『マッドサイエンティストの手帳』718
●マッドサイエンティスト日記(2019年12月前半)
主な事件
・播州龍野いたりきたり
・大阪JAZZ同好会@ディア・ロード(8日)
・SF検討会(14日)
12月1日(日) 穴蔵
目覚めれば師走であった。
終日穴蔵。仕事はほんの僅か。嗚呼。
年内はこんな日が続くのであろう。
12月2日(月) 穴蔵
朝だ。雨が降っている。が、午前5時前、外は真っ暗。浅田飴の感じがしないなあ。
朝の儀式(ゴミ出し、ひとり朝食)などの後、3時間ほど机に向かう。
少しは集中できた。
9時過ぎから集合住宅関係のことあれこれ。
たちまち効率が落ち、あとはダラダラと過ごす。
午後、雨はあがり、夕刻に晴れてきた。
*
16:30の空、異様な夕映えで、雲が急速に東へ動く。
明日から冬らしい。
夜は専属料理人特製の豚汁などで湯割り。
しばらく冬眠するか。
12月3日(火) 穴蔵
晴、時に陰。
終日穴蔵にあり。
はやぶさ地球に向かったといふ。
12月4日(水) 大阪←→播州龍野
早朝の電車で播州龍野へ移動する。
が、姫新線が動かない。夢前川の鉄橋から落下物があり、下のクルマを直撃、安全が確認できるまで運転見合わせとアナウンス。
1時間はかかるだろうと判断して、龍野にいる相棒に姫路まで迎えに来てもらう。
30分で南口まで来てくれたが、ほぼ同時刻に姫新線も動き出した。あほらし。
車中で打ち合わせできたから、まあいいとするか。
雑用いろいろ。龍野市内うろうろ。
*
龍野橋東端から鶏籠山を眺める。まだ晩秋の気配。
午後、まるさん自動車へ。
いろいろ迷ったが、クルマを車検に出ことにする。あと2年間と決める。
夕刻に帰阪。
不思議なニュース
8月に山口組の組員を銃撃したとして、山健組の中田浩司組長(60)逮捕。
中田組長自らがバイクにのって熊内町(ヤスキンはんの近所だ)の弘道会施設前で拳銃をぶっ放したというのだが……ほんまかいな。一説によれば準構成員も含めて4000人の組織の親分だぜ。社員100人ほどの会社でも社長自らが溶接とか旋盤作業はやりまへんで。社員3名のわがタイムマシン業の場合は、おれ(一応社長ね)自らがハンダ付けも掃除もやるけどね。
山健組は今や組員数名の没落組織なのか。
親分にこんなことまでさせて、山健組の組員、どう考えとるのよ。
いや、奮起しろといってるのではないよ。即刻解散すべきである。
12月5日(木) 穴蔵
晴。後に陰。終日穴蔵にあり。
12月6日(金) 穴蔵/ウロウロ
21時前に寝たら2時過ぎに目覚めてしまった。
朝まで一応机に向かう。朝食後、また寝る。
9時頃に目覚めた。
いかん、生活パターンが不規則になりかねない。
11時頃に出かける。よからぬこと(昼飲みね)を考えて、泉の広場へ行ってみる。
*
梅地下の東端、ほとんど飲食店街になってしまった。予想どおり「開けっぴろげ」の店ばっかり。
梅田で今年オープンしたところは全部そう。
(阪神フードパークは昔からだから例外として)、三番街フードコート、ルクア梅田フードホール、リンクスの飲み屋など、全部同じ。通路から丸見えのテーブルばっかり。しかも(場所代だろうが)割と高い。
今の消費者層は「飲み食いを見られても平気」世代なのであろう。
老人は退席をうながされているのである。
梅田で残された聖地は新梅田宿堂街だけだが、ここも今風の店が増えている。
ということで、扇町公園を抜けて天五へ。ここにはまだ好みの店が残っている。
天五の某店でちょっと一杯。ここと天六の角ウチ店は非公開とする(だいたい見当はつくだろうけど)。
ほろ酔いで帰館。
明日からマジメな生活態度に戻るつもり。
12月7日(土) 穴蔵/ウロウロ
曇天なり。寒い。
終日穴蔵のつもりであったが、昼前から専属料理人のお供をして買い物に出る。
自転車でポーター役を務める。
ボケーーーーッとしているよりは役に立つのであった。嗚呼。
ついでに自転車で十三大橋を渡り、十三もといま商店街の丹波できさらぎ漬を買ってくる。
寒くなるとこれで一杯がなによりである。
と……夜はパエリアがメインであった。
*
パエリアにきさらぎ漬も悪くない組み合わせであった。
これで豊崎西公園南側中本酒店推奨格安馬鹿旨ワイン。うまっ。
早寝するのである。
12月8日(日) 大阪JAZZ同好会@ディア・ロード
晴れたり曇ったり。
昼前に出て、梅田うろうろの後、北新地から片町線の放出へ。
ディア・ロードで大阪JAZZ同好会の例会。久しぶりの出席である。
マニアによるレコード、CDの鑑賞(自慢)会。
・Tさんによる、ビリー・ホリディのデビューからラストアルバムまでを1時間で。
・引き続きFさんの新譜紹介。ここ数年(ミムラさんの死去が大きいが)CD購入激減のおれには、ありがたい企画である。
・あと持ち寄り大会。「今年のベストアルバム」だが、新譜はやっぱり少ないなあ。再販の名盤が多い。
おれは新譜、「Takky meets Dorothy」からJimin Park「Boogie Woogie Stomp」である。
ベストアルバムというより、今年来日の、いちばん面白かったピアニスト。
12月9日(月) 穴蔵
雲ひとつない快晴。
終日穴蔵にあり。少しは仕事もするのであった。
昼過ぎにネットで注文していたプリンターが届いた。
使っていたエプソンのEP-803Aがついに数色印字不能となったため。2010年から9年間酷使してきたのだから、もう十分であろう。
今度のは後継機種で、こないだ製造終了した型落ち機、9年前に買ったのより1万円ほど安い。品質はいちばん信頼できるはず。
午後はあれこれと試しプリント。
インクジェットではこれが最後のプリンターになるのであろう。嗚呼。
12月10日(火) 穴蔵/ウロウロ
数日ひどかった鼻水が治まると咳がひどくなった。浅田飴も効かず。
穴蔵にこもるもが、仕事はあまり効率はあがらず。
午後、マスクをして散歩に出る。
淀川堤まで。
*
水管橋の撤去工事。トーラスはあと残り2本になった。年内に終わりそうにない。
下流側から工事していて、セブリ小屋はそのままのようである。面白くないなあ。
12月11日(水) 穴蔵
しんどいのであった。
穴蔵にて、半分は寝て過ごす。
連絡事項色々あり。明日は頑張って動くつもり。
師走である。
12月12日(木) 大阪←→播州龍野
早朝の電車で播州龍野へ移動する。
冬至(22日)が近く、夜が長い時期で、須磨あたりでかわたれ時を迎える。
もっとも、日出がいちばん遅いのは年が明けてからだけど。
8時36分に姫新線本竜野着。
おれは極端なタクシー嫌いであるから、本竜野東口から龍野東端の○自動車まで歩くことにする。
30分3,288歩。たいした距離ではないな。75cm/歩に設定しているから2.47キロ。まあそんなものであろう。
車検の引き取りである。
健脚だからクルマは不要といえば不要だが、荷物を運ぶこともあり、あと2年としたのである。
ついでに昨年完成した砂防堰堤を見物に行く。
*
ちょうど1年ぶり。災害もなく、雰囲気は変わらない。ムダなダム、か。
5分で実家に帰り、雑事あれこれ。市内うろうろ。タイムマシン格納庫にも寄り、昼過ぎに片づく。
午後の姫新線で姫路。
眉村さんを偲んでえきそばをいただく。
つい先月、眉村さんのエッセイ集『歳月パラパラ』(出版芸術社)に「姫路の駅そば」の章があるのを知った。どんな状況で食べたかが面白く書かれているが、これだけではないはず。下りのホームで食べて上りのホームでも食べたとか、80年代半ばまでは車内に持ち込めたとか、まだまだある。えきそばだけでも、眉村さんとの思い出は尽きないのである。
本日は一杯だけで帰阪する。
えきそばの眉村さん、うなぎ屋のヨコジュン……何のことかわからんだろうけど。
12月13日(金) 穴蔵
晴。終日穴蔵にあり。
集合住宅の雑排水管洗浄という行事あり、午後、待機しておらねばならぬ。
本を読んで過ごすが……最近、読書がちょっとつらくなった。
眼鏡が合わないのかもしれぬ。30分ほどでひどく疲れる。
昨年から視界に蚊が飛び交ってるし。嗚呼。
洗浄作業は20分ほどで終わるが、落ち着かないことである。
これといった仕事はしないまま、たちまち夕刻。
夜は専属料理人がローストポークを作る。
*
弱火で2時間ほどとか。ヒマなんだのう。あんたもでしょうが! はい。
これで豊崎西公園南側中本酒店推奨格安馬鹿旨ワイン。
明日は少しは生産的な生活を送るつもり。
12月14日(土) SF検討会
定刻午前4時に目覚める。
朝の定例行事のあと、3時間ほど机に向かう。
さほど生産的なことはできず。嗚呼。
専属料理人(兼専属洗濯婦)が、洗濯機の接続口から水漏れするといってきた。
昨日の雑排水管洗浄で動かしたせいらしい。嗚呼。
ニップルを締め直すがポタポタ。蛇口側(万能水栓)に傷があるような。
いっしょに本庄のコーナンPRO(今年できたばかり)へ行き、洗濯機専用のストッパー付水栓蛇口とシールテープを買う。
ついでに天八のスーパーまで行き、食材、ビールなどのポーターも務める。
帰館後、蛇口の交換作業。水漏れはぴたりと治まった。
業者に依頼するより、かなり経費は抑えられたようである。
ということで、専属料理人、それなりに張り切って料理を作ってくれた。
夕刻、かんべむさし氏来穴蔵。
定員2名内容非公開の忘年会的SF検討会を開催する。
非公開といいつつ、あまり覚えていない。今年亡くなった人の話から始まって……半分ほどは「引き込み線」の話をしていたような。
「チャーチャン型湯豆腐」などでビール、湯割りを飲みつつグダグダやってたら4時間経過。
むさしくんから執筆意欲のおこぼれを頂戴したところで散会とする。
12月15日(日) 穴蔵
晴。
昨日の梅田の凄まじい人混みをかんべ氏から聞いているので、本日も同様であろうと予想、終日穴蔵にこもる。
一応マジメに机に向かうのであった。
夜、専属料理人に聞くに、とんでもない人出であったという。
小銭貰ったボンクラどもが浮かれ出ているのであろう……と、これはボーナスのない高齢者の僻みである。
本日も翁豆腐の「チャーチャン型湯豆腐」、和歌山産マグロの刺身、スグキなどで冷酒を一献。
幸せがこみ上げてくるなあ。
早寝するのである。
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