『マッドサイエンティストの手帳』733
●マッドサイエンティスト日記(2020年7月前半)
主な事件
・穴蔵の日々(外出自粛)
7月1日(水) 穴蔵
目覚めれば7月であった。
本日も終日穴蔵。
ボーーーーーッと過ごす。相変わらずドタマの働き、さっぱり、皆目、ペケ(←先代文我師匠)。
amazonからWEBカメラが届いた。
発作的に購入したもの。昨年は半額くらいだったはず。ま、しかたないか。
ディスプレイの上に置いてUSBつないだらすぐ使えた。
*
特に予定している会議はないが、一度ボンクラ息子その1につないでみるか。
7月2日(木) 穴蔵
晴れて朝から直射光が射すが、暑くはなく、扇風機回せば涼しい一日である。
終日穴蔵。
ドタマの働き相変わらず。
こんな日がつづくのであろう。嗚呼。
7月3日(金) 穴蔵
曇天、たぶん8時頃から雨になったのであろう。終日降りつづく。
穴蔵にこもって過ごす。
新型コロナ、東京はいうまでもなく、大阪もふたたび……の気配。
またしばらく外出自粛だな。
7月4日(土) 穴蔵
いかんなあ。昨夜ベッドで宮内悠介『黄色い夜』(集英社)を読み出したら、やめられなくなり、未明まで。
あとあまり眠れず、朝からの生活パターンおかしくなり、寝たり起きたりボケーーーーッとしたり。
こういうパターンは昨年からよくある。
宮内さんの『偶然の聖地』あたりから、最近では『100文字SF』や『文豪宮本武蔵』『杜子春の失敗』『夢でもいいから』『余花』まで、数十冊ある。さらには『オクトローグ』が控えている。
感想をアップすべきなのだが……ま、近いうちまとめて。
未明の雨、午前にはやむ。
久しぶりに外出、ビールを買いに行く。こういうことはマメである。
また寝たり起きたりちょっと本を読んだり。
たちまち夕刻となる。
専属料理人が並べた数皿でビール。
*
あとHATHUTATHUのフランスパンで中本の格安馬鹿旨ワイン。
これくらいの軽めのメニューがいちばんいい。
豪雨のニュース。大阪は穏やかだったなあといったら、専属料理人「午後2時頃すごい土砂降りだった」という。
昼寝していて気づかなかった。
21時過ぎ、身内相手に、PCでホストとしてzoomを試みる。
繋がるが、不安定、PCが古い(windows7)せいかも。
7月5日(日) 穴蔵
目覚めれば、眠いのであった。
午前中、居眠り状態で過ごす。
午後、一応机に向かって過ごす。
たちまち夕刻。
色々並べてもらって一献。
頭が冴えてくる。
午前と夜でアタマとカナダが入れ替わっているような気がする。
困ったものだ。
7月6日(月) 穴蔵
目覚めれば、眠いのであった。
午前中、無理しても机に向かう。
10時頃にとつぜんzoomの練習をしてみようというメール。あわててつないだら、創サポのSさん、環境は整えたが試した経験がないというIさんが現れた。15分ほどで練習終わり。
午後はアタマの働き、少しましになった。形ばかり机に向かう。
雨、断続的に降り、時々突風が凄い。
夜のメインは鮭の南蛮漬。
*
他に、枝豆、蒲鉾・明太子、サラダなど並べてビール、酎ハイを少しばかり。
お楽しみはこれだけだ。
早寝するのである。
7月7日(火) 穴蔵
不規則な日がつづく。
「アタマとカラダの働きが別々」気分がますますひどく、睡眠時間がコマギレになってきた。
40年つづけてきた早寝早起き(22時就眠4時起床)が今年になって(新コロナ以降)崩れはじめたような気がする。
カラダの方に合わせるしかない。
相変わらず外出自粛だから、誰に迷惑かけるわけでもなし。
昼食晩酌は規則正しく、あとは成り行きにまかせる。
本日は、3時に起き、ブラスチックゴミを出してから朝食。しばらくBSニュース。
5時過ぎから9時まで熟睡。
昼まで一応机に向かう。
正午にきちんと昼食。1時間午睡。
また机に向かう。まあまあ正常に作業できる。
雨が断続的に降り、外出はせず。
16時30分から雑読。石原藤夫博士のHSFL(ハードSF研公報)191号。超人的活動である。見習わねば。
19時から晩酌。これだけは毎日正確正常に行う。
しまった。創サポ主催のzoomによるオンラインセミナー蓮見恭子『「傍聴カフェ」で傍聴した殺人事件〜リアルとフィクションの想像力〜』を見逃して(参加に遅れて)しまった。申し訳ない。
21時前に仮眠、目覚めれば23時30分である。
トータル7時間の睡眠だから、まあ健康的な生活といえるか。
7月8日(水) 穴蔵
睡眠コマギレの不規則な日がつづく。
3時頃に激しい雨に驚く。ちょっと落ち着いた頃、また5時頃に激しい雨に驚く。
落ち着かない日である。
以下、時間帯は異なるが、ほぼ前日と同文。
7月9日(木) 穴蔵
夜中に目覚める。NHK(だと思う)で「孤独のアンサンブル」という番組をやっていた。
交響楽団員が、出番がないので、自室でソロやる趣向。女性クラがなかなかいい。
3時頃から朝まで机に向かう。
朝食後はまたもコマギレ睡眠、コマギレ机。
相棒の某君からメール。大雨警戒だが急用で播州龍野へ行くという。こちらの用件も依頼する。
夕刻に返信あり。片づいたという。
来週には覚悟を決めて山陽本線に1時間乗車せねばならぬかと思っていたが、また2週間、寿命がのびそうである。
ベランダのゴーヤが大きくなってきた。
*
案の定、夜はゴーヤチャンプル。むろん安上がりな晩餐が何よりである。
盛大にビール、酎ハイ。
早寝を試みる。
7月10日(金) 穴蔵
早寝したら深夜(1時前)に目覚め、アタマ正常なので朝まで机に向かう。
朝食後は寝たり起きたり。ちょっと本を読み出すと眠くなる。
今月に入ってから、運動不足は明らかなのだが、雨が断続的に降り(それもとつぜん激しい雨)、出歩く気分にならず。
しばらくはしかたないか。
7月11日(土) 穴蔵/ウロウロ
相変わらず降ったりやんだり。
まだコマギレ睡眠の日がつづく。
昼間、雨がやんでいるので、久しぶりに散歩に出る。
淀川堤へ。
水管橋撤去工事で、6月末まで、十三大橋〜長柄橋の間が通行禁止で、気になっていたのである。
以前から進んでいて、昨年9月に終了かと思ってたら、トーラス部分は別で、それが終了して、普通の堤になった。
* *
南側には土台、淀川に橋脚は残った。
正式には本庄水管橋といった。明治44年に完成(北の大火の2年後である/その翌年に淀川改修工事が終了/水管橋が川の中ほどまでしかなかったのは工事の影響である)、平成13年に地下に幹線ができて役割を終えていた。
先日まで淀川のことを書いていたのだが、柴島浄水場も水管橋も入れられなかった。
淀川の変化はこの近所だけでもエピソードが多いからなあ。
なお、撤去工事の経過はこちらが詳しい。
7月12日(日) 穴蔵
曇天、午後には晴れ間もあり。
終日穴蔵。コマギレ睡眠はだいぶましになってきた。
眠く体ががだるくても、極力机に向かっている方がいいようである。
午後、1時間ほど散歩。人出の多そうな梅田は避けて、中崎町界隈。
*
近くのビル前にランタナが咲いている。
野々村竜太郎の生家近くにも花は咲くのであった。
夕刻、zoomで会議。
6名で1時間半ほど。PCでのzoom meetingは初めてだが、スマホより格段に使いやすい。
コロナ後もこちらがメインになりそうな気がする。
晩酌。
早寝……はせず、ギリギリまで起きて、熟睡するつもり。
7月13日(月) 穴蔵
雨やみてまた降る。
終日穴蔵。
少しは仕事もするのであった。いと少なしを。
7月14日(火) 穴蔵
雨やみてまた降る。昼前、特に激しく降る。
取り壊し予定の市営乗宅屋上で、土砂降りの中、水槽の作業が行われている。
*
(↑写真ではわかりにくいが篠突く雨)
いつ落下するか、気になって仕事にならない。
3年後に解体が決まっている住宅に、手厚いことである。
できることならアチラに住みたいものだ。
野々村竜太郎の隣室だと楽しかっただろうな……などと愚考する。
終日穴蔵。
午後には雨はやみ、晴れ間あり。しかし散歩も面倒になってきた。
夜、一杯飲んで、22時頃に就眠を目標とする。
7月15日(水) 穴蔵
曇天。
終日穴蔵にあり。少しは仕事もするのであった。いと少なしを。
さすがに運動不足。午後散歩に出るが、少し歩くだけでひどく疲れる。
ジュンクドー往復のみ。
途中にある「白くまビル」、エンブレムが取り外されて、ざんない眺めである。
*
WBF BLDG であった。
北海道ツアーから拡大した旅行社、先日倒産。新コロナがトドメを刺したのだろうが、前から業績低迷であったらしい。
それにしても……GO TO というのはおかしなキャンペーンだ。
前から言ってた旅行支援キャンペーン、この時期に早めるという。
黴菌混入の酒を格安で飲ましてくれるようなものか。
またどうせ昭恵がおねだりしたのだろう。モリカケで自殺者を出し、花見で騒ぎ、マスクなしで太宰府へ行き、反省することなく、またどこかへ旅行してはしゃぎたくなったのではないか。国のキャンペーンとなると、堂々と行けるわなあ。
鼻ぺちゃのヘチャムクレが傾国とは、これひとつの不思議。
高山羽根子さんが芥川賞受賞! おめでとうございます。
SF HomePage