『マッドサイエンティストの手帳』672

●マッドサイエンティスト日記(2018年1月後半)


主な事件
 ・播州龍野いたりきたり


1月16日(火) 今後の標準的1日/芥川賞候補作
 定刻午前4時に起きる。
 シンギュラリティに備えて「勤勉生活パターン」を維持することにする。
 きちんと机(PC)に向かう。
 6時にひとり朝食。
 午前中、机に向かう。勉学と仕事がはかどったかどうかは別。まあ、ムラはあるわなあ。
 正午に昼食。これは専属料理人が作ってくれる。
 しばらくボケーーーーッと過ごす。
 14時頃に散歩に出る。14℃で暖。ジュンクドーのぞき、梅田のチケットショップに寄り、うめきた2期地区へ。
  *
 新駅の工事現場を見物できる場所はごく限られている。地下空間を見物したいなあ。
 スカイビル方向へ。
  *
 ミニ哲学の道に人影なし。
 貨物線西側に沿って、15時半頃に帰館。6,000歩を超えた(目安は5,000歩/日)。
 夕刻までタイムマシ業その他の雑事。
 夜は専属料理人に色々(レンコンの挟み揚げとかサラダとかブルディガラの三日月パンとか)並べてもらってビール、安ワイン。
 と、19時20分頃にNHKニュースで芥川賞・直木賞の発表。
 残念ながら宮内悠介「ディレイ・エフェクト」の芥川賞受賞はならなかった。
 この作品、昨秋「たべるのがおそい」というマイナーな文芸誌に載ったのを読んでいて、芥川賞候補になったから、すごく期待していたのである。あまりにもストレートなSFだからである。現代と1944年が二重写しのように混在する。この設定自体、SFとしては斬新なアイデアではない。だが、おれにとっては、わが生年と現在が二重になった世界であり、この切迫感は他人事ではない。東京(大空襲が迫っている)と西播の生活はちがうが、デティルの書き込みも見事なもの。……おれの発言が選考に影響することなどないが、選考が終わるまでは、「これはストレートSFの傑作だ」と騒ぐことはせず、黙っていたのである。芥川賞初の本格SFとなってほしかったからである。
 選評が楽しみ……というしかないか。
 早寝するのである。

1月17日(水) 大阪→姫路→播州龍野
 定刻午前4時前に起きる。雨である。
 5時46分にしばし黙祷。しかし、やはり祈るより緊張感の方が強い。今にも激震に襲われるのではないか……
 これは生涯つづくだろうな。
 本日も「勤勉生活」のつもりだったが、所用発生。
 通勤ラッシュの終わった頃に姫路に向かう。
 母校に隣接する施設その他をうろうろ。来月に行う某行事の打合せなど。
 姫路城は小雨に煙っている。
  *
 午前中で片づけ、姫新線で播州龍野へ移動する。
 午後はタイムマシン格納庫にて見張り番。相棒の某くんが北陸方面に出張中(大雪の影響で予定が変わったり、たいへんである)のため、交替番である。
 夕刻、実家に帰る。
 18時過ぎれば暗く静かである。
 大阪から持ってきた総菜類その他並べて独酌。
 20時過ぎ、ベッドで本を読む。眠くなれば寝るのである。

1月18日(木) 播州龍野→大阪
 ビール飲んで早寝したら、午前1時頃に膀胱が張って目覚め、あと眠れなくなってしまった。
 播州龍野の夜はあまりにも静かで、意識がさえてしまう。
 朝まで断続的に読書。蔵書の8割はこちらにあるから、読む本に不自由しないのである。
 晴れて暖。
 朝8時半からタイムマシン格納庫にて見張り番を務める。
 意外に雑件あり。
 斜陽の時刻に切り上げ、夕刻に帰阪する。
 夜は専属料理人に色々(春巻きとか鰺のフライとかキャベツとか根野菜とか)並べてもらってビール、湯割り。
 早寝するのである。

1月19日(金) 穴蔵
 定刻午前4時に起き「生涯学習モード」の1日を送る。
 午前中とりあえず机に向かう。
 昼食後しばらく休憩。天気がいいので1時間ほど淀川堤を散歩。5,642歩。
 夜は専属料理人の作ったつくね鍋などでビール、湯割り。
※犬飼兵衛氏死去のニュース。
 朝日の阪神支局で赤報隊に銃撃された記者である。おれと同年。
 詳しくは書かないが、短歌の世界で、氏のご両親とうちの両親は親しくしていただいた仲である。
 ご夫妻ともに歌会始めに入選されている。
 老齢の播州龍野市民なら誰でも知っているはず。
 犬飼武「檣灯(しょうとう)はなほともりつつあさあけのうしほにのりて舟いでむとす」(昭和28年)
 犬飼篤子「早春の峠のみちはあかるくてもろ木の芽ふく匂ひただよふ」(昭和31年)
 播磨灘に出ると前者を、龍野公園から南への坂道を通ると後者を、いつも思い浮かべる。

1月20日(土) 穴蔵
 定刻午前4時に起き「生涯学習モード」入り。午前中は一応机に向かう。生産的なことができたかは別。
 昼、専属料理人が焼きそばを作るというので、ビール一杯。土曜だからいいであろう。
 午後、2時間ほど午睡。
 散歩はジュンクドー往復。2,591歩。ちと少ない。
 夜、専属料理人の並べた数皿でビール、安ワイン少しばかり。
 しばらくCDを聴き、早寝するつもり。
 こんな日が続くのであろう。

(つづく)


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