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『マッドサイエンティストの手帳』354

●MORIYAMA JAZZ NIGHT 2005

 2005年9月17日、森山威男ファンの最大行事、「MORIYAMA JAZZ NIGHT 2005」は今年で5回目である。
 18時、可児市の文化創造センター「ala」に到着する。
 ロビーに知人色々。盛岡のヨッちゃんはじめ、東京組、地元名古屋の面々、京都・大阪の諸君……ん、今年は北海道は?
 
 「MORIYAMA JAZZ NIGHT」、最初は2001年9月22日で、alaは出来ておらず、福祉センターホールでだった。
 alaが出来てから、ほとんど毎回、大ホールがほぼ満員の盛況。こけら落としで大騒ぎした狂言師とはえらいちがいである。
 今年はレギュラー・クインテット(森山・音川・田中・望月)に加えて、ゲストが、井上淑彦(ts,ss)向井滋春(tb)本多俊之(as,ss)佐藤芳明(acc)。
 18時開演。
 全員登場、フロントに4管で「ノンチェック」……最初から飛ばすなあ。
 なんとレギュラーの5人はネクタイ着用である。これは珍しい。
 公式ページに写真があるが、これはリハーサルの時のもの。残念ながらネクタイ写真はないようだ。
 つづいて「渡良瀬」……このアレンジも絶妙。そして「サンライズ」
 ここで1時間経過、休憩となる。あっという間だ。
 ノンチェックのドラムソロの時にミラーボールが降りてくる演出が泣かせる。これに限らず、照明はずいぶん工夫しているね。
 ゲストのフィーチャー曲でつなぐというのではなく、ゲストもほとんど出ずっぱり(「Gratitude」のみ井上さんフィーチャー)、フロントに4ホーンの構成で進行、アンサンブル重視というか、編曲はすべて井上さんが担当したという。
 「渡良瀬」なんて、今まで聴いたことのない雰囲気だし、あとの「Exchange」には色々なかたちでバトルが組み込まれていたり、極めて重層的な、よく練られた構成だ。
 なお、演奏の詳細は近日「森山威男公式ページ」に載るはずの塩之谷レポートをご覧下さい。
 2ステージ目は佐藤さんがアコーディオン演奏ながら会場横から登場する演出。
 「アリゲーター・ダンス」「Gratitude」「Exchange」
 相変わらず森山さんのMCは爆笑もの。特に今年のゲスト、フロントに美形が揃っている。
 森山研さんが、「美形はいいね」というと、なんと向井滋春さんがネガネを外して、
向井「ぼくは最近、蓮池透さんに似ているといわれます」……確かに!
森山「ご近所の人じゃないからよく知らないのですが……」
 しかし、あのダンディな向井さんが、こんなギャグやるとは。
 ここで、なんと「お宝」争奪の「ジャンケン大会」……先日、新宿でやったのと同方式で、つまり森山さんがステージ中央に立って、千人相手(3階席まで含めて)にジャンケンをやるのである。
 賞品はサイン入りのドラム・スキンに、記念のTシャツがつく。
 ちなみにこのTシャツ、各務典子さんによるポスター画の森山さんの顔が黒字に青くプリントされたもの。「顔が正面にあるのは照れくさいから」と横にずらしたため、森山さんの顔が左胸と左背に分かれ、鼻の位置から腕が象の鼻みたいに突き出る珍品。下の写真でグズラさんが着ているのがそれである。
 ジャンケンはあえなく初戦で敗退。森山さんが強くなったのである。
 その証拠に、新宿では100人相手に5回までやったのに、今回は千人相手に3回でほとんど勝負がついた。
 「hush-a-bye」……そして最後はクインテットで「Goodbye」。
 終演21時15分であった。
 クルマに便乗させてもらって多治見へ移動。
 遠方組ということでウチアゲに参加させていただいた。
 「パパス」……6年前に来た時は駅の近くだったのが、山の中腹に移転、なるほど夜景がきれいな場所である。
 多治見でもちょっとした人気スポットになっているらしい。
 ウチアゲは基本的に出演者とスタッフの皆さんのためのものであるから、以下、ごく簡単に。
 グズラさんと久しぶりにしゃべる。マイク・モラスキー氏とは共演したことあり、今も日米往復生活だから、タイミングが合えば紹介するよということになった。
  
 写真はグズラさん、塩之谷さん。それに森山さんと九州勢。
 来年の開催も間違いないようである。

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