白いか)。
猫が争っているのではなく、愛猫派と嫌猫派(ともに人間)が争っているのだが、片方に新戦力が加わったようである。
しかも、キャットフードも値上がりしているはず。
円高やウクライナ情勢が影響しているのである。
北梅田の公園の片隅から世界が見えてくる。
終日穴蔵。
曇天で、午前の直射光がなく、助かる。
扇風機の風に吹かれて、快適に過ごす。
・夕刻のニュース。
大阪モデル「赤信号」点灯、病床使用率52%で「非常事態」に。
で、吉村が「高齢者の外出自粛」を要請。
わたくしは、不要不急の外出自粛はこの2年半、徹底してきた自覚があるだけに、正直いってムカッとするなあ。
散歩すら人気のない道を選び、最近はその散歩も自粛しているのである。
筋肉の衰えを自覚するが、それでも感染して人に迷惑かけるよりマシなはず。
そんなに「用もないのに出歩く老いぼれ」が多いのだろうか。
ワクチン4回目接種に行ったら、接種会場の入口付近、高齢者は目立たず、アイドル目当てのアホ青年で身動きとれないほどの密集状態だったではないか。
幸い感染は免れたようだが。
吉村よ、現実を見ろ。
7月28日(木) 穴蔵
晴。東向きの穴蔵は、早朝から直射光にさらされ、3時間ばかりエアコン稼働させる。
あとは扇風機で快適。
終日穴蔵にあり。
午後、BSで『無法松の一生』を見る。バンツマ版。これだけは何度見ても涙腺が緩みかける。
夕刻、吉村の要請に背いて外出、公園横のポスト往復、600歩ほど。
*
もう百日紅の季節である。
播州龍野の実家の樹木が気になるが、どうしたものか。
7月29日(金) 穴蔵
晴。早朝から直射光。3時間エアコン稼働、あとは扇風機。昨日と同じなり。
終日穴蔵。
お代官様の要請にしたがって出歩くことなし。
正直なところ、筋肉の衰えを自覚している。「散歩」は禁止されてはいないのだが、人の少ない道を歩いても、すれ違う人間は「この老いぼれ、府が外出自粛を命じているのに、何を平気な顔して出歩いてけっかんねん!」という視線を送ってくる……ような気がするのである。
このあたり、わがメンタリティは枝雀師匠と同じなのである。
たいして生産的なことはできぬまま、たちまち夕刻。
18時過ぎ、突然暗雲。
*
20分ほど雷雨があった。たいして涼しくはならず。
夜、外から猫の声、3匹くらいが混じって聞こえてくる。
戦況、さらにややこしくなってきたような。
7月30日(土) 穴蔵
晴。早朝から直射光。3時間エアコン稼働、あとは扇風機。本日も同じパターン。
終日穴蔵。
大阪の高齢者は外出自粛を要請されているから、致し方なし。
運動不足で筋力が衰え、どうしても寝そべって読んだり居眠りしたりする時間が長くなる。
生活が不規則になっていく予感。
たちまち夕刻。
*
ごく普通のメニューでビール、酎ハイ。
お楽しみはこれだけだ。
7月31日(日) 穴蔵
眠り断続的。2時頃に目が覚めてしまった。昼間、寝転がってうたた寝しているから、どうしてもこうなる。
筋力の衰えが明らか。大阪は「老いぼれ出歩くな」令の最中だが、こちらも自衛しなければならぬ。
20年ほどやめていた「未明の散歩」を復活させることにした。
4時前に出て、貨物線地下化工事現場〜淀川左岸線の工事現場を歩く。
さすがにこの時間、ガーやんがいないので助かる。
久しぶりに新淀川大橋(新御堂)の歩道に上がり、川面を眺める。
*
万博まであと1000日。左岸線が間に合わない(シャトルバスは堤防の上を走らせる)ことは発表されているが、(新大阪を出た)バスが新御堂から左岸堤防に降りる連絡橋はこれから。間に合うのかねえ。
どうでもいいのだが、工事がらみで、この歩道が閉鎖されるのではないかという、嫌な予感がする。
日の出とともに帰館。5000歩を超えた。筋肉よりも膝がガクガク。やはり毎日歩かねばならぬ。
あとは終日穴蔵。
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