早朝グルメ案内11
●十八番 (天六)
純然たる朝食ならここに限る
午前4時59分に開店する中華店。
早朝は「朝食」メニューである。
実質朝5時開店だから、本欄「早朝グルメ」の時間帯からは外れている。
が、あえて紹介するのは、「朝飯専門」と考えれば、この店はやはり素晴らしいのである。
早朝、前の路上にクルマがずらり。客はほとんどがこれから働く人で、開店と同時にほぼ満席になる。
運ちゃんや、これから現場に向かうというガテン系の連中がぞくぞくと入ってくる。
酔っぱらいはいない。たまにビールを注文するのもいるが、あまり好まれない雰囲気である。
朝定食は豚汁・貝汁・味噌汁の3種類あり(冬は貝が粕汁に変わることも)、わしゃだいたい貝汁定食350円である。
いちばん人気は「豚汁定食」で、どんぶり鉢一杯の豚汁にごはん、漬物。350円。これでもかなりのボリュームで、ごはんは小でいいよという場合は「トンショー」という。
小鉢や玉子、のりなどはカンウターに並んでいるから勝手にとる。
入れ替わりが激しい。
ここで腰を据えて朝ビールなんてのは嫌われるからやらないように。
場所は天六、阪急共栄の北側……天六の立ち食いうどんの向かい側である。
だいぶ前だが、
朝は『十八番』、
昼は向かいの『立ち食いうどん』、
夜はここから少し東にある『上川屋』の湯豆腐で一杯
……と、3食を天六でという豪勢な食事をしたことがある。
まさに食は天六にあり。
なお、『十八番』天五店(中崎商店街を抜けて、天神橋筋東側)も今年から同じ「朝食」を始めた。
やはりお薦めは天六店である。
ただし、天五店は深夜も営業していて、中華メニューは朝まで食べられる。
※天六店は2009年4月、阪急共栄の西側(商店街)に移転、新装開店となった。
「天六うどん」と仲良く並んでいる。
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