『マッドサイエンティストの手帳』27
●マッドサイエンティストの正装
主な事件
・フォーマルスーツを入手
「いろもの物理学者」前野昌弘さんが、昨年のワールドコンのおみやげということで、「白衣」を贈ってくださった。いかにもアメリカ製(ということは中国製か)らしいヨレヨレで、そこに雰囲気があって素晴らしい。
凄いのは背中のイラスト。MAD SCIENTIST'S UNION ロゴ入りで、なにやら怪しげな実験をしている絵なのだが、おっさんがカウンターで酔いつぶれているようにも、ビル・エヴァンスが鍵盤に向かっているようにも見える。
SF大会の「S年F組」に白衣を着て出たのは2回ある。1回目が「超伝導講座」。2回目がハマコンにおける「危機管理法またはパソコンによるデータベース構築法」という、およそタイトルからは想像もつかない内容の「講義」をやった。これは自画自賛するようだが、「危機」の質といい、分析対象の下品さといい、講師自身の緊張感といい、かつその分析の精密さといい、なかなかの出来映えで、この年、「暗黒星雲賞」を受賞した。
「他人に見せてはダメだぞ」とビデオ撮影者には伝えたが、あのビデオ、残っていたら「演者」にのみダビングしていただけませんか? このページでお気づきになったら、ぜひともよろしく。
というわけで、今後、この白衣を「正装」といたします。
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