『マッドサイエンティストの手帳』524
●マッドサイエンティスト日記(2012年3月後半)
主な事件
・「うめきた」シンポジウム(16日)
・マホガニーホール(18日)
・吹田市立博物館(20日)
・大阪←→播州龍野、いたりきたり
・マーガレットにSF新人集結(31日)
3月16日(金) 穴蔵/ウロウロ
定刻4時に起きて、普通の生活モードに入る。
朝のニュースで吉本隆明の訃報。87歳。今日午前2時に肺炎で。
しばらくしたら、読売の「巨額契約金」問題で、読売球団が「内部文書を持ち出したのは清滝に違いないからケーサツにいうたる」といっとる(と解釈できるような)報道。ナベツネは沈黙しとるらしい。ナベツネは吉本隆明の1歳下。無理して吠えろとはいわんが……それにしても「機密文書漏洩」といっても、沖縄返還に比べるとスケールが小さいなあ。
終日穴蔵。
午後、中崎町界隈散歩。5千歩未満。
夜、本日もレギュラー缶1個、あとは普通に食事。
早寝するのである。
3月17日(土) 「うめきた」シンポジウム/創サポ
穴蔵にて相変わらずの雑事。
昼過ぎに出て、地下鉄で淀屋橋の朝日生命ホールへ。
朝日新聞社主催のシンポジウム「うめきたと大阪再生」を聞きに行く。
「関西の最後の一等地」うめきたの開発が、大阪府と大阪市のトップ交代を受けてどう変わるか。
プログラムは、
【基調講演】
宮原秀夫氏(独立行政法人・情報通信研究機構理事長)
【シンポジウム】
<パネリスト>
上山信一氏(大阪府・市特別顧問/慶応義塾大学総合政策学部教授)
篠ア由紀子氏(都市生活研究所所長/関西経済同友会梅北委員会委員長)
広瀬茂夫氏(日本総合研究所関西経済研究センター所長)
多賀谷克彦氏(朝日新聞編集委員)
<コーディネーター>
大峯伸之氏(朝日新聞関西総合面編集長)
という予定が、
宮原秀夫氏の講演のあと、会場に来ていた堺屋太一氏がしゃべらせてくれと(パネラーの同意を得て)登壇、なんと40分ほどしゃべりまくり。
基調講演がふたつ行われたようなもの。
このおふたりがどのような「勢力」を代表する方かはさておき、ふたつの相対するビジョンが並べられたわけで、その後の議論もひつとにまとまるはずもなく、たいへん面白く刺激的なものになった。
おれなりに感想を整理すると、
・グランフロント大阪のビル4棟はすでに工事が進んでいて、「ナレッジキャピタル」はその一角に入る予定で、当面の問題は大阪市が金を出すかどうか。しかし、これは「駅前ビル群」の「ごく一部の利用」に関わる問題で、極論すれば、たいした問題ではない。
・問題は、西側の「2期開発区域」のであり、ここを「グランフロント大阪そっくりのビル群」にするか「緑地」にするかで長年議論が続けられてきた。
最近は、さすがに「ビル群」はあかんという流れで、「緑の多い施設群」と「全面緑地」の綱引き状態か。
・ここに、地下に計画されている「北梅田駅」の機能が大きく関わってくる。関空、新大阪とのアクセスである。
これにからむ議論は、おれも3月5日に「うめきた未来予想図」で見解を披露した。
以下は、その時のおれの見解である。
・2期開発区域の形態について個人的な希望はあるが、どうなるものでもないし、「施設群」でも「緑地」でもかまわない。理念どおりに街ができあがるはずはなく、街は集まる人間によって変わっていくものだ。いずれにしても、おれは生きているうちに完成した「うめきた」を見ることはないだろう。したがって大きな希望はいわない。
・おれの唯一のささやかな希望は「ある場所に1本の地下通路を設ける」ことだけである。
これで「うめきた」を含む梅田一帯の面白さが、劇的に、カオテックに変化する。間違いない。
……というもの。
会場で話を聞いているうちに、やっぱりわがアイデアは作品にしておくべきいう気分になってきた。(おれは今や小説にたいした力はないと思っているのである)
17時過ぎまで。
会場で浅田稔先生に挨拶。
薄日差す中之島を天満、エルおおさかへ歩く。
17時半の天神橋。春分の日が近いのだなあ。
18時〜創サポ講義。
提出作品14篇について青木治道さんと対談形式でコメント。
たいてい評価は一致するのだが、今年はかなり意見が分かれた。全体にレベルが高いので、微妙な好みの差で評価に違いが出たようである。
おれは、ストレートに書けばありふれたタイムパラドックスものを、記述のトリックで予想外の展開にしてみせたショートショートがきわめて新鮮だった。
21時頃に帰館。
ほんの少しばかりビールを飲む。
3月18日(日) マホガニーホール
わ、目覚めれば午前6時。よく寝たものである。
昨日、長時間拘束されたためであろう。
シャワーにて沐浴、あとは穴蔵にて粛々と雑事を処理する。
午後、地下鉄で心斎橋へ。
ジャズの聖地・マホガニーホールにて内輪のコンサート。
*
来日中のジェフ・ブルを中心に、ニューオリンズ・フォーティズ、あと、ラスカルズとレッドビーンズのピックアップ・メンバーによるセッション。
村橋さん(b)と室さん(ds)は出ずっぱりである。
アルコール抜きのライブは寂しいものだなあ。
まっすぐ帰館。
夜は、新タケノコを買ってきたとかで、鰆ホイル焼き、菜の花、若竹煮、タケノコの吸物などが並んで、タケノコごはん。アルコールは抜き。
3月19日(月) 穴蔵/ウロウロ
定刻4時に目覚める。
朝、梅田の某所へ。
先週月曜日のつづき。昼前に片づく。
ま、気分良好というべきか。
ついでに、快晴の梅田をウロウロ。
桜橋側から見るヒルトンとマルビル。
このところ「うめきた」含む梅田の景観について考えることが多い。
いちばんいかんのは、直方体の高層ビルが多くて、ビルの全景が見えないことである。
安藤さんのCHASKAなんて、完成半年前に西側のつまらんビルの工事が始まって、完成した建築の全景を見る場所なんとどこにも存在しないのである。
ヒルトンは数あるホテルの中ではユニークな方。できれば、このビルこそ黒い直方体にしてほしかった。正確な寸法はよくわからないが、1:4:9に近いのではないか。
隣のマルビルはさらに古いが、できればもっと低く(あるいは太く)してほしかった。
モノリスとSSが並ぶSF的風景になったのではないかと思う。
午後帰館。
穴蔵にこもる。
夜は久しぶりにビールを盛大に……のつもりであったが、ロング缶を1個飲んだだけで十分な気分になってしまった。
普通に食事。早寝するのである。
3月20日(火) 吹田市立博物館「小松左京写真展」
定刻4時に目が覚める。
世間は休日だが、おれは穴蔵にて粛々と雑事を片づけるのであった。
昼前に出て、JRで岸辺へ。
「岸辺」という駅には生まれて初めて降りる。
幅広い操車場の西側へ出るには(陸橋が完成間近のようだが、まだ使えない)、長い地下道を抜けなければならぬ。
細く長い地下通路、かなり不気味である。
夜、女性ひとりだと相当危険なのではなかろうか。陸橋が完成すれば閉鎖となるのであろう。この不気味感が体験できたのは幸せというべきか。
徒歩25分で吹田市立博物館へ。
「小松左京写真展」が開催中で、新たに発掘された「万国博を考える会」の資料も展示されている。
併せて、色々な企画があって、本日は「ラジオの時代」……桂米朝との伝説的ラジオ番組「題名のない番組」を中心に、小佐田定雄さん、かんべむさしさんとおれのトークイベントである。
不便な場所だが、たくさんの方にお運びいただいた。神戸あたりから、旧知の方々も色々。なんと石毛センセまで。
話題のメモ書きを事前に送ってたら、かんべむさし氏が整理して、司会を兼ねてうまく進行してくれた。
むさしくん、さすが「朝ミラ3年」のキャリアである。
終了後、3人+1で、ぞろぞろと吉志部神社を抜け、馬力食堂(朝6時から営業/一度ここで飲んでみたい)の横を通り、蓬莱温泉の前を通り、また地下道を抜けて、岸辺まで歩く。
近くに在住のはずの「幻の天才作家」きしべむれし氏に会えなかったのが残念であった。
ということで、夜は久しぶりにビール痛飲。
寝る。
※「幻の天才作家」きしべむれし氏については、かんべむさし氏のHP中のフリーメモ、2012年3月「良う言う者が一人もおらん」をご参照ください。
3月21日(水) 穴蔵
定刻4時に起床。
終日穴蔵。
本を読んだりCDを聴いたり。
コルトレーンの「Intersteller Space」……昼間聴くものじゃないな。
「日刊スポーツ」に清武英利氏の代言人が談話。
「是非、善悪の区別がつかなくなっている私利私欲に固まった老人の不規則な発言について取り合っている暇はない」「読売新聞の報道はブラックジャーナリズム以下の水準」
よろしいなあ、このタンカ。
さらに要約すれば、
「ブラックジャーナリズム主筆のボケ老人にかまってられるかよ」
ということかな。
格調高い高校球児の「選手宣誓」が中継されるのにあわせて、職業野球「盟主」の品のなさ……いいねえ。もっとやれ!
春分・夏至・秋分・冬至の前後には、日没位置の確認のために淀川堤を散歩する習慣なのだが、夕刻、5分ほど歩いたところでマスクを忘れたことに気づく。
花粉の飛散がひどそうなので、引き返す。本日は2千歩以下。
夜は専属料理人が和風メニューを並べたので、久しぶりに備前焼徳利で熱燗。
「Intersteller Space」を聴いて、早寝。
3月22日(木) 穴蔵/ハチ
わ、久しぶりに飲んで早寝したら、午前2時半に目が覚めてしまった。
終日穴蔵。
夕刻、梅田散歩、久しぶりにハチに寄る。
ビール1杯のみ。
チーハ、最近は若い連中のライブ会場化していて、18時過ぎから楽器抱えた連中が集結してくる。
それはそれで面白いのだが、おれはもう夜更かしはできず、演奏開始前に帰館。
自宅にて普通の夕食である。
3月23日(金) 穴蔵
雨ぞ降る。
終日降り続く。
出歩く気にならず、終日穴蔵。
本の感想でも書こう。
I'm gonna sit right down and write myself a book review.
ファッツ・ウォーラーの「手紙でも書こう」はトラッド系のライブでもよく演奏されるが、邦題は「ひとりぼっちのラブレター」の方が好きだな。おれ流の訳は「出すあてなしのラブレター」だけど。
というわけで、最近読んだ本の感想を雑読雑聴にアップ。
『原色の想像力2』は昨日から書店に並んでいるはずである。
よろしくお願いいたします。
3月24日(土) 穴蔵
天候不安定。朝晴れていたのが昼間には驟雨、風強し。
穴蔵にて雑事。
わが居住する集合住宅で、昨年に引き続き「芸術祭」が開催中である。
集会室に居住者諸氏が色々と持ち寄っての「春のいろいろ芸術祭」……写真、絵画、篆刻、陶器など色々と展示されている。なかなか達者な人が多い。
うちの専属料理人はパッチワークを出展。
住人交流の場としては結構なことである。
おれも堀晃作の絵をわが作と偽って出展しようかと思ったが、専属料理人に止められた。
「堀晃」(ひかる)と「堀晃」(あきら)は「かんべむさし」と「きしべむれし」ほど違うのである。
3月25日(日) 穴蔵
世間は日曜日なので、おれも仕事はしないのであった。
出歩く元気なく、終日穴蔵にて、本を読んだり枝雀師匠のDVDを見たりして過ごす。
あまり健康的ではないなあ。
明日こそホリは羽ばたく…つもり。
夜はおれのリクエストで春パスタ。
*
専属料理人が、エビと鱈のオリーブ焼き、新ゴボウなどの春パスタを並べてくれた。
春の色である。
ビール少し、ワインいと少なしを。
早寝するのである。
3月26日(月) 穴蔵/ウロウロ
終日穴蔵……のつもりであったが、金融機関関係の用事があって、昼を挟んで2時間ほど外出。
ちょっとほしいものが発生して、ヨドバシで色々と見るが、迷った挙げ句、カタログを数枚持って帰館する。
昼は、かっぱ横町つるまるできつね。
夜は、専属料理人が並べたエビ天・サツマ天などでごく軽くビール、ネバネバ3種(山芋・おくら・もずく)をごはんにぶっかけて、春ごぼうの味噌汁で流し込む。
早寝。
3月27日(火) 穴蔵/ウロウロ
快晴である。
久しぶりに穴蔵の大掃除を行う。
掃除機に綿ぼこりどっさり。
たいしたものだ……おれは穴蔵ではほとんど机に向かったまま動かないから、ホコリが多くても、さほど舞い上がらないのである。
昼、歩いてヨドバシへ。
昨日から色々とカタログ検討、ネットで調べたりした結果、某秘密兵器を購入する。
たいしたものではない。
午後は穴蔵にて、色々と試してみる。
明日は龍野行き。
こちらで本格的に使ってみることにする。
ということで、夜は粗食、早寝するのである。
3月28日(水) 大阪→播州龍野/ポタナビ試用
朝の電車で播州龍野へ移動する。
実家周辺のことやタイムマシン関係で雑事色々。3月末の年度末で役所関係のことなどもあり、ささささっと片づける。
ジャーン。
午後は、昨日ヨドバシで購入した「秘密兵器」を試用する。
ポータブル・ナビゲーションである。
半年ほど前から、実家のクルマをどうするか迷ってきた。そう使わないし、老母の死後、通院には使わないから、税の優遇措置もない。手放してもいいのだが、クルマに乗り出すと、自転車は怖くて乗れなくなってきた。(大阪では加害者、田舎では被害者になりかねない)
田舎ではクルマなしでは生活できず、それなら、今年は少し遠出しようかという気分になって……そこでカーナビ導入である。
専用のカーナビはもったいないので、ポータブルにする。
YUPITERUのいちばん安いのを買うつもりだったが、ヨドバシで「ご同輩」が色々と説明受けているのを横で聞いていたら、だんだん気持ちが変わってきた。
ACCアダプターや吸着盤は別売りだし、自転車用(あまり使わないけど)クレードルの有無など考えると、某社(あまり好きではないメーカー/ただしもとは別のメーカーのブランドである)のと大差ないのであった。
SONYの同等機より遙かにいい。さよなら! 僕らのソニー
ということで、午後は、自動車/自転車/歩行者の各モードをテスト。
普通に使う分には、ネットから色々なデータをダウンロードする必要もなさそうな。
遠出は来月になってからである。
夜は大阪から持ってきた総菜を並べて、ひとり寂しく晩酌。
ストーブをつけ、鴨居のスピーカーから降り注ぐ、ケンペプ師匠、トミフラ師匠、ハートマン師匠を聴きつつ。
播州龍野の夜は更けゆく。
3月29日(木) 播州龍野→大阪/駅前ビル解体?
快晴である。
スギ花粉が多そうだが、マスクをして、居間と座敷の空気を入れ替え、掃除機をかける。
書斎は布団の入れ替えの時でいいであろう。
昼間の電車で帰阪。
「死刑執行」や「押尾の収監」などニュースが色々あるが、気になるのが毎日の「大阪府が大阪駅前ビル(1〜4)を取り壊して跡地に公園にするプランを検討している」というやつ。ほんまかいな。
大阪府の「グランドデザイン・プロジェクトチーム」とかが、「緑が少ない大阪市街地を緑豊かな「暮らしの場」に変貌させ、人口流入を進め」「阪神高速一部を廃止し」「全面公園化」する構想を打ち出し、「老朽化が進む第1ビル、第2ビルは15年をめどに解体」「跡地に公園を造成し」「さらに50年をめどに第3、第4の両ビルについても解体・撤去し公園とする」という。へえ〜〜だな。
第1ビル地下はこの数年、立ち飲み屋が増えて、やっと「場末感」が出てきたというのに。
おれの生きている間の話ではない。
「たかはた」のうどんがなくなることはあるまい。
ということで、夜は中華メニュー。
餃子でビール飲みつつ、ジミー・ハミルトン師匠の名調子に酔う。
早寝。
3月30日(金) 穴蔵/千里中央
春の陽気かと錯覚するような日である。あ、春か? まだ油断はできない。
穴蔵にて粛々と雑用の処理。
午後、デザイナーのシオタくんと待ち合わせて千里中央の某ホテル・ラウンジへ。
夏に予定の小松さん一周忌イベントの打ち合わせである。
4月上旬には公式発表となりそう。
小ページでもお知らせいたします。
帰路の地下鉄内でシオタくんに「ポタナビ」を見せて、ちょっと自慢しようとしたら、シオタくん、やおら「iPhone 4S」を取り出して地図表示、さらに「音声入力」で表示を次々に変えてみせる。
愕然。
わが「ポタナビ」なんてiPhoneの機能のごく一部に過ぎないのだった。
悄然と帰館。
夜は色々メニューでビール。
筒井さんが偽文士日碌3月17日に『現金に体を張れ』を見たと書いておられるので、おれも倣って、DVDで『現金に体を張れ』を見る。
競馬場での狙撃シーンと、ピエロのマスクがやっぱり凄い。破綻の原因となる女があまり魅力的でないのが弱点ではないか。
中学時代に映画館で観た時も魅力を感じなかったものなあ。
3月31日(土) 穴蔵/マーガレット
定刻4時に起きて、粛々と雑事。
昨夜、気がかりなニュースがあったが、事情はよくわからぬままである。
騒ぐことではなさそうな。
朝からの雨がやんで、午後には晴れてきたと思ったら、とつぜん「豪雨」……買い物に出ていた専属料理人は「雹が混じっていた」という。
春は遠い。
夕刻、ぶらぶら歩いて天六のマーガレットへ。
『原色の想像力2』発行記念で、一杯飲もうという話。
酉島伝法さんから案内を受けたので出かける。
創元社SF短編賞関係のメンバーが(第1回も含めて)名古屋や関東からも。
北野勇作さんと田中啓文さんも来てくれて、にぎやかな飲み会になった。
集まったのは、
石亀航さん(東京創元社)、オキシタケヒコさん(What We Want)、忍澤勉さん(ものみな憩える)ご夫妻、北野勇作さん、高山羽根子さん(うどん キツネつきの)、田中啓文さん、酉島伝法さん(洞の街)、端江田仗さん(猫のチュトラリー)、堀晃、松崎有理さん(あがり)
……ええっと、これだけだったな、確か。
あ、こんな顔ぶれなら山下敬さん(土の塵)にも声をかければよかった。
とん平焼きやたこ焼きで盛大にビール。
本来、マーガレットは「遠来の客」を迎えるような店ではないのだが(お世辞にも高級店とはいえない)、酉島さんと、昨年7月2日にここで飲んで以来、SF系ジャズ系で一杯というとこの店になってしまった。
もっとも店の「格」を気にするような顔ぶれではなかった。
皆さん、日頃からTwitterなどで議論しているらしく、すでに旧知の雰囲気で、議論も熱っぽい。
デビュー後の、いちばん気分が充実している時期である。
ガヤガヤやっていたら、たちまち3時間半経過。
おれは酒量が落ちているので、ちょっと早めに失礼する。
あ、しまった、しゃべるのに夢中で、記念写真を撮り忘れた。
寒い3月が終わる。
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