『マッドサイエンティストの手帳』37
●桂歌々志が検索エンジンで発見できる!?
主な事件
・9月12日、メールをいただいた。
9月12日朝、見知らぬ方からメールをいただいた。メインの部分を引用させていただくと、次のようなことである。
標題: 桂 歌々志について
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検索エンジン(infoseek)で、「桂 |歌々志」でサーチすると、なんと、
貴方のホームページが発見されました。
インタネットは、なんてすばらしいと思いつつ、なんて無駄なものかと
痛感しました。(私は、共産党員ではないので、「無駄」が好きですが)
純一郎君とは、呑み友達(いやー、くだらないことばかりしてました)
なんですが、突然、噺家になってしまいました。(確かに、その前兆はあっ
たような気がしました)
純一郎君、元気でやっているようですね。安心しました。まあ、私が心配
しても仕方がないことですが。これからも、ホームページに純一郎君の情
報を載せてください。
いやあ、朝から驚きましたね。
何が驚きかといえば、3点あります。
1.まさかこの世に「桂歌々志」でインターネツト検索を試みる人が存在するとは想像もしていなかった。
まだ入門前の「横田純一郎」くんすなわちヨコジュンに初めて会ったのは今年2月22日、警察病院・桂歌之助師匠の病室である。
感じのいい青年だと思っていたら、その後、歌之助に弟子入り、5月9日ヨコジュン改め「桂歌々志」として歌之助独演会でデビューとなった。
まだ4月ちょっと。高座を見た客は延べでも百人足らず、実際には30人くらいではないか。まして、その情報をインターネットで報告したのは、間違いなく、このページが世界で唯一である。
「検索者」はどの程度の期待でサーチを試みたのだろう。
2.まさか検索可能とは!
検索エンジン(infoseek)恐るべし!
世界唯一の「歌々志」情報を探り当てるとは……。ぼくはこのエンジンの「原理」的なところは知らないのですが、「鵜飼い」のように検索鳥がネットに放たれるイメージでよろしいのでしょうか。どなたかご教示ください。
メールはウェブ・マスターへ、ではなく、ダイレクトにLA1A-HR@asahi-net.or.jp(堀晃)へ。近日、ダイレクトに変更予定です。
ともかく、砂漠にあるやなしや不明の石ロコ(ダイヤの原石であってほしいですね)を探し出した検索エンジンに敬意を表します。
3.さらに驚いたのは、メールを受け取った日が、桂歌之助独演会……歌々志くん3度目の高座の当日であったという偶然。
出番前の歌々志くんに、メールのコピーを渡す。
前座として「米揚げ笊」を熱演、メリハリのきいた語り口で筋の良さを感じさせました。
つぎに出てきた米左さんが「私もはやくあんな大ネタを演ってみたい」とちらっと皮肉をいった上で超大ネタ「天王寺参り」を演じた。
3席目で「米揚げ笊」はまだ早いという牽制か? まあしばらくは「子ほめ」とか「道具屋」とか、典型的な前座噺をするのが通例だからなあ。……まあ、歌やんがエリート教育をしている雰囲気がある。
ということで、歌々志くん、着実に上達しております。ということで、いただいたメールへの返事にさせていただきます。
この日、デジカメを持っていなかったので、御近影はなし。5月と変わっておりません。
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