『マッドサイエンティストの手帳』144
●マッドサイエンティスト日記(2000年3月前半)
主な事件
・徳間文芸賞贈賞式(3日)
・ゾンビー面の鳩山由紀夫はどうしようもないやつだな。(8日)
・宇宙作家クラブ・大阪例会(11日)
・歌野晶午「安達ヶ原の鬼密室」を読む(12日)
2000年
3月1日(水)
ボンクラサラリーマン、終日ボンクラ仕事のあと、夕方から某新聞社の某松記者と某堀記者と珍しくも小林泰三さんが出てきて、4人で梅田のヤキトリ屋「てころ」でビール。東京転勤だった某松記者が久しぶりに大阪に戻ってきたということで、歓迎飲み会。某堀記者と小林さんはたぶんほとんど同じキャンパスにいたはずの関係。両記者それぞれに落語好き、SF好きである。
記者であるので顔写真は「遠慮」ということで、小林さんと記念撮影。
小林さんと並ぶとこちらの老化がめだっていやなんだけどね。
サントリー5へ移動して23時頃まで。
何か面白いことをやろうという話。実現しますか……。
3月2日(木)
前夜夜更かししたために、珍しく目覚まし時計で起きる。5時半に家を出て、東尾道にある関係会社に8時着。昼までここにいて、午後2時過ぎに姫路近くにある某社。夕方までここにいて夜帰阪。頭を使わない分、体だけはよく動く。
3月3日(金)
朝3時から2時間原稿を書いてメール発送。またも本日6時半のひかり。本日は東行き。新横浜でおりてゴソゴソ。午後、都内ウロウロ。
夕方、東京會舘へ。徳間文芸賞贈賞式に出る。
深夜まで色々。
3月4日(土)
7時に目覚ましで起床。うーん、このところ目覚ましで起きる日が多くなったなあ。
ひかりで東京から大阪、そのまま姫路まで。土曜操業の某社、午後なら会長殿が時間がとれるということであったが、メールの行き違いか、無駄足。こちらの連絡ミスか秘書がいかんのか。メールの着信確認ができないのは、やっぱりまずいなあ。
そのまま播州龍野の実家に帰る。久しぶりに実家泊。
……いかん、くしゃみ連発。こちらは早くも花粉か飛び交っているのか。今シーズンの花粉症、本日引き金が引かれた気配。
と、突然実家まで電話。上京前にメール送稿したコラム、○○行オーバーでっせ。しもた。エディターの行数設定のミスらしい。FAX送ってもらって修正、流行作家なみである。
3月5日(日)
昼前に実家を出て午後帰阪。
ちと動きすぎで疲労が堆積。雑読。ごろ寝。
神戸大の院生・和久浩之さん(建設学)が送ってくれた修士論文「梅田地下街に関する研究」を読む。参考文献に拙作「梅田地下オデッセイ」があげられていて恐縮する。……論文であるが、これはたいへん楽しい論文で、フィールドワーク(というんでしょうなあ)が徹底している。よく歩いたなあと感心。写真が多いのもうれしい。歴史的な記述でも、知らないことが多い。……ネット掲載はPDFなので読みにくいかもしれないが、写真を見ていくだけでも結構面白いのでご訪問を。
3月6日(月)
ボンサラ、誠実に手抜き仕事。つまらん日である。
3月7日(火)
4時に起きたらボンクラ息子その2がリビングでゲームをしておる。もう実質的な春休みであるらしい。本日より朝食はひとりで作るから起床の必要なしと宣告する。ボンクラ息子の母親、ボンクラ息子の弁当作りのためには早起きするが、ご主人様のためにはなあ……。これから1月、朝食は午前5時にシフトさせることにする。
嗚呼……。
3月8日(水)
ボンサラ、誠実に仕事。長野からの遠来の客あり肉体労働、横浜より遠来の客あり頭脳アルコール労働、ややこしい日である。
中目黒付近で地下鉄千代田線の脱線事故。
夜、テレビでニュースを見ていたら、国会中継のビデオ。ゾンビーみたいな鳩山由紀夫が「笑いながら」質問。事故連絡の時に小渕が散髪していたことを取り上げている。アホウ。笑いながら質問することか。事故報告のあと散髪に行ったのならともかく。「10分で切り上げた」と笑って答えたオブチもだらしない。同じサル芝居でも血相変えてどなりつけるくらいの演技力がないのかしらん。……がどちらがアホかといえば、笑いながら仕掛けた鳩山。この政党、どうしようもないなあ。ブレインがいかんのじゃないか。ハゲ頭の五十嵐敬喜なんかとつるんでいるからじゃないのかねえ。
3月9日(木)
ボンサラ、誠実に手抜き仕事。つまらん日である。
3月10日(金)
ボンサラ、誠実に手抜き仕事。つまらん日である。
週末で飲みに行くものスキーらしきもの色々あるが、遊びに行くこともなく帰宅。雑読。
3月11日(土)
久しぶりに雨の休日である。が、あまり落ち着いて原稿も書けず。
午後、梅田へ。宇宙作家クラブ大阪例会。雨のせいか、集まりはいまひとつである。会場に使ってきた「ほとんど混むことのない喫茶店」大都、いつも使用する奥の一角がサロン風に改装されている。ピアノが置かれて、カラオケ用も可能な雰囲気。午後5時からは居酒屋営業になるらしい。
午後6時頃、ビアホールへ場所を移そうと立ち上がったところへ、ピアノ・コーナーの客らしいオバサン、「これから歌うから聴いていってよ」……うーん、決して毛嫌いして逃げるわけではなく、懇親会の方への参加メンバーがいると待たせてはいけないからなのであります。聴きたくもなかったけど。
ニュートーキョーで1時間ほどビールをつきあって中座。
専属料理人が風邪気味なので食料品を買って帰ることになっているため。
阪神デパートの食品売場がすぐ上なので一巡。西側から、ワイン→総菜→鮮魚コーナー→弁当売場の順になる。鮮魚と弁当のコーナーは午後7時を過ぎて安売り時間になっているから、目移りしてしょうがない。
順序が悪かった。赤ワイン、中華サラダ、生牡蠣、いくら弁当というヘンな組み合わせになってしまった。
3月12日(日)
10時頃、雨が上がったので自転車で会社へ。月曜朝までに準備する資料かまだできていないため。昼過ぎまで。
帰りに旭屋で本数冊。……帰宅後、先日、山田正紀さんとの話でちょっと話題にのぼった歌野晶午「安達ヶ原の鬼密室」を読む。なるほど変なことを思いつく人もいるものだと感心。これはむろんSFにも応用可能だが、トリックとSFのアイデアは質が違うからなあ。
3月13日(月)
新聞休刊日。朝することがなく、6時にひとりで朝食。7時前に出社。9時まで資料作成、9時15分……こんな作業、ほとんど無駄と判明。ボンサラの本領発揮の週明けである。中編がボツになるのはこんな気分であろうか。
血圧高騰の週明けである。
3月14日(火)
クシャミ鼻水に加えてノドに痛み。花粉症なのか風邪なのかわからない。適当なクスリ(たぶん風邪薬)を飲むと、午後やたら眠い。
ボンサラ、正真正銘の手抜き仕事。
3月15日(水)
よくわからんまま起床して、マスクをして出社。思考朦朧。朝、たぶん風邪薬を飲んだためである。「副作用」だけがよく効く。ますますボンクラ化していく。
『マッドサイエンティストの手帳』メニューヘ [次回へ] [前回へ]
HomePage