『マッドサイエンティストの手帳』749
●マッドサイエンティスト日記(2021年2月後半)
主な事件
・穴蔵の日々
2月16日(火) 穴蔵/ウロウロ
終日穴蔵。雑事多少あるものの、8割がた痴呆老人状態で過ごす。
骨折の痕に違和感あり、膝が少し痛む。
動かない日が続くと無理もない。先日から室内を歩くのも面倒になってきた。
午後、お代官様のいいつけを破って、人気のない道を散歩することにする。
晴れて暖……のはずが、風が結構冷たい。
梅田貨物線の地下化工事現場に沿って歩く。
*
近所の豊崎第6架道橋、地下への入り口が見えてきた。
このあたりが地表。ここから西に下っていく。電車が潜るのは2年ほど先だが。
スカイビルあたりまで歩き、地下道を潜り、グラフロ西側から戻る。
1時間ほど。6000歩を超えた。脚膝はまあまあ。
2月17日(水) 穴蔵
曇天、寒そうな日である。
終日穴蔵。
外は昼間ほとんど5℃。
コタツに潜り込んで、本を読むか居眠りして過ごす。
2月18日(木) 穴蔵
晴。あとは昨日と同じ。
夕食時に専属料理人のいうには、一時雪が舞ったとか。
外は見ず、レースのカーテン越しでは、終日晴れてる印象しかなかった。
刺激的な本を読み、面白い原稿を読み、興味深い資料にも接したのだが、後日に。
一杯飲んで早寝させていただく。
2月19日(金) 神戸新聞文化センター
ちょっと寝すぎて午前5時半に目覚める。
6時過ぎ……パーサヴィアランスの火星着陸を確認(ネット中継はうまくつながらなかった)。
何よりであった。
昼前に出て、阪急で三宮へ。
神戸新聞文化センターの講座。
なかなか面白いのであった。
夕刻帰館。
ハードSF研公報205号が届く。
日本新記録達成……別カテゴリーでは世界記録も更新中である。
何よりであった。
大阪府が淀川大堰に閘門を作る予算を盛り込んだというニュース。
大阪万博の水路として船が通過できるようにするらしい。
これは7,8年前に浮上して立ち消えになってた案ではないのか? 確か南海トラフ地震を想定して(毛馬閘門より大きい)大阪湾と淀川の水路を確保するためだったと思うが。
誰が潰して誰が復活させたのか……調べてみることにしよう。
わしゃ淀川側にも閘門建造案、反対ではないよ。むしろ大賛成。ただ淀川描写に矛盾が生じると困るのである。
2月20日(土) 穴蔵/ウロウロ
朝だ。午前4時はまだ暗いのであった。
午前中、穴蔵にてあれやこれや。
10時過ぎに出て、地下鉄で淀屋橋へ。
北浜のモリタ万年筆店へ修理が終わったモンブラン149を受け取りに行く。
万年筆一筋、よくやってはると思う。
万年筆職人という立場をきちんと確立しはったのは、立派としかいえない。
それに較べて、けしからんのが時計職人である。機械時計が電気時計に変わって半世紀、機械時計が直せない「職人」が、電池の交換だけで食ってるのではないか……ま、わしはソーラー時計だから関係ないけど。
快晴で暖かい。北浜界隈を散歩する。
難波橋からバラ園を眺める。
*
冬のバラ園はなかなかつまらん。
中之島から老松町を抜け北上、2年前ならどこかで昼飯なのだが、外食する気になれず、中崎町を抜けて、中本酒店で吉乃川を買って帰館。
昼はイカの一夜干しと山芋で吉乃川を一献。
*
7千歩ほど歩いたあとだから、たまらんなあ。あとは更科蕎麦をたぐる。
昼間からこんなことやってていいのかと思うが……いいのである。
午後は穴蔵にて本を読んで過ごす。
夕刻、久しぶりに入浴してさっぱり。
夜は翁豆腐の湯豆腐、肉とオニオン炒めたん、サラダなどでビール。
*
あと早春パスタで白ワイン。八尾の「若ごぼう」(この季節しか出回らないが、なかなか)の和風パスタである。うまっ。
毎晩こんなことやってていいのかと思うが……いいのである。
いつどうなるやらわからんのだからな。
2月21日(日) 穴蔵
・ネットで第41回日本SF大賞の結果を知る。2作受賞。
菅浩江『歓喜の歌 博物館惑星V』
林譲治『星系出雲の兵站』全9巻
菅さんが、博物館惑星『永遠の森』で推理作家協会賞を受賞されたのが20年前であった。再開されたシリーズでの受賞というのは喜ばしい。
林譲治さんは、いつ受賞しても不思議でない人だった。このあたり谷甲州さんに似ている。代表作となるシリーズでの受賞、なによりである。
おめでとうございます。ともに関西在住というのもうれしい。
・晴れて暖かく、4月の陽気らしいが、穴蔵にいると実感できない。
花粉が増えてきたから、ガラス戸も開けず。
終日穴蔵。
・確定申告の計算を行う。
ネット申告をちょっとやりかけたが、手順を確認するのが(年のせいで)恐ろしく面倒である。
Excelでフォームを作っているから、パソコンの方が早いはず。
集計してみて驚いたのが「経費」の激変である。
「交通費」が1/50ほどに減ってた。この1年、上京せず、ホテルに宿泊することなく、何度かの播州龍野行もクルマに便乗だからなあ。市内をうろうろしても1乗車50円だし。
「通信費」は高騰……これはスマホをせい。メールしか使わないから、格安に切り替えるか、廃棄だな。
「書籍費」は毎年低下。これは買って保管に困る(遺族が始末に苦労する)と考え出したせいである。
書籍と同じ「資料費」として認められている「CD、コンサート、ライブ」費用(そのためにジャズ関係のエッセイやライナーは無償で引き受けてきた)は、去年はほぼゼロである。落語会も同じ事情。
肝心の「収入」「所得」は……壊滅状態。嗚呼。
ま、わずかな源泉徴収は取り戻せそうである。
ただ……2,3年先には「新コロナ特別税」なんてものが待ち受けているのではないか。
・ネットで笹倉明氏が「我欲と放蕩の果てに」にタイで出家、チェンマイの町を托鉢に回っているという記事を見る。
竹本健治さんは眉村ファンで、たいへんありがたいニュースが入ったのだが……と、なぜこんな名が出てくるのか、わからんだろうな。
いずれそのうちに。
2月22日(月) 穴蔵
昼、確定申告に大淀税務署まで。提出のみ。
5人ほど並んでいたが、10分ほどで終わる。
暖かく春の陽気である。
散歩しようか迷うが、面倒になり、まっすぐ帰館。
ひと仕事終えた気分になり、あとは本を読んで過ごす。
たちまち夕刻。本日は休肝日。
つまらん日である。
2月23日(火) 穴蔵/ウロウロ
目覚めれば休日であった。天皇誕生日とは知らなかった。
仕事するつもりが、拍子抜けというか。
世間に合わせて、穴蔵でボケーーーッと過ごす……
つもりでいたら、結構忙しくなった。
海外は関係ないからな。
昨年で終了したはずのタイムマシン業(おれはもう隠居のつもり)、奇跡的というか、最後の1台の輸出が決まって、その関係の連絡であれやこれや。
国内の運送諸君も動いている。ありがたいことである。
書類のサインにモンブラン149も活躍する。
午後、スカイビル北側の北郵便局まで、工事中の梅田貨物線に沿って歩く。
豊崎第6架道橋は線路工事が迫ってきた。
その西、中津架道橋は地下掘削中。この少し西側が地下への出入口。
さらに西、能勢街道架道橋は地下線路の天井工事中。
そして、中国街道の架道橋は地下の掘削は終わり、クルマも普通に通っている。
*
線路の地下への切り替え(梅田新駅開業)は2年後。
その後も数年、旧線路はそのままだろう。
貨物線が地下化しても、能勢街道以西はかわり映えしない街並みであるようだ。
2月24日(水) 穴蔵
定刻4時に起きて、しばらくBSでニュースを見る。
山火事とかコロナで、たいしたニュースなし。
しばらくマジメに机に向かう。
6時半にまたニュースみたら、タイガー・ウッズの交通事故の速報を流している。日本時間午前5時頃の事故らしい。
国際報道も早くなったものだなあ。
終日穴蔵。
昨日の続きで雑事多し。
SF系はさっぱり。
2月25日(木) 穴蔵
晴れた空そよがない風。
穴蔵にて「待機状態」で過ごす。通関の連絡待ち。
SF系に集中すればいいのだが、気分落ち着かず、たいしたことできない1日。
机から左下に見える風景。
*
1月ほど前に始まった駐車場の取り壊し、先日終わったところ、今日1日でアスファルトを敷いて工事車が立ち去った。
あとは普通の駐車スペースになるのか?
一ヶ月で作業は着実に進行している。
それに引き換え、わしゃなんたる為体……嗚呼。
2月26日(金) 穴蔵
朝だ。まだ浅田飴ではない。机に向かってたら、9時頃に降り出したようである。
終日穴蔵。
連絡事項が錯綜して、慌ただしい日であった。
しかしSF系の仕事も少しはするのであった。
たちまち夕刻。
夜、専属料理人が絵にかいたようなご馳走を並べた。
忘れていた。本日は226で、山下さんの誕生日なのであった。おお、江古田のバディで演ってはるのだ。便乗してうちも記念日。
ミニステーキと刺身少量が並ぶ。
*
ステーキと海鮮料理は「断らない女」山田真貴子広報官が菅義偉の息子からおごってもらった74,203円の豪華料理である。
こちらはたぶん価格1/100ほどのミニチュア版。しかし、これで十分である。ビールと吉乃川をいただく。うまっ。
山田真貴子はこの100倍もいい目をしているのか。ま、官僚だからな。
まあまあ仕事もしたし、いい日であった。
2月27日(土) 穴蔵
晴れて、たぶん暖。
終日穴蔵。
机に向かって過ごす。作業の進捗はともかく、私は変わったのである。
外に見える工事現場、朝からアスファルトにライン引き、昼にパーキングブロックを固定し、夕刻フェンスで囲って、普通の駐車場が完成した。
*
エレベーター付きの老朽モータープールを解体して、月極の駐車場にするのだろうか。
人を雇わぬ堅実経営なら、賢明な判断に思える。注目して見守りたい。
たちまち夕刻。
平目のソテーと麻婆豆腐という不思議な組み合わせでビール。
餃子を作るのが面倒になったのだとか。
困ったものだ。
2月28日(日) 穴蔵
陰から晴。外はたぶん暖。
終日穴蔵にて机に向かう。私は変わったのである。
しまった、午後はシンギュラリティサロン(オンライン開催)だったのを忘れていた。
後で記録を探すことにしよう。
たちまち夕刻。
専属料理人の並べた数皿で一献。
*
本日も「肉と海鮮」のご馳走。肉は豚の細切れに近いスペアリブ、刺身は盛り合わせを小分けしたもの。
山田真貴子が菅のボンクラ息子から奢ってもらった(ただし返金したとか)74,203円の豪華料理の、たぶん1/100程度のものである。
結構いけるので、おれはこれで十分。まだ贅沢なので、山田真貴子の1/200程度でいいと思っているほどだ。
何喰いよったのだ、あの連中。(国民の)食い物の恨みは大きいぞ。
2月が終わる。明日から大阪は緊急事態解除だが、どうせ3月半(2週間後)から感染者急増だろうな。
近いうち播州龍野の用件だけ片づけて、また穴蔵生活を継続することにしよう。
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