『マッドサイエンティストの手帳』847

●マッドサイエンティスト日記(2025年2月後半)


主な事件
 ・中之島クロス(20日)
 ・KLL例会(21日)


2月16日(日) 穴蔵
 深夜に雨が降ったが未明にやみ、午前は薄曇り、午後は晴てくる。
(眠り断続的で、時々空模様を観察している。)
 穴蔵にて、確定申告など、あまりアタマを使わない雑事を行う。
 午後、少し歩くことにする。
 ジュンク堂を覗き、食品スーパーで液体系重量物(非アルコール性)の小パックを購入して帰る。
 5キロ以上の重量物は運ばないことにしたので、ポーター仕事が小刻みになった。
 A先生のアトリエ横を通過。
  *
 西側の新アトリエ横のタヌキに今月のお礼と来月もよろしくと黙礼する。
 内臓摘出後も毎日一万歩歩かれる姿勢にあやかりたいのである。

2月17日(月) 穴蔵/ウロウロ
 晴時々曇。風強し。
 朝、近所の某医院へ行く。定期健診というより、主に血圧を測るだけだが。驚くべき好数値。春は近いのであろう。
 ついでにその足でO税務署へ。確定申告の受付初日である。
 9時半頃に行ったら、「客」はゼロ、窓口に申告書を提出し、確認、スタンプ押した控を貰う。2分ほどで終了。拍子抜けである。
 毎年、窓口はふたつあって、10人ほど並んでいるのだが。
 e-Taxに流れたとは思えないし、インボイスの影響か。よくわからんまま。
 あと数回のことだろうから、この調子なら楽なものだ。
 10時前にいったん帰館。
 午後は、金融機関と保険会社の用事で梅田をうろうろ。
 大阪駅の東急ハンズに行ったついでに、久しぶりにステーションシティ「風の広場」に上がってみる。
  *
 風が強く、雲の移動が急速。体が冷え切ってしまう。またも寒波襲来という予報が実感できる。
 6000歩ほど歩いて帰館。
 明日からまたしばらく穴蔵生活にしよう。

2月18日(火) 穴蔵
 寒波襲来……らしい。一時霙が降ったらしいが見ていない。
 終日穴蔵。
 ベッドからほとんど出ることなく、したがって着替えることもなし。
 こんな日が続くことになるのであろう。

2月19日(水) 穴蔵/ウロウロ
 晴。寒いのであった。
 終日穴蔵……のつもりだったが、出かけることにする。
 この半年ほど、目の疲労で読書スピードがひどく衰えている。
 ベッドで読みはじめると、たちまち眠くなって、冬眠導入用にはいいのだが、昼間は困る。
 眼球を人工水晶体にして2年ほど。100均の老眼鏡で間に合ってきたのだが、パソコンのモニター、キーボード、本の距離の違いがだんだん苦痛になってきた。左右の微妙な差も気になる。
 この際、老眼鏡を新調することにしたのである。
 4年ぶりに天満の眼鏡屋に出向く。
 検査の結果、視力は年齢を考えると極めていいという。
 2年前の手術医(工学部で光学を専攻してから医学部に変わったという)、なかなかの名医だったのである。
 近距離である程度幅のある「近近」を発注、出来上がりは来週になる。
 寒い。中崎から梅田回りで帰る。
 ヘップ5から地下に潜る手前で、角田町の神社にお詣り。
  *
 ここは「歯」専門だが、ついでに眼のお礼を申し上げ、あわせて別の器官についても、今月のお礼と来月もよろしくとお願いする。なんでもかんでも拝み倒しの日々であるなあ。
 午後は穴蔵にこもる。
 ちょっと雪が舞ったそうだが気づかなかった。

2月20日(木) 中之島クロス
 晴。寒いのであった。
 終日穴蔵……の予定だったが、昼前に中之島クロスから電話があり、今日中に出向いた方がいいような。
 地下鉄で梅田まで行ったら、バスは出た後。桜橋口からリーガロイヤルのシャトルバスに便乗する。
 ロイヤル周辺は工事だらけ。
 メインはなにわ筋線「中之島」駅だが、その東西に広い更地や駐車場が多く、大きな施設ができるような。
 完成は見られそうにないが。
 中之島クロスの用件は20分ほどで終わり、出てきたら空が曇り、雪が舞っていた。
 帰路は堂島川の歩道を梅田まで歩く。
 思い出して、アバンザ裏の堂島薬師堂に参拝する。
  *
 今月のお礼と来月もよろしくとお願い。拝み倒しである。
 ジュンク堂に寄り、地下街を歩き、ヨドバシ、紀伊国屋経由で帰館。9000歩ほどになった。

2月21日(金) KLL例会
 寒波が居座って、本日も寒。
 ちょっと迷ったが、明日から世間は3連休なので、本日も出かけることにする。
 昼前に出て、阪急で県境を越えて三宮へ。2ヶ月ぶりである。
 東遊園地を眺める。先月(1/17)の行事の跡はもう何もなし。
  *
 色々な事情から、来月から来られるかどうか微妙である。見納めにはならないだろうが。
 午後、隣接のセンターで神戸文芸ラボ(KLL)例会。
 本日はエッセイ中心なので、関連して話題が広がり、雑談会の雰囲気になった。
・貸金庫事情について詳しいエッセイがあり、さらに知りたいことが色々出てくる。愛人が棄てた1千億円の暗号資産とか。
・別嬪(これは差別用語と間違われるらしい)だった小学同級生、晩婚で、20歳ほど年下の男といっしょになったが、「どうしようもない亭主」だと「60歳の同窓会」で聞いたという話。これは詳細を調べて書いてくれなくては。
・総合病院で検査のたらい回し。うーん。みちのく記念病院とどうちがうか……たぶん全然ちがうのだろうが、構造的にはどうなのか。
 など、ややこしい話ほど面白い。これも年齢のせいか、当方の体調のせいか。
 まず体力を取り戻さねばいかんなあ……と寒風に吹かれながらの帰路で痛感するのであった。

2月22日(土) 穴蔵
 3連休の初日。寒いのであった。
 終日穴蔵。
 不調である。終活(雑誌類の処分)少しばかり。ほとんど何もせず。

2月23日(日) 穴蔵
 早寝したら2時前に目が覚めてしまった。
・BSで『21ブリッジ』を見る。初見。
 マンハッタンの全ブリッジを封鎖して、逃亡するコカイン強奪犯と追い詰める刑事のと攻防を描くアクション・ミステリー。
 ボヤッと観ている分にはまあまあの作品だが、警官やマフィアが射殺されるシーンの連続は飽きてくるな。寝起きに見るものでもなし。
 目は覚めてきたけど。
 3連休の中日。
 本日も終日穴蔵。
 ぼちぼちと終活(雑誌類の処分)を続ける。
・「文学界」昭37年4月号。なぜこんな号があるのだ(学生時代のなら龍野のはず)。何が読みたかったのかも不明。
「学生作家 大江健三郎と宇能鴻一郎の対談」が載っていて(『鯨神』で芥川賞受賞直後と思うが)、
 宇能「ぼくはやっぱり風俗小説を書いてみたいと思っていますよ」と発言しているのに妙に感心した。
・「新潮」昭44年12月号。これは丸山健二の中篇『315號室』を覚えている。再読、やっぱりよくわからない作品。
 商社勤務でテレックスのオペレーター時代の体験。独身寮の個室、食堂、通勤経路、職場がただただ細かく描写してあるだけで200枚。こっそり原稿用紙を広げようとする場面はあるが、内容には触れず。……わたくしは入社から5年間、寮生活だったが、個室ではなく、プライベートな空間がまったくなかった。商社はいいなあと思ったものであった。
 やっと2冊廃棄。終活、さっぱり進まなんなあ。

2月24日(月) 穴蔵
 3連休の最終日。終日穴蔵。
 予報では寒波は今日が最終日で、大阪市内も雪の予報……意外にも的中した。
・午前、大阪マラソンの中継。なんとなく見てしまう。
 選手諸君、時々雪の舞う中を走っていた。
 コースが変わったというがよくわからん。ただ、最後の10キロ、勝山通から今里筋を北上するコースは、クライマックスとしての面白みに欠けるなあ。谷町筋を北上させるのは酷だろうが。
・午後、BSで『ライトスタッフ』(オリジナル版)を見はじめるが、さすがに3時間はつらく、途中でやめる(眠ってしまう)。
 原作はこんなに「家族ドラマ」の要素が濃厚だった記憶がない。トム・ウルフ「ザ・ライト・スタッフ」はどこかに突っ込んであるはずだが、出てこない。龍野のダンボールか。
・夕刻、下の公園でどこかの団体が集会をはじめた。拡声器の声が響いてくる。
 よく土曜日にやっていた「梅田解放区」ではないらしい。
  *
 夕食時に、「イスラエルは戦争をやめろ」と繰り返しつつ、正ちゃんの角を曲がって南へ去る。
 よくわからんままだが、寒い中、ご苦労さん。前後のポリさんも。

2月25日(火) 穴蔵
 やつと3連休が明け、普通の日。
 晴。予報通り暖かそうだが、出歩く気分になれず。
 終日穴蔵。だらだらと終活の続行。
・午後、BSで『サブウェイ123 激突』(2009)を見る。初見。
 『サブウェイ・パニック』(1974)のリメイクと思ったら、間にテレビ用『サブウェイ・パニック 1:23PM』があり、3回目の映画化らしい。
 最初の『サブウェイ・パニック』は、ウォルター・マッソーとロバート・ショウの対決で、役者は最高なのに、見たのが『新幹線大爆破』(1975)と同時期だったから、期待外れだったことだけ覚えている。
 今回もあまり期待せずに見たら、まあまあの出来であった。『21ブリッジ』より(殺しが少ない分)だいぶいい。

2月26日(水) 穴蔵/ウロウロ
 早寝したら(夜中に一度小用で目覚めたが)8時間ほど眠り、5時頃に起床。
 久しぶりによく寝た。その割りにアタマは働かず。少し歩くことにする。
 昼過ぎに出て、天満商店街へ。
 先週注文した老眼鏡の受け取り。
 あと、商店街を歩いていて、東側の路地にある沖向地蔵尊を思い出してお詣りする。
 今月のお礼と来月もよろしく。こればっかり。
  *
 天六の「今昔館」の裏手だが、ふつうに歩いたら(日除けで隠されているから)見逃してしまうだろう。
 大阪七墓のひとつ、葭原墓地の名残り。
 わが町内の南浜墓地(ここは残っている)と、人骨1500体を埋め直したグラングリーン南西角の梅田墓地(ここに地蔵尊はできるのか? タワマンだけだとバチが当たるぞ)とともに、通りかかると参拝する3墓地のひとつである。
 天気がいいので、そのまま天八〜長柄橋南詰まで歩き、淀川左岸堤を東へ。
 毛馬堤から淀川大堰閘門の工事現場を見る。
  *
 閘門下流の水路はまだ塞がれていて、船が通過した気配はなし。3月16日に開通の予定だから、桜の頃にまた来ることにしよう。
 毛馬閘門を東に渡り、蕪村の碑にも参拝。
 蕪村公園を抜けて城北公園通りに出たら、ちょうどバスが来たので、毛馬橋からバスで帰館。
 7500歩ほどになった。

2月27日(木) 穴蔵
 晴。外は暖かそうな。
 終日穴蔵。
 老眼鏡を新調したので、本はまあまあ読めるようになった。おかげで終活は停滞する。
・本日、大阪市内が路上喫煙禁止になって1ヶ月。
 テレビで指導員が集団(4人)でひとりから1000円巻き上げている場面が放映されたが、効率が悪そうな。
「過料千円を徴収した件数が施行前に比べ半減した」という記事を見かけたが、こんな非効率な徴収数で比較する意味があるのか。
 そもそも「施行前」から1000円巻き上げ制度があったとは知らなかった。
 昼、ちょっとオモテに出てみたが、相変わらず盛大にやっとる。
  *
 公園にも5、6人いるから、指導員、こちらへ来ればすぐ15000円ほど稼げまっせ。
 ……などといいつつ、わたくしは現制度はやめて、以前(5年ほど前だったはず)の単純な「分煙」に戻した方がいいと思っている。
「飲食店やオフィスなど屋内は原則禁煙」としたから路上喫煙が増えた。
 それ以前の10年間ほど、席が分煙さえしてあれば、副流煙に悩まされた記憶はない。よく行く飲食店といえばヤキトリ・焼肉・うなぎなど換気の行き届いた店が多く、タバコの煙が横に流れてくることはなかった。
 屋内分煙を徹底して、オフィスでも吸えるようにしてやれよ。

2月28日(金) 穴蔵
 曇天。終日穴蔵。
 気温の変化、室温・外気・アメダスそろって昨日とほぼ同じだが、じっとしていると体が冷えてくる。
 昼過ぎに市営廃墟を見下ろすと、シロクロがトラ(野良)を見張っている。
  *
 昨日は10センチくらいの距離で唸りあっていたらしい。
 暖かくなって、ネコも活動し始めたらしい。
 見倣わなくては……と思うものの、わたくしの場合は桜の頃だな。
・「」3月号。巻頭の筒井康隆「黒澤組」には驚いた。
 配役は全部ソラでいえる。つづけて「喜八組」もお願いできないだろうか。
・「新潮」3月号。巻頭の筒井康隆「妖精」には驚いた。
 そして同じ号の岡田利規「中之島15の場所での物語」がちょっと気になった。
 これは「クリエイティブアイランド中之島」との共同企画なんだろうか。
 中之島を「創造的な実験島」にする壮大な企画らしいのだが、(はじめて知ったばかりで)全体像がまだよくわからない。
 15の場所には最近の新しい施設が多いが、中之島クロスは入ってないし、なにわ筋線が通るとさらに増えそうだし。
 いつまで見物できるかわからないが、注目して見守りたい。


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