早朝グルメ案内3
●天五屋 (天神橋5丁目)
深夜営業のうなぎ屋
天満卸売市場近くで深夜営業のうなぎ屋として、これは雑誌などでよく紹介されている店。
与太呂とは角を曲がって30メートルほどの距離。
まさに、食は天五にあり、である。
この店はもう20年以上の馴染み。
ただし、営業形態が少しずつ変わって、ちょっと足が遠のいているかな。
昔はすごかった。
午前1時開店で売り切れるまで。……だいたい5時頃までかな。
いちばん安いのが「鰻丼300円」で、小松左京さんが「一辺食べたい」といっていた。
肝焼き、う巻き、鰻丼、肝吸いのフルコースで1000円以下。早朝にこんなの食べると、終日体力がみなぎっている感じであった。
客層が、酔客→水商売の帰り→市場関係者→サラリーマンの朝食と変わっていくもの面白かった。
今は、おかみさんが倒れ、おやっさんも高齢、おかみさんそっくりの娘さんも岐阜に嫁いで、すっかり代替わりしている。
いちばん安い鰻丼が450円。
客層も……まあ、これは世間一般が変わっているのだからしかたないが、マスコミなのかフリーターなのか学生なのかわからん人種が増えた。まあこっちもそうだけど。
いちばん変わったのは営業時間で、午後9時〜売り切れるまで。
午前4時頃までのことが多いが、日によっては2時に閉店のこともある。
だんだん普通の店になっていく。
この日(2001年9月3日午前3時)も、若い女性を引き連れた一団。男はテレビ局? 「一度HEP観に来てよ」「まあホンが出来たら見せて」なんていってたから、小劇団の「営業中」らしい。写真右端のネエちゃんがリーダー格らしく「予定調和って古くて新しいのよね」なんて気炎を上げていたが、前途多難の印象。
まあ、もうあまり来ることないけど。
まあしかし、ともかく昔なじみの店ではある。
天五屋
場所:JR環状線「天満」北側50メートル
延原倉庫の北側 天満卸売市場の西南付近
日〜金 PM9時頃〜翌朝、売り切れまで
土曜 休み
※土曜の夜〜日曜朝が休み。祝日前夜も休み。日曜祝日の深夜のは営業している。
※「だんだん普通の店」が「ごく普通の店」になり、営業時間が特別であること以外、ウナギ店としては特別の魅力はなくなった。
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