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『マッドサイエンティストの手帳』350

●マッドサイエンティスト日記(2005年9月前半)


主な事件
 ・上京(2〜5日)
 ・森山威男4+1 PitInn(2日)
 ・播州龍野の日常(6日〜)
 ・穴蔵の日々(9日〜)
 ・衆院選(11日)
 ・播州龍野の日常(11日〜)
 ・穴蔵の日々(13日〜)
 ・ハチのアルテック冠水事件和解(14日)



9月1日(木) 播州龍野→大阪/ニューオリンズ水没?
 播州龍野。
 朝のニュースでは、ハリケーン「カトリーナ」によるニューオリンズの被害、想像以上……というより、想像を絶する規模である。
 市の8割が冠水……どころか、死者が数百人、ひょっとしたら数千人になるという。
 フレンチ・クォーターは2階建てが多く、ほとんどが水没、ひょっとしたら壊滅状態かもしれない。
 ネットで色々検索してみるが、ダイアルアップ環境でどうにもならない。おそらく現地からの発信情報はあるまい。
 午後の電車で帰阪。
 雑用色々。
 夜はハリケーン被害のニュースのあと、ビール飲みながらCD。
 「Do You Know What It Means To Miss New Orleans」を聴く。
 この曲、「ミス・ニューオリンズを知ってるかい」という珍訳があったことで有名だが、「To Miss」は動詞。映画『ニューオリンズ』でサッチモとビリー・ホリディが歌った名曲である。
 「ニューオリンズを喪うことがどんなことかわかるかい?」
 バーボン・ストリートの町並みがなくなってしまうとは思いたくない。
 復興支援の活動があるなら、まっさきに協力するつもりだ。
 ……ということで、明日からしばらく上京。
 「隠れ家」のパソコンが使えるかどうか、まだ未確認。

9月2日(金) 上京/森山威男4+1at Pit Inn
 久しぶりに上京。
 東京の「隠れ家」に荷物を置いて、買い物に出ようとしたら自転車のタイヤ、ペシャンコ。
 自転車を押して近くのスーパーへ。この前の上京以来、ボンクラ息子その1、自転車に乗った形跡なし。もったいない話である。
 自転車を直し、食材とビール、ワインを買い込んで帰館、冷蔵庫の中身を充実させた上で、夕刻、新宿へ。
 新宿ピットイン。
 森山威男カルテット+1、新宿PitInn 3Daysの初日である。
 23時前まで。
 ピットインは都営新宿線で「隠れ家」に帰るには便利でいい。
 深夜帰宅。しばらくしてボンクラ息子その1も帰ってきたので、枝豆、カツオのタタキなど並べて、またも深夜の酒盛り。
 2時頃まで……おれとしては破格の夜更かしである。

9月3日(土) 東京
 東京の「隠れ家」にて朝7時まで寝たのであった。
 きちんと朝食を準備するのであった。
 近くにある「猿江恩賜公園」を散歩、住吉まで歩いて、半蔵門線で渋谷へ。
 朝9時にハチ公前で、小学校時代の同級生Nさん……などと伏せる必要はないか、『GOGOおばさんとバックオーライ』の著者・中山一江さんと会う。
 この本は「明るい介護」生活を描いたものだったが、その後、ご主人「バックオーライ」氏は逝去。前作以降の経過を書いた続編(というより、決定版)を準備中である。
 出版の形式や、それに彼女は介護関係のネットワークづくりや講演なども行っているので、ホームページ開設など、多少のアドバイス。
 活動の幅を広げるには、個人事務所のかたちにした方がいいのではないかと、色々なやり方を相談、昼まで。
 昼過ぎに「隠れ家」に戻る。
 ボンクラ息子その1と昼飯……近くにあるトンカツの名店『梅乃』へ歩いて行く。
 が……なんと「定休日」であった。残念。
 こんな場合、胃袋がすでにトンカツ・モードに入っているから、急に寿司に変更とかの気分にならない。
 他にいい店思いつかず、近所のありふれたそば屋でセイロとミニ天丼。
 おれのみ、地下鉄で岩本町。秋葉原まで歩く。
 アセチレン・ランプ氏ご贔屓の石丸電機ソフト3番店へ。
 なるほど充実している。
 が、衝動買いは控えて、デフランコ、ロルフ・キューン、ケン・ペプロフスキーを各1枚。
 界隈をしばらくブラブラした後、夕刻帰館。
 ボンクラ息子その1のUNOで総武線北の方にあるスーパーへ。
 明日、友だち数人と八王子でバーベキューをやるとか。その買いだしである。
 屋上駐車場から見る錦糸町方面。
 
 もう秋である。
 夜は、またも「隠れ家」で、枝豆を茹で、分厚いステーキを焼き、パンとサラダを並べ、ビール、ワインで酒盛り。アイスクリームで仕上げ。

9月4日(日) 東京→大阪
 台風14号接近で、天気が崩れるらしい。
 が、夕方までは曇り空らしいので、ボンクラ息子その1、予定どおりクルマに道具と木炭、食材などを積み込んで「バーベキュー」に出かけてしまう。
 台風と龍野行きの予定など検討すると、本日帰阪した方がいいようである。
 ということで、夕刻帰阪。
 本日の産経新聞(大阪)社会面にニューオリンズ・ラスカルズの記事が大きく出ている。
 
 昨夜のニューサントリー・ファイブでの演奏……ニューオリンズの状況を案じつつ、「バーボン・ストリート・パレード」や「バーガンディ・ストリート・ブルース」はじめ、ニューオリンズの地名が入った曲中心のライブとなったらしい。
 知り合いのミュージシャン、まだ連絡がとれないという。
 ニューオリンズ在住のゴスペル・シンガー、トプシー・チャップマンさんの安否がいちばん気になる。
 今年の神戸には予定はなかったのかな。
 ともかく皆さん無事であることを祈るばかりである。

9月5日(月) 穴蔵
 終日穴蔵。
 ニューオリンズの再建が困難で「新ニューオリンズ」建設という構想が浮上しているという。観光都市としての機能放棄? 「旧市街」は廃墟になるのか?
 ニュースでフレンチ・クォーターがちらっと映ったが、冠水はしていないようだ。無人状態で、窓やドアが破られている様子が1分ほど。
 景観が保護されても市民生活と隔離された街ではなあ……。
 終日、ジョージ・ルイスとニューオリンズ・ラスカルズを流しながら雑用処理。

9月6日(火) 大阪→播州龍野
 早朝の電車で播州龍野へ移動。
 台風14号に関連して私鉄・JRともに駅のアナウンスが喧しいが、播州は特に影響なし。
 雲の移動のみ急である。
 早寝……するつもりが、午後8時過ぎてから、南風が強くなり、樹木の撓る音がちと恐ろしい。
 こんな場合、老母は補聴器さえはずせば平気で熟睡できるから、便利といえば便利である。

9月7日(水) 播州龍野の日常
 台風一過……とはいかず、朝、台風14号は島根沖にあって、強風が断続的に吹く。西風である。
 特に被害はなし。庭に大量の柿の葉と実が落ちている。
 秋である。
 そういえば……と、買い物に行ったついでに「麺つゆ」の棚を探すが、ヒガシマルの「ぶっかけそうめんつゆ」が見あたらない。そば用はあるから、売り切れである。
 龍野では、素麺は年中買える。が、この「ぶっかけつゆ」はシーズン中だけ。
 冬でも「ぶっかけそうめん」が食べたいわけではない。
 どうしても冷麺が食べたくなることがある。大阪ならいつでも食べられるが龍野には冷麺だけ食べられる店がない。
 こんな時に、素麺にキムチやトマトを乗せて「ぶっかけつゆ」ドバドバ……つまり代用冷麺なのである。
 だいぶ離れた食品スーパーまで行くと、特売価格(売り尽くしか)で並んでいた。
 3本確保。これで来春までは大丈夫であろう。

9月8日(木) 播州龍野の日常
 午前4時の室温26℃で、快適といえば快適だが、これ以下にはならないでほしい気分である。
 5時過ぎ、自転車で川沿いを走る。
 「夜明け」がきれいなので写真を撮るためだが、披露できるようなのは撮れず。
 朝焼けを撮るのにいい撮影場所がないことに今頃気づいた。
 龍野は『赤とんぼ』のイメージが強くて、観光写真もたいてい夕焼けが使われている。これは揖保川の川面とか橋のシルエットとか、だいたいアングルは決まっている。
 朝焼けをとるには、たぶん川の西側、山の中腹まで行かないといい場所はなさそうである。
 朝も早よから山登りもなあ……。
 ほぼ終日、仕事の資料読み。
 夜、HHK「クローズアップ現代」は特別版で「ハリケーン被害」1時間15分の特集。現時点でやれる限りのことを網羅している。NHK、やればやれるじゃないか、たまには。
 うちは聴視料、ちゃんと払っとるよ。

9月9日(金) 播州龍野→大阪
 昼間の電車で帰阪。
 午後「穴蔵」に戻る。雑書類山積。アンケート類や、「そのうち処理」で積んでおいた郵便物など、20件ほど溜まっている。
 処理し始めたら速い。考えず迷わず、である。
 途中、商工会議所往復。堺筋本町あたりを久しぶりにセカセカと歩く。旧大阪コクサイホテル、異様な建物が建造中であるなあ。また赤字垂れ流しのハコか?
 夕刻穴蔵に戻る。
 蒸し暑く、気持ち悪い汗ドロドロ。下着を替えないままクーラーつけたら、たちまちクシャミ連発、鼻水ズルズル。困ったものだ。
 かんべむさし氏来穴蔵。
 「朝ミラ」放送後、番組の「バスツアー」帰りで、「第一水産」で買ったという明太子をいただく。
 ビール飲みながら雑談1時間。
 近日、かんべ氏の番組を見学させてもらいにスタジオまで行くことになりそう。
 星野仙一が読売から監督就任の要請を受けていることについて、明日、記者会見?
 「若造」と罵っていたナベツネが「立派な監督」とヨイショするのも不気味というか恥知らずというか……。
 おれの予想は、明日の会見「態度保留」だろうな。
 星野は受ける場合、島野抜きということはあり得ない。したがってシーズンが終わるまで交渉は凍結ということになろう。
 島野のいない星野は、森抜きの広岡になってしまう。星野は賢明だから、それを自覚している。
 昔、バカ審判に島野がごく軽い制裁を加えたところ、野球人としての生命を奪われかけた。これを救ったのが星野であり、島野の才能を見抜いていた星野もたいしたものである。以来、石田三成と島左近みたいな関係だから、星野が単身で「西」から「東」に移ることなどあり得ないのである。
 ま、職業野球には興味を失ったから、どうでもいいんだけど、もめ事は面白いからなあ。
 ナベツネに恥をかかせてやってほしいところだ。

9月10日(土) 穴蔵/創サポ講義/男・星野
 午前3時に目が覚めた。
 毎日TVで放映している映画『エド・ウッド』というのを途中からボケーっと観る。結構面白い。B級映画を目指した監督の半生を描く?ものらしい。最後の方、酒場でオーソン・ウェルズと出会う場面が、クサいけどなかなかのもの。
 と、気がつけば明け方である。
 穴蔵にて雑用色々。
 午後のニュース……星野は「巨人の監督就任はない」と明言したらしい。昨日のわが予想は半分外れた。
 考えてみたら今日「会見」やる以上、「態度保留」はなかったのだ。むろんシーズン中に読売行きをいうはずがない。わが不明を恥じるばかりである。申し訳ありません。
 ま、ともかく、星野が男を上げたのは確かである。
 おれはちょっと男を下げ、ナベツネは大幅に評価を下げた。ナベツネが「最低」の五十嵐敬喜・今岡清レベルまで堕ちるのは時間の問題か。
 などと愚考しつつ、夕刻、天満のエル大阪へ。
 創作サポートセンターの講義。
 提出作品の長編1篇、異色の「ドキュメント」、その他について2時間。
 わが得意とするジャンルではないが、こちらも色々考えさせられるところが多いのであった。
 隣の部屋に芦辺拓さんが東京から来ている。廊下でちょっと挨拶。
 飲んだりしゃべったりしたかったが、明日は午前7時に投票後、播州龍野行きである。
 サントリー5にラスカルズ出演中なれど、まっすぐ帰館、ビール飲みながらラスカルズのCDを聴き、もう寝るのである。

9月11日(日) 大阪→播州龍野/衆院選
 定刻起床。
 朝5時半に専属料理人といっしょに朝食。これは珍しいパターン。
 専属料理人、本日は衆議院選挙の立会人を務めるというので早起きなのである。午前6時半に集合して午後8時過ぎまで。ご苦労なことである。
 おれは午前7時に投票、そのまま梅田へ。播州龍野へ移動。
 老母を投票に連れて行く予定が、今年は渋る。
 わが老母は選挙権の行使には熱心で、今まで投票を欠かしたことがない。
 投票所までタクシーで往復すればいいのだが、どうもクルマと投票箱の距離が結構あり、立会人その他の視線のなかを杖をついて歩くのが嫌だということらしい。
 期日前投票の手続きを忘れていたのが失敗であった。
 ということで……投票してないと開票速報も面白くないらしく、老母は夕食後早々と寝てしまった。
 その開票速報、始まるやたちまち「自民圧勝」という。
 ほんまかいなと、あちこちチャンネル切り替えながらバーボンの水割り。
 どの局も「圧勝」「地滑り的勝利」「予想以上の議席獲得」……
 そのうち、小泉インタビューがあって、たちまち「露骨なゴマスリ」を始めたキャスターに唖然。元祖電波芸者の田原総一朗だけど。
 刺客の当落確認までは起きてられない。

9月12日(月) 播州龍野の日常
 朝刊の到着はいつもより1時間半遅く、午前5時半。が、どうやら午前1時頃までの開票結果を伝えている。
 たいしたものだ。
 これからは気温が下がって、電波の伝播速度が急に低下する季節だから、大阪と龍野だと、新聞がテレビの速度を抜くのではないか。ウソウソ。
 (昔、ハガキを他人に盗み読みされたことがあり、それなら架空情報をハガキで自分宛に送って、それを「盗み読み」させてやろうかと企てたことがある。その時のアイデアのひとつ。「当選宝くじを早く引き替えに来てください、期日が過ぎてしまいますよ」とか、色々考えたが実行はしなかった)
 ニューオリンズの状況。
 フレンチ・クォーターは冠水しておらず、営業中のバーなどが映された。
 町並みが残るのは確かなようだが、市民生活が戻らないことには……。
 関西の秋のジャズフェスでも色々と動きがある模様。
 JAZZ CITY OSAKA(10/2)や神戸ジャズストリートでは募金活動がある。関西ジャズ協会が10/19にチャリティ・コンサートを行う……これは日本赤十字経由で送られるらしい。
 その他、アメリカ領事館(アメリカ文化センター)との相談や、現地のミュージシャン組織が基金設立の動きなど。
 何よりもけしからんのが、ネット上に「偽募金」が多く発生しているらしいことで、阪神大震災の時にも梅田でいかがわしいのを幾つか見かけたが、アメリカでとなると、判定が難しいからなあ。
 おれの希望は「ジャズ復興」に役立ってほしいところだが、当面「市民生活支援」で異存はない。
 当分の間、CDの購入は半分にして、あとはニューオリンズ復興支援である。
 ゴスペルのトプシィ・チャップマンさんはヨーロッパ・ツアー中で無事だったらしい。ほっ。

9月13日(火) 播州龍野→大阪
 朝、ネットで見たニュース。
 「高田馬場の『藤兵衛公園』で、ニシキヘビを腕に巻いて散歩していた『41歳のフリーター』がベンチでうたた寝をしている間に、そのニシキヘビが逃げ出し、捜索中」という。
 ギャーーーーっと叫びそうになる。
 とんでもないアホがいるものだ。ったく、はた迷惑な。「散歩」にも驚くが、こんなのが電車に乗ってきたらどうなるのだ。
 手塚プロが心配である。
 そういえば、中国の飛行機の中で機内持ち込みの荷物が破れて中からゾロゾロと……という話を聞いた。乗り合わせたくないから、以来、中国へは行かないことにしている。
 午後、帰阪。
 穴蔵にこもる。

9月14日(水) 穴蔵/ハチ
 穴蔵にこもって雑用の処理。
 午後、自転車で梅田界隈ウロウロ。3週間ぶりではないか?
 久しぶりにインタープレイ8に寄る。
 アイスコーヒー飲みつつハチママと雑談しているところに、明利マスターが某法律事務所から帰ってきて、「解決したで」と報告。
 何が解決したのかというと……2003年末に起きた水漏れ事故(アルテック・バレンシア破損)の後始末が延々と続いていて、いっそ提訴するしかないという段階で、やっと先方が折れたのだという。
 2年近く揉めていたらしい。この種のことはおれも5年間続けた経験があるから、その間の鬱陶しさはよくわかる。
 で、ハチママ、さっそく「祝いに一杯飲んで!」とビールになる。
 が、コーヒーのあとのビールというのもなあ……。
 ハチママ、騒ぎたい気分らしいが、それは来月の「2金ライブ」に回してもらうことにする。
 2金ライブというのは、第二金曜日の夜にハチママが「月に一度の大騒ぎ」をする日で、先月の「ライブ」については、常連の「チューさん」がジャズ日記ブログにレポートしている。
 昔は毎晩やってたことが、今は月1回になったのである。
 チューさんとはすれ違い状態が多いみたいだな。おれとは昼夜の生活スタイルが違うものなあ。
 ということで、夕方まで。
 「東回り」コースで帰る途中、夕立になった。
 扇町公園の樫の木の下で20分ほど雨宿り。
 ルン吉くん定位置から30メートルほど。
 
 ルン吉くん、8月24日と同じ定位置で同じ傘を差して瞑想中である。たいしたものだ。
 夜のニュース。
 昨日ちょっと話題にした「高田の馬場で失踪した動物」らしいのが浦和駅で発見されたという。
 自宅でビールを飲み始めた時にテレビに映った……らしい。
 テレビの画面はおれの斜め後方にある。おれは冷や奴を箸で切り取ろうとしていたので、専属料理人が慌ててテレビを切ってくれ、幸い目にせずに済んだ。よく気がついてくれたものである。
 ったく、ややこしいものを放映するなよ、時分どきによ。
 豊中のマンションではサソリが出るし、セアカゴケグモが全国的に広がっているというし、ったくどうなっておるのだ。
 テレビは気分が悪いので、ニューオリンズ・ラスカルズの『東京・山手教会コンサート』(NOR-CD013)を聴きながらビール、ワイン。何度聴いてもこれは名盤である。

9月15日(木) 穴蔵
 終日穴蔵。
 食事のために「自宅」2往復だけである。
 涼しく……というより、窓を開けていたら、素足ではつま先が冷えてくる。
 憂鬱な季節が近づいてくる……。

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