『マッドサイエンティストの手帳』111
●山下洋輔さんの受賞を祝う会
山下洋輔さんの芸術選奨受賞、その他数々の受賞を祝う会が14日開催された。たいへんなものである。
6月14日(月)
午後7時、六本木のスイートベイジルへ。
「山下洋輔さんの芸術選奨受賞を祝う会」
受付に長い列ができいて、花輪がいっぱい。山下大輔氏からのもある。
フロアも2階席もぎっしりで、300人くらい?
林英哲の太鼓でオープニング。
まず今村昌平氏、つづいて丸谷才一氏が挨拶。ともに「ジャズは知らないが……」から始まる。今村監督は、しかし、その直感が当たって「カンゾー先生」音楽は見事な成功をおさめた。丸谷氏は最近の文春に関して「たいへんな名文家であることがわかった」……拍手も沸いたが「遅いよ」という声もあったぞ。この私がいったのだが。
乾杯は筒井康隆氏。「……これから(ステージに)出てくるメンバーのリストを見て恐ろしくなった……」。どうなるのであろうか。
しばらくはドラム堀越さんに、ギター、ベースのトリオ。これは歓談タイムということで、かなり静かに演奏。
やがてポンタグループなど登場して賑やかになってきた。バイオリン(斎藤ネコさん?)や色々あって覚えきれない。
タモリが登場して、山下さんに映画音楽を依頼した第1号は自分である……マイナーなプライベートフィルムに近い作品があって、これは「菊次郎の夏」の原型どころかずっと凄い作品なのだ……と、記憶が曖昧になってくるけど、まあそんな内容だった……ような気がする。
ジョージ川口、稲葉国光、杉本喜代志……とベテラン勢が続々登場。予想もしなかった顔ぶれである。
尾田悟氏と山下氏のデュオ。「アイ・サレンダー・ディア」これは素晴らしかった。
さらに坂田明、小山彰太、渡辺香津美トリオ。
そして最後は、
渡辺貞夫とのデュオであった。
会場では懐かしくも珍しくまたたいへんな方々に次々会う。
写真は軽薄にも小生がホームページ用にと撮影お願いした方々。
前にピットインで会った「森山威男保存会」の九州男2名、今回その夫人2名が参加である。「和ちゃん節ちゃん」の元スッチーコンビ。救命胴衣の付け方アナウンス+実技という本職芸がハチでバカ受けだった二人組。……つづいて香電子・渡辺香津美さん、リンクを張らせていただくことになった。……さらに筒井総長。「蘇える金狼」そのままである。わしゃ、何かあればチャカ持って駆けつけます。間に合わんだろうけど。
階段ですれちがったタモリ。山東鉄工所社長のご挨拶はしそびれた(と、何だかわからんでしょうが)……「追っかけページ」の功労者minさん(見上げるばかりです)と、ビレッジバンガード、じゃなかったセンターの中村社長。……そして女性に囲まれた坂田明さん。
他にも、とり・みき氏、奥成繁氏、かんべむさし(いまさらだが)、某タクマの若村専務とその一味、河野典生様、望月英明さん、筒井様令夫人、画家・伸輔氏、幸森くん、平石ちゃん、明田川様、梁石日様、日高敏隆先生、豊田有恒さん、難波弘之さん、他いっぱい(順序継承その他不統一)の人たちに会った。松井守男画伯も目撃した。
たいへんな夜であった。
「山下洋輔文化圏」の広さと深さに改めて感嘆する。
その周辺に生息できた幸せをかみしめる。
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