『マッドサイエンティストの手帳』793
●マッドサイエンティスト日記(2022年12月前半)
主な事件
・穴蔵の日々
・某院通院(17〜18日)
12月1日(木) 穴蔵
目覚めれば師走であった。
ちょっと調べものしたり、メモを作成したり。
効率は悪いが、少しは仕事もするのであった。
午後、月次の処理事項などあり外出、近所の金融機関など。
北梅田はテレビが大げさに報道するほど寒くはなし。
*
公園のモミジがやっと色づきはじめた。
ま、世間(アホテレビ)に合わせることなく、何事もゆっくりやればいいのである。
ホタテの醤油(龍野乃刻)焼きなどで一杯やって早寝させていただく。
明日からはもう少し頑張るつもり。
12月2日(金) 穴蔵
陰のち晴。終日穴蔵にあり。
ちょっと興味あるニュース。
たつの市にあるヒーリング団体「トリニティ」で脱会しようとした女性を暴行、5人逮捕。
あやしげな団体の主宰者は、たつの市龍野町日山の下川絹代(71)。脱会しようとした38歳の女性に集団で暴行を加え、2週間のケガを負わせた。
トリニティという団体は2017〜19年頃に設立され、手かざしで幸せになれる(1回5000円)が、抜けようとすると暴行を受ける。
信者?は数十人。逮捕されたのは他に息子の和哉(45)、前田有爲子(67)、その長男・拓也(47)、次男・啓介(46)の計5人。
……うーん、久しぶりに播州龍野で事件発生。
こんな団体が静かな城下町にあったのか。龍野高校の近くではないか。団体名も気に食わない(というか、迷惑な話だ)し、「前田」という姓も気になる。龍野に多い姓だから、迷惑をこうむっている人が多いはず。詳細が知りたい。
調べに行きたいが、12月はややこしい事情があるからなあ。中旬か下旬になるかなあ。
12月3日(土) 穴蔵/SF検討会
晴。終日穴蔵にあり。
夕刻、かんべむさし氏来穴蔵。
久しぶりに定員2名内容非公開の忘年会的SF検討会を開催する。
この3年ほど、コロナ警戒で、半マスク、飛沫防止メニュー並べて、ビール、湯割りを手酌でやりつつ、小声でボソボソ話すパターンである。
さらに、亡くなった人や、お互いの体調が話題になるから、どうしても陰気になってしまうなあ。
爆笑ネタがないではないのだが、どうしても飛散防止で控え目になってしまう。しかたあるまい。
色々事情があって、本年度の忘年会はこれで終わりである。
12月4日(日) 穴蔵
晴なのか曇なのか……薄曇りか。
午前、運動不足なので、自転車で出かける。
毛馬堤まで。
*
淀川閘門の工事現場を見る(日曜は苦手なガーやんがいないからなあ)。
あまり変わってない。7本ある、いちばん左岸寄りの堰柱の横に水路が掘られているはず(重機の横)だが、よく確認できない。
いずれにしても完成は万博の少し前だろうから、完成した姿を見られるかどうか、自信がない。
天八に引き返し、スーパーで重量物(飲料系)を購入して帰館。
午後は穴蔵にこもる。
12月5日(月) 穴蔵
晴また陰。終日穴蔵。
……と本格的に晩年の荷風のおっさん調になってきた。
午後30分ほど近所を散歩。
某割烹の前の紅葉が(小さい木だが)いちばんである。
*
わが実家の裏庭の紅葉に較べれば、なんともお粗末なものだが。
色々事情があって、播州龍野へは行けそうにない。
今年も、播州龍野の桜も新緑も紅葉も見ないまま終ることになる。
(色々事情はあるのだが、モニター画面を拡大すれば文章は書けるので)最近読んだ本や雑誌について書いておこうと思う。
きわめて個人的なことばかりだけど。
宇宙気流 No.95
先日お送りいただいた宇宙気流95号。
*
ヨコジュンの初期作品もあるが、メインはなんと「KYUCON特集」。
1969年8月に九州(杖立温泉)で開催された第8回日本SF大会のレポートの特集である。
SF大会は数あれど、この大会は空前の面白さであり(レポートを読めばわかる)、わたくしがいちばん悔しい思いをした大会であった。
東京の連中が(ヒッチハイクしたりして)熊本まで移動し、関西の数人が参加したり(この様子もレポートから伝わってくる)、ただ、わたくしはファンダムを離れて、富山県の田舎の工場から動けなかったのである。
就職1年目の夏。ど田舎の工場で実習中であった。
ここに再録されたレポートは当時ほとんど読んでいる。
この時期、SFファンダムから隔離されて、寮の空き部屋で原稿を書いていた。それがデビュー作になったのだから、結果としてはよかったわけだが、寂しい夏であったことを思い出す。
関西から参加した三田皓司(敬称略)が「パラノイア」に掲載したレポートも再録されている。タイトル下にこう記されている。
「著者は2022年6月13日に亡くなられたそうです。」
知らなかった。
宇宙気流(SFM同好会)メンバーは今も交流があるようだが、TP関係はこの10年、ほとんど連絡がなくなった。
いつ誰が亡くなっていても不思議ではない。わたくしも年賀状をやめたから、生存確認はできぬままである。
そういえば、川崎綾子さんも、2008年のDAICON7(岸和田)に来られていた(地元である)が、それから5年ほどして、岸和田で文化活動をされている方から、亡くなられたというメールをいただいた。
TP関係は岸和田で集まったのが最後てあったか……
などと考えていると、気になる人が次々思い浮かぶ。そんな年齢になっているのである。嗚呼。
12月6日(火) 穴蔵
晴。終日穴蔵。
色々事情あり、生存確認のみ。
12月7日(水) 穴蔵/某院
晴。昼間、天六の某院往復。あとは終日穴蔵。
色々事情あり、運動読書テレビPC飲酒入浴など全部禁止。
食べるのと聴くのはよろしい。
夕食後、ベッドでCD(ジャズ、落語)を聴く。全然眠くならない。
眠れぬまま日付が変わった。
数年ぶりにラジオを聴くことにする。「ラジオ深夜便」……はじめて聴いた。2時からジョン・レノンの特集。今日(12/8)が撃たれた命日とか。3時から歌謡曲になったので切る。結局眠れず。
12月8日(木) 穴蔵/某院
4時にベッドから出て、朝食。
晴。午前中、天六の某院往復。午後は穴蔵。
読書テレビPCは解禁になった。
ちょっと「世界観」が変わった。
どう変わったか……は面倒なので後日。晩飯食って早寝させていただく。
12月9日(金) 穴蔵/某院
晴。普通に目覚め、普通の生活パターンに戻った。
朝、近所の某院へ。2日通院した某院ではなく「かかりつけ医」(主治医とも申せましょう)の方である。
生活上の注意事項を聞いて、30分ほどで帰館。
午後、梅田のDAISOへ。
読書用のメガネ(老眼鏡とも申せましょう)がきわめて使いづらくなったので主治医に相談したら、作り直すのは3ヶ月ほど先にした方がいい、それまでは応急的に百均の老眼鏡を使えばいいと、きわめて実用的な智恵を授けてくれた。けだし名医と申せましょう。
ということで110円の老眼鏡を買ってきた。
これが抜群に使い勝手がよろしい。読みづらかった文庫が気持ちよく読める。○万円のメガネはなんであったのか……
ということで、年内は穴蔵にこもることにする。
DAISOからの帰路、かっぱ横丁の東側で見た紅葉。
*
網敷天満宮だから道真公ゆかりで梅の名所のはずだが、モミジもまあまあ。
学力の向上をお願いする。
早寝……のつもりだったが、本日、またも全然眠くならない。
21時頃にベッド。文庫を1冊読んでいるうちに日付が10日に変わってしまった。
眠れぬまま、今夜も「ラジオ深夜便」を聴く。
1時からフィールド・レコーディングという特集あり、ちょっと面白い。
京大助教の柳沢英輔氏が研究している。スタジオ外で色々な音を録音して「音の風景を味わう」という。
最初のが、能登沖の小島の漁港で、放置してあるパイプの中にマイクを置いて波の音をレコーディング。
すると「管内の定在波のうなりに波の音が重なって」不思議な音の風景が生まれる……
自慢じゃないが(自慢だけれど)、わたくしは昔、宇宙の巨大な定在波に非線形状態の波を乗せたのである。
フィールド・レコーディングの本も出されているので、読んでみることにしよう。
2時からギター(ロス・インディオス・タバハラス特集)、3時から歌謡曲になったのでラジオは切る。
が、結局朝までまったく眠れず。そろそろ朝食の時間。
12月10日(土) 穴蔵
晴。終日穴蔵。
コタツで本を読もうとするが、眠くてアタマ働かず。
ちょっと座椅子に凭れて居眠り。
ここで眠るとまた夜眠れなくなるので、がんばって起きる。
この繰り返し。
生産的なことは何もできぬまま。
21時過ぎ、早寝させていただくことにする。
12月11日(日) 穴蔵
眠り断続的であったが、まあまあ眠れた。6時に起きて、普通の生活に戻る。
晴。穴蔵にあり。少しは仕事もするのであった。
午後、散歩に出る。
運動…特に汗をかく運動は禁じられているが、散歩はよろしい。
眠れぬ最大の原因は体を動かさないからのように思える。
日曜なので、梅田貨物線の地下化工事現場に沿って歩く。ガーやんがいないのがいい。
おっ、「穴毛」の解体工事が始まっている。
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豊崎の恥といわれてきた、じつにいやらしい名のホテル、やっと解体である。あとはオリカになるのか。改築ということはあるまい。
豊崎神社〜豊崎東公園、紅葉がいちばんの見頃である。
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3500歩ほどになった。
12月12日(月) 穴蔵
晴。終日穴蔵にあり。
睡眠は断続的(これは老化だから致し方なし)だが、6時間は眠れた。
家事の役割復活、午前4時半にゴミ出し。
ついでに猫のエサ場を見たら、プラ容器2個にエサ半分ほど残っている。
公園の樹木の横にトラ猫が座っている。寒いだろうに。
*
本人?はもう食べて、他の猫が来るのを見張っているのか、嫌猫派を警戒しいるのか。
よくわからんが、野良猫戦線異状なし。
さあ仕事……と思ったが、先日来、自宅で使っているノートパソコンが不調というので色々いじる。
起動がおかしく、セーフモードでしか立ち上がらない。
結局システムを1年ほど前に戻すことで正常になったが、試行錯誤で半日ほどかかってしまった。
何しろWindows7機、起動に時間がかかるし、こちらはW10に慣れているから、指使いの記憶が失われていて、戸惑うことばかりである。
スマホをほとんど使わない(使えない)のも同じ理由だろうな。
視力低下でスマホ画面が見にくいこともあるが、「指の記憶力」が衰えて、感覚的に操作できないことがいちばん大きい。
歳だからしかたあるまい。嗚呼。
12月13日(火) 穴蔵
未明、雨。昼前から晴れてきた。
色々事情あって本調子出ず。コタツでボー−−−−と過ごす。
これをやると、うたた寝して、夜眠れなくなるので、午後、散歩に出る。
本日も貨物線地下化工事の現場。
地下に入る入口付近。支柱や架線はできあがっている。
300メートルほど東で線路が切り替えられる。
*
予定は12月(今月)のはずだったが、まだ地下線路(手前)をテスト走行している気配はない。
……調べてみると「2023年2月11日夜から13日早朝にかけ線路切替工事を行う」ことになったらしい。
2月12日(日)に見物にくることにしよう。
12月は動けないが、1月2月の予定がぼちぼち決まってくる。生きてなければ。
12月14日(水) 穴蔵
晴。風冷たし。終日穴蔵。
色々事情があって生産的なことは何もできず。
困ったものだ。
動かなかったら、案の定、眠れなくなった。
夜はベッドでCDを聴く。日付が変わってしまった。
ラジオ深夜便はウディ・アレンの特集。アレンはクラが結構うまいのだが、サウンドトラックがメイン。
3時から歌謡曲になったので切る。やっと眠れる。
12月15日(木) 穴蔵
晴。風冷たし。終日穴蔵。
色々事情があって……はもういいか。グチっぽくなっていけない。
12月の3週間は臨時の冬休みをいただいたと、前向きにとらえることにする。
午後、ちょっと用事ができて駅前第1ビルの中央郵便局まで。
駅前ビルの酒場、どことも昼間から派手にやっておるなあ。
ダイコクの向かい側にサンドラッグが開店、オープンセールをやっている。
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えげつない宣戦布告だなあ。ダイコクは対抗して本日10%OFF。
ま、チケットショップも密集していることだし、競争してくれるのはありがたいが。
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