『マッドサイエンティストの手帳』242
●堀晃展 開催中です
大阪で「堀晃」展……やっぱり素晴らしい
堀晃の新作を中心に、ワカオユキカズ・ギャラリーで展覧会が開かれている。
『海の話』シリーズが中心。
青が微妙に変化している。
前回の大阪での個展から、また海と空の色が深みを増し、かつ明るい色調を帯びている。
ほしくなるなあ……。
ちなみにここの滝川雅弘さんの横に飾ってある絵は、わが穴蔵に所蔵している「鳥の時代」の堀晃作品なのである。
1枚、ちょっと変わったのも……。
長方形の厚い板に描かれた魚……
画廊の若尾さんに訊くと、↑右のは、漁師が舟で使っていた「まな板」に描かれた絵なのだという。
かなり使いこまれた板で、中央が少し凹んでいる。ここに魚を描くところがユーモア感覚だが、包丁跡らしい細かい線が無数に残っているのがいい。
今回、残念ながら堀晃さんは会場にはいない。次の大きな出展のためにアトリエに籠もっているらしい。
こっちの堀晃も穴蔵に籠もっているのだが、いかんなあ。少しは堀晃を見習わなければ。
……が、大阪近辺の方は、土日に梅田界隈に出かけられるついでがあれば、ぜひ堀晃の新作を見てください。
心安らぐはず。
堀 晃 −海から− 展
7月1日〜7日(日) 午前11〜午後6時
ワカオ ユキカズ ギャラリー
06-6365-5321
大阪市北区西天満4-2-4 美術ビル2階
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