『マッドサイエンティストの手帳』468

●マッドサイエンティスト日記(2009年12月後半)


主な事件
 ・ランチ・コンサート(20日)
 ・室津行き(24日)
 ・北村英治ライブ(25日)
 ・謎の納会(29日)


12月16日(水) 播州龍野の日常
 なあーーーーーんも面白いことない日。
 終日、下男仕事。
 楽しみは、昼に太子町の「あやがわうどん」へ行ってカレーうどん食べたことくらい。
 タイムマシン業務も、今年はそろそろ店仕舞いである。
 円高でどうしようもなし、社長のおれをはじめ全員が冬眠モード入りである。
 固定費ゼロ経営だから、こういうことがやれる。倒産確率ゼロ。LAL、見習え。5000万ほどコンサル料くれればノウハウを教えてあげるよ。
 ということで、たちまち夕刻。
 老母には具沢山(鮭・大根・人参・小芋・揚げ・ネギ)の粕汁メインに筍土佐煮、黒豆、すぐきなど並べ、おれは湯豆腐を追加して軽くビール。
 老母が入浴、就眠してから、アサリの酒蒸し、ついでにハム・チーズ・トマトのオープンサンドを作って安物のボルドーワイン。
 下男の盗み酒また楽しからずや。

12月17日(木) 播州龍野の日常
 相も変わらず下男仕事。
 老母の年賀状作成など色々。
 たちまち夕刻。
 炊事に勤しむのことあるよ。
 老母には肉じゃが・キュウリの酢揉み・薩摩揚げなど並べ、おれはキュウリ抜きで、湯豆腐その他、ビール・龍力の熱燗を飲む。
 おれの2合徳利を見て、老母が「マリに似ている」という。
 マリとは9年ほど前に死んだ愛猫のことである。
  
 薄茶のシャム猫で、顔が茶色。確かに色調が似てないではない。
 おれは愛用の備前焼の徳利を持っているが、電子レンジでは使えない。
 で、スーパーの安売りで500円ほどのを買ってきたのが↑上の写真の2合徳利である。
 老母が喜んでくれるのなら、毎晩でも飲みまっせ。
 ということで、酔っぱらって、そろそろ寝る。

12月18日(金) 播州龍野の日常
 わ、朝の室温7℃。
 キンタマが波動関数の収縮を起こす季節となりにけり、ありおりはべりいまそかり。
 キンタマをもみほぐしつつ下男仕事。
 運動不足である。
 午後、寒風の中、買い物に行くついでに、自転車で1時間ほど走る。
 祇園橋から揖保川の西岸を北へ。
 F岡さんの赤とんぼ風車を見に行く。
  *
 北風の中、ゆるやかに回っているのであった。
 揖保川堤防をさらに北へ。
 嘴崎橋まで走る。
  *
 姫新線のキハ122系が「屏風岩」の前を走り抜けるのであった。
 これに乗って大阪へ帰りたい……
 センチメンタルになるぜ。
 帰阪まで、あと2日の辛抱である。

12月19日(土) 播州龍野の日常
 わわ、昨日より寒くなった。特に風が冷たい。
 タイムマシン業、先日で今年は終業としたはずが、午後、某国から船便(木箱梱包)で修理のために1機が送られてきた。
 100キロ近くあるため、ホームセンターでロープを買ってきて、相棒の某くんとチェインブロックで吊り下ろす。
 
 釘抜き作業に1時間。
 整備用のプラットホームに設置するまで2時間ほどかかった。
 やはり肉体労働は気分がいい。
 ということで、夜は(老母はキムチはダメなので、おとなしい煮物を別途作り)、おれは豆腐・牡蠣・豚その他のチゲで盛大にビール。
 最後に横尾製麺の冷凍うどんをぶち込んで、韓国風鍋焼きうどん、「龍力」熱燗で仕上げ。
 ああ旨かった。
 あとはDVD『なつかしの昭和爆笑漫才』を見る。
 ダイラケ「僕は幽霊」やWヤング(中田治雄の頃)「僕はセールスマン」など名作揃いである。
 ご存命中は不謹慎かといわなかったが、人生幸朗師匠と吉村昭氏は似てはるよなあ。別に不謹慎でもないか。生涯現役という姿勢を貫かれたことで、おれは両氏ともに尊敬しているのである。

12月20日(日) 播州龍野→大阪/DISHランチ・コンサート
 わわわ、朝6時の室温は6℃、寒暖計を窓の外に2分ほど出してみたら−1℃である。
 着替えする間にキンタマ、カチンコチンのことあるよ。
 が、張り切って下男仕事をこなし、午前中の電車で大阪に移動する。
 昼過ぎに心斎橋へ。
 「DISH」という30人ほどのイタリアン店で、河合良一カルテットのランチ・コンサートである。
 
 時々開催される20数人限定のライブ。
 さほど広くない店で、河合さんのクラリネットが堪能できるのである。
 まったくのサプライズ、リクエストに応えて「早春賦」が演奏されたけど、これが見事にニューオリンズ・スタイルなのに感嘆。
 終演後、親しいメンバー7人で梅田のビアホールへ移動。
 忘年会を兼ねて一杯。
 夕刻帰館。
 早寝のつもりが、ちょっと仮眠したらまた飲みたくなり、20時過ぎから、専属料理人の作ったケーキで貴腐ワイン少しばかりいただく。
 大阪は暖かい。熟睡予定。

12月21日(月) 穴蔵/ウロウロ
 大阪の穴蔵、室温は13℃だが、なぜか体が冷え切ったようで寒い。
 今季はじめてエアコン暖房。
 年賀状を作成、本日投函することに。あと10日のうちに不測の事態が起こると間の抜けたことになるが、まあ用心して過ごすことにしよう。
 平日に大阪というのは今年は本日のみとなる可能性があり、昼前から、銀行関係その他市内をウロウロする。
 こう寒いと自転車はつらい。徒歩で全身を動かすほうが快適である。
 冬至の前日である。
 淀川堤の「定点」で日没を見る。
 
 地平に雲がかかって日没の最南端点は確認できないが、十三大橋の南端あたりである。
 これからの3ヶ月がつらいなあ。
 ということで、夜は専属料理人にブイヤベースなど作ってもらってビール、ワイン。
 そろそろ早寝である。

12月22日(火) 大阪→播州龍野
 早朝の電車で播州龍野へ移動。
 またしばらくの下男生活である。
 わ、昼。
 わわ、夕方。
 わわわ、日没だ。
 冬至だから早いのである。
 ニュースでは「小鳩内閣」の増税案なんとかをやっておる。
 どうでもええけんね。
 さらば小鳩よ小沢の妻よ。ちょっとちがうか。
 老母に粗食、おれも一杯飲んで、早寝するのである。

12月23日(水) 播州龍野の日常
 曇天なり。朝から断続的に小雨。
 下男仕事以外、本を読んで過ごす。
 と、閉ざした門扉横のチャイムをやたら鳴らすやつがいる。
 書斎の窓を開けて覗くと、五十嵐敬喜みたいなハゲ男が「はじめまして、大東建託です」という。
 「字が読めんのか」と怒鳴ったら退散した。
 表札もろくに読めないらしい。悪徳レペルは五十嵐と似たようなものか。
 困ったものだ。
 夕刻に近い午後、雨が上がって晴れ間もあり、30分ほど揖保川沿いに散歩。
 岩浦堰の上流まで。
  *
 川面はただ寒々としているのであった。
 年の瀬をあつめて早し揖保川。字足らず。
 老母に粗食、おれは刺身で「龍力」一杯飲んで、そろそろ就眠である。

12月24日(木) 播州龍野の日常/室津
 朝から張り切って下男仕事。
 洗濯物が2日分あってたいへん。プラスチック・ゴミは最後の収集日だし、銀行関係は明日は大混雑必至だから本日中に片づけねばならぬ。
 昼、ちょっと息抜きに出かけたくなり、老母の昼食を用意したあと、室津へ行く。
  *
 牡蠣の直販所以外、ひっそりとしている。
 「まるよし」で刺身定食。
 たいして期待していなかったが、その中程度の期待にも届かなかった。
 貧すれば鈍すか。客の絶対数が少ないからだろうな。店舗の雰囲気はいまひとつ。
 サカナに限らず、うどん屋も居酒屋も、昼は客が入れ替わる程度には入らなければ……。
 東の岩見漁港近くに「道の駅」が完成間近で、こちらの方が期待できそうだ。
 帰館。
 ということで、定刻18時から老母の夕食にあわせて晩酌。
 ちょうど鳩山由紀夫くんの「元秘書・勝場」起訴に関する釈明会見がNHKで始まり、40分ほど中継がつづく。
 甘エビとチゲでビール・龍力熱燗やりながら見るには面白いがねえ。
 要約すれば「すんまへん」「全部勝場がやりよったがな、わし、なーーーーんも知らん」「辞めへん」
 まあ、すべて想定内の釈明で退屈である。
 おれの興味は勝場がどの程度ネコババしたかだ。
 その額によって、退職金不要でお払い箱とするか、今後なんらかの面倒を見るのか、見えない形で口止め料を支払うか、勝場に対する小鳩の今後の対応が決まるだろう。たぶん「厚遇」だろうな。
 辞任? どうでもええよ。もともと期待もしてないし、前政権にもうんざりだし。
 悪酔いしそうな。
 早寝しなければ。
 明日はクリスマスで「下男の休日」なのである。ウキウキ。

12月25日(金) 播州龍野→大阪/衝動買い/北村英治ライブ
 朝も早よから下男仕事を片づける。
 昼前の電車で移動、昼過ぎに大阪駅に着く。
 リコーが新しいデジカメ(GXR)を出したというので、ヨドバシに寄る。
 GXRは面白い(デジタル1眼よりはこちらの方がいい)と思うが、レンズユニットにまだ好みのがないし、ちときわものめいた感じもするなあ。
 と、リコーのコンデジが本日まで限定で「超安値」である。CX2が33400円に20%のポイント付き……これは価格.comの最安値よりも安い。
 おれはこの5年間、DiMAGE A200をメインに、サブ機として500万画素のコンデジを使っているが……これ1台でA200を上回るとなるとなあ……と、衝動買いしてしまった。
 充電の必要あり、すぐには使用できぬ。使用開始は明日にする。
 夕刻、専属料理人と歩いて梅田、ロイヤルホースへ。
 北村英治さんのライブで、本日は滝川雅弘と鈴木孝紀を加えた3クラ・セッションである。
 このために日程調整して帰ってきたのである。
 北村英治・滝川雅弘・鈴木 孝紀(cl)竹下清志(p)三原修(b)石川潤二(ds)
 クリスマスでもあって満員である。
 北村英治さんは、昨夜の兵庫県立芸術文化センターでのアロー・ジャズ・オーケストラとのグッドマン・トリビュートのコンサート(早々と完売であった)に引き続いてのライブである。
 この豪華メンバーでしかもこの価格(はっきりいってバカ安というか極めて良心的というか……しかも北村さんからのクリスマス・プレゼント付きである! どこかのホテルで二流歌手のディナーショーに行く客がアホに思えてくる)で聴けるとは、なんともありがたいことである。
 19:00〜、20:30〜、22:00〜の3ステージ、各1時間、リクエスト中心にグッドマンやエリントン・ナンバーなど、計3時間。それも(個別のフィーチャー演奏はなく)全曲3クラでの演奏である。つまり延べ3時間吹きっぱなし。お元気だなあ。
 デフランコ・スタイルの滝川さんとの組み合わせもいいし、特筆すべきは鈴木孝紀さんの急成長ぶりである。特にバラードのうまさには驚嘆、ケン・ペプロフスキーを抜くのは時間の問題ではないか。
 専属料理人もリクエストした愛聴曲(北村さん作曲のボサノバ)が演奏してもらえて大満足であった。
 ワイン飲みつつ23時まで。
 梅田を歩いて帰館。
 夕刻あちこちの店頭で山積みになっていたケーキはどこへ消えたのか……。

12月26日(土) 穴蔵
 穴蔵にて雑事色々。
 年内で穴蔵にこもれるのは本日だけになりそうな。
 本やCDの整理もしたいが、とても手が回らない。
 専属料理人の年賀状作成なんて仕事まで飛び込んでくるし。
 昼のニュース。
 メッセンジャーの黒田が深夜に暴行で逮捕されて、本日午後の「特番」放映中止・差し替えという。
 おれは近年テレビはニュース以外ほとんど見ないから、「メッセンジャーという漫才(だろ?)」は見たことがない。
 黒田を見たのは司会役の1度だけ、おれの醜態が流れたこの日の番組であるが、生意気な男だなあという印象だった。
 生意気な役柄というのは悪いことではないが、地でやったのがたまたま受けてたのなら芸とはいえない。どうやら黒田は「芸人」ではなかったらしい。
 ということで、夜は、九州は火の国に住む旧友が送ってくれた馬刺が食卓に出てきた。
 
 たまり醤油にニンニクのすり下ろしたのでいただく。
 湯割り……いけるねえ。
 取調中の黒田を想像しながら湯割りとなると、つい飲み過ぎてしまうなあ。
 怪芸人カウスほどのねばりをみせてほしいところだ。
 黒田、期待してるぜ。芸人としての真価が問われるのは「出てきて」からだ。
 本日はニューサンでラスカルズの今年最後の出演日だが、明日が早いので見合わせる。
 ま、20日に河合さんのクラは聴いたし、昨夜は3クラを聴いたし、日本を代表するニューオリンズ〜スイング〜バップ〜さらには新鋭のクラを聴けたのだから、本年度は思い残すことなしである。

12月27日(日) 大阪→播州龍野
 早朝の電車で播州龍野へ移動。
 下男モードに入る。
 寒い。必要最小限の仕事だけして、あとはコタツに潜り込んで過ごす。
 夜は冷凍のもつ鍋なるもの(キャベツとニラを刻んでぶち込めばいいという)を試したが、うーん、まあ値段相応である。
 早寝。
 メッセンジャーの黒田は留置所で年越しらしい。よい年を迎えたまえ。

12月28日(月) 播州龍野の日常
 相変わらずの下男仕事。
 本日さらに寒い。必要最小限の仕事だけして、あとはコタツに潜り込んで、本を読んで過ごす。
 が、午後は晴れてきて、小春日和の雰囲気になった。
 運動不足なので散歩を兼ねて、東の片山麓の墓地へ行って墓掃除。
 見上げれば月の出である。
  *
 月が出た出た 月が出た 片山アンテナの間に出た
 ということで、昨日のもつ鍋に懲りたから、夜はこちらを参考に、豚キムチと具沢山の豚汁(小芋と椎茸を追加)を作ってビール、すぐきと龍力の熱燗で仕上げとする。
 明日はちょいと一杯のために帰阪予定。
 早寝するのである。

12月29日(火) 播州龍野→大阪/謎の納会
 朝も早よから下男仕事。
 今年最後のゴミ収集日とあってたいへんである。
 昼の電車で大阪へ移動する。
 夕刻、阪急石橋の居酒屋へ。
 ここ10年ほど恒例となっている、年末定例会議というか納会というか忘年会というか、まあ定義の難しい宴会を執り行う。
 議事は10分間。
 あとは、てっちりコースでビール、ヒレ酒、つぎ足し3合、雑炊で終わる。
 千鳥足で帰館……たぶん20時半頃。
 早寝するのである。

12月30日(水) 大阪→播州龍野
 午前4時に起床。
 専属料理人が播州龍野用の食材など用意してくれていた。
 越年用の荷物を提げて梅田へ歩く。
 午前6時前の梅田コンコース、騒がしい青年団がゾロゾロ……忘年会で朝までらしい。アホが多いのう。
 早朝の電車で播州龍野へ移動する。
 足かけ2年の下男生活入りである。
 午前9時の書斎、室温は7℃である。午後になっても9℃。小雨になった。寒い。
 下男仕事の合間、机下に足温マットとキンタマ照射用ハロゲンヒーターを置き、上半身は防寒用のブルゾン姿でパソコンに向かう。
 
 書斎とはいえ、工事現場で焚き火にあたっている気分だな。
 親戚が餅を届けてくれたり、ご近所に里帰りのご子息がおみやげをくださったり、越年用の食材はほぼ調った。
 ということで、夜は、山かけ・湯豆腐・黒はんぺん・大根の煮たのなど並べてビール、龍力熱燗。
 早寝するのである。

12月31日(木) 播州龍野の日常/大晦日
 3時15分に朝刊が届く物音で目が覚めた。
 ストーブをつけて朝刊を読む。
 そろそろ朝食の用意を……と、外を見たら、わ、雪が降り出して積もりだしているではないか。
 20分ほどで止んだが、雲の動きは急で、西風強し。
 大晦日といっても、炊事洗濯以外、特にすることはなし。掃除なんかしてもゴミの処理に困るものね。
 ということで、朝7時45分から毎日放送『桂米朝 はなしの世界』を見る。
 さわりの部分を色々流して、特に目新しい話はないが、最後の「除夜の雪」はいいねえ。
 昼前に注文していたおせちを受け取りに行って、迎春準備は完了。
 もうクルマには乗らないから、昼は鍋焼きうどんを作って龍力の熱燗を一杯。風流だなあ。
 午後は、今年の「個人的」10大ニュースを選んでみる。
 2009年の10大ニュース
 ●まいど1号の打ち上げ成功(1月)
  東大阪宇宙開発協同組合の企画会議に顔を出してから7年だものなあ。
 ●週刊新潮の朝日阪神支局襲撃実行犯(?)の実名告白手記騒動(4月)
  以来、週刊誌はほとんど買わなくなった。週刊誌低落の象徴的事件として。
 ●草ナギ剛全裸騒動(4月)
  明日は我が身であるなあ。
 ●山下洋輔トリオ復活祭(7月)
  ともかく今年いちばん嬉しいコンサートであった。
 ●皆既日食騒動(7月)
  現地で悲惨な目にあった人たちも含めて悲喜こもごも。
 ●ハチ開店50周年(8月)
  ハチママはダウンしたままだが、この日は元気に歌ってはった……
 ●佐用町の集中豪雨災害(8月)
  ホルモン焼きうどんは復活したようだが……まだ復興の途上である。
 ●政権交代(8月)
  というよりもアホ太郎政権の崩壊。
 ●山崎正夫のチョロQ問題(9月)
  事故調査委員の山口浩一が山崎から貰ったというアイテムは不明のままである。
 ●米朝師匠の文化勲章受章(11月)
  ともかく本年度いちばんの慶事である。
 ついでに……
 ●今年いちばん面白かった本は、南博『鍵盤上のU.S.A』(小学館)
  他にも面白かったのが20冊ほど……感想をアップしてないなあ。大阪に置いたまま。そのうちまとめて。
 ●今年いちばん面白かった映画は、『ザ・ムーン』
 ●今年いちばん気に入ったCDは、谷口英治『Gentlemen For Swing』
 ●今年いちばんうまかったのは、「大吉」(高知市)のドロメとカツオタタキ
 ……ってところかな。
 今年は移動日も含めると187日、播州龍野にいた。半分以上。
 穴蔵の稼働率が悪く、仕事の体制をすべて龍野へ移すべきか、迷うところだ。
 この5年、ずっと迷い続けてるなあ。
 おれはなんでも決断は早いつもりだが、5年迷って結論が出ないということは、ずっとこのままということであろう。
 夕刻、川沿いを散歩。
  *
 大晦日の夕日。センチメンタルになるぜ。
 ということで、湯豆腐、刺身など並べて晩酌。
 老婆は19時15分からの国営放送「国民的学芸会」をしばらく見ていたが、感覚的にあわないようで、20時前に入浴、ふだんの時刻に就眠した。
 わしゃ、むろん「国民的学芸会」なんてものは興味なし。
 うーん、Dynamite!の石井聡の出番が気になるが、23時過ぎになるのかなあ。
 石井聡は「屁のつっぱり」という言葉が好きな男である。
 吉田相手に屁でつっぱれるかどうか。
 現在21時。
 眠くもあり、石井を見たくもあり、ともかく本年度の書き込みはこれが最終である。
 年度末の言葉が「屁のつっぱり」というのもなんだけど……
 よいお年を……っても、あと3時間。よい明朝を。

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